これが私の生きる道

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人生について

2013年01月09日 15時59分36秒 | 思うこと
休み明けに出社して社内掲示板を確認すると
本社の方が1月3日に亡くなったという情報が載っていました。
その方は自分が入社したときに
総務部で色々世話してくれた方で
最近定年になって嘱託扱いになったので
まだ60歳を少し過ぎた位でした。

最近お会いすることはあまりなかったんですが
同僚の人で年末に会ったときも普通だったと言っていた位
意外すぎてびっくりしました。
死因が何かとかは聞いていないので
病気以外の原因も考えられますが
いずれにしろ早く過ぎる死には違いありません。

定年まで勤め上げて、これからセカンドライフをという矢先に
こういう最期を遂げることをどう思うかは
人それぞれの価値観で変わってくると思いますが
個人的には無念すぎるとしか思えません。
年金をもらえるのが65歳まで引き上げられるなど
老後の心配が尽きないのは理解していますが
それでも死ぬまでに仕事のしがらみから解放される期間がないというのは
どうにももったいないです。

家族をもっていたらそんなことは言っていられないでしょうが
自分ひとりだったら生きている間だけそれなりの生活を送れるだけのお金さえあれば
働く必要性を感じません。
70歳まで生きるとしても65歳まで働いていたら
あと5年しか残りはありません。
もちろん仕事をしているほうが幸せに感じる人がいるでしょうが
自分はそちら側の人間ではないことは間違いありません。

昨年は42歳という若さで経済評論家の金子さんも亡くなり
死というものを今まで以上に意識するようになりました。
今、世界中にいる何億人もの人全てが
150年後には間違いなくいないというのは事実なんですが、
普通に生活しているときは俄かには信じられないし忘れがちです。
それに死んだらただちに無になるということも
神様や宗教を使って、そんなことはないとごまかされがちです。

でも一回しかない人生で
やりたいことをしなかったり我慢ばかりしていることは
もったいなさすぎます。
例えば、仕事をしていて掛かる負担と
お金がないことによる負担と
自分にとってどちらの負担に耐えられるか知り
それを実行することが
実は幸せへの近道ではないでしょうか。
あとは仕事をしていない、という常識と世間体というものもプラスされますが。

人生について考えさせられたニュースがもう一つあって
元フジテレビアナウンサーのチノパンが死亡事故を起こしたことです。
普通に生きていて人を殺す確率がもっとも高いのが
自動車の運転時の事故だと思います。
自分も免許取り立てのときに自転車との接触事故を起こしたことがあって
時速5kmも出ていない徐行時でしたが
それでもぶつかったときはそれなりの衝撃があって
その夜は不安で仕方ありませんでした。

今回は被害者の方が死亡されているとのことで
その精神的なショックは計り知れないものがあります。
賠償金などは財力があるからそちらはあまり問題ないでしょうが
不可抗力とはいえ人一人殺してしまったという事実は
この先、一生背負っていかなくてはなりません。
これは常識的な人ほど辛いことに違いありません。

仕事の関係で運転していますが、本当はしたくありません。
いくら気を付けていても運が悪ければ
命を奪ってしまう可能性はゼロにはなりません。
でもまだ仕事でしょうがなく運転していた、ということが
精神的な部分で和らぐ要因にはなりますが
プライベートで運転していたらそれもありません。

在京の局アナから良家に嫁いで
客観的にも最高の人生だったのは誰もが認めるところで
幸せは完全に保証されていたのが
この事故でそれが全くなくなったばかりか
捉えようによっては不幸な人生に変わってしまったのです。
それは同乗していた家族にも言えることで
人生というのは不思議なものです。

自分のことを不幸だと思っていても
それなりに自由に生活していけているそのことに感謝できれば
ある程度の幸せを感じることはできるのかもしれません。


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