ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

藤田嗣治

2006年05月16日 | 文化・芸術

先週の金曜日:東京国立近代美術館で開催中の藤田嗣治展に行ってまいりましたー♪(5月21日まで)

ゴールデン・ウィーク前からずっと行きたかった展覧会。ものすごく混んでるというので、連休が明けるのを待ってたの。朝10時半に行って、1時間半かけて背伸びしたり牛歩したりしながら鑑賞。12時に出て来た時には入り口は長蛇の列で入場制限してるし。午前中に行ってよかったー・・

素晴らしかったです

美術館の出口の売店で、ポストカードとフジタの生涯について書かれた本を購入。

カップらやらコップやらクリアファイルやら商魂丸出し。フジタの生涯に思いを馳せると、切なくなる風景です。フジタ・グッズは飛ぶように売れてました。。

子供のいないフランス国籍のフジタ。一体誰が儲けてるんでしょう。フジタの絵の修復とか保存に使ってると思いたいなー・・


↑・・と、実はここまで金曜日にブログを書いて、セーブして、お茶をして、感動冷めやらない状態でまたブログの続きにフジタについてアツく書いて、久しぶりに硬派なブログを書いたわと鼻息荒くエンター・キーを押したつもりがその上のディレート・キーを押したようで・・

2時間近くもかかって書いたその後の文が消えたのさ。

もーすっかりやる気失ってブログから遠ざかるし。

だいたいはサクサクと書いてるヤザワのブログ。でもたまにすごく感動したことなんかについては:「なぜそれに感動したのか、どういう点が自分に共感を呼んだのか、どういうところを見習いたい、または取り入れることができると思ったか」ということを自分で確認するためにブログに書いておこうと思ってるの。

そういう時は、まるで企画書でも書くような集中力でもって文章も練ってるわけだ。

そうは思えないかもしれないけど。「真剣に。でも深刻じゃなく」←がモットーだから。まーそうは言っても余裕もなく必死こいてピアノなんかはやってるけど。それでも志は高くて:「重い内容は軽やかにウィットを交えながら、軽いどうでもいいことは、なるだけ細かく分析して知識と教養をキラ星のごとく散りばめて」話せるようなひとかどの人物になりたいなと。(←目標はヤザワのフランスでのピアノの先生、故クロード・エルフェ)

だからね:「フジタ、良かったよー」「えー?どんな感じ?」「ともかく素晴らしいって感じ。初めての大回顧展だし。あれは本物見ないとダメよ」→なーんて思考停止みたいなことはなるだけ言いたくないなと。

でも、消しちゃった文をも1度書く気には全然なれなくて。体力的に無理。すんごい真剣に書いてたんだもん。もうあのテンションには戻れないし。かと言ってひと言二言で表現できるほどには知性が足らないし。うー・・無念だー・・

『レオナール・フジタ展、素晴らしかったです』


日曜日:夕方に近所のマツモト夫妻に「今晩のゴハンは?」と聞いたら、隣の西荻に鉄板焼き&ワインが豊富に揃ってるお店に先々週行って、あんまり気に入ったから今日も行く、というのを聞いてヤザワも合流することに

この夫婦は地元グルメ開発のパイオニアみたいな方たちで、だいたい週末はご夫妻で食べ(飲み?)歩いているの。オススメのお店は美味しいお酒があって、お料理が美味しくて、リーズナブル(コスト・パフォーマンスがいい)。仲のいい夫婦だけど新婚てワケじゃないから、時々お邪魔虫してもいいよね?と思ってるヤザワも連れてってくれるの。奥さんのナルミさんはちぃ姉と同級生だし。

「やっぱさ!レストランで一番大事なことって、酒が沢山飲めるってことだよね!」と盛り上がってきました♪

酒が沢山飲める、というのはお料理が美味しくてお酒も弾む、ということなんだけど。それとお酒のセレクトが広いこと。

Grillかまくら(tel:3390-9933)もいろんな梅酒があって、日本酒で作った梅酒もあったな。ナルミさんに一口飲ませてもらったけど、さっぱりしてて美味しかった。日本酒の香りが飲んだあとに口で広がるの。

ヤザワはレモン酒のソーダ。それから先にワインを飲んでるマツモトさんに追いついて。

日本では珍しいコンク貝のグリルは、激ウマ

それにしても20年ぶりくらいで降りた隣の駅はすごくオシャレになっててビックリ。電車乗っちゃうと、新宿とか吉祥寺に出ちゃって、西荻なんかで降りなかったからねー。教習所以来。なんたって駅の改札の前にアイリッシュ・パブとかワイン・バーみたいなのがあるんだもん。西荻の住人だったら駅行く度に酔っぱらっちゃう。

と、お上りさんみたくキョロキョロしてるヤザワのために、食後は西荻散策。「ここのチキン・ライスが美味しいのよ」とかいろいろ教えてもらって帰ってきました

今度は自転車で行ってみよっと。

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タケノコPart.2

2006年05月04日 | グルメ

そそり立つタケノコ。

茹でたあと一晩かけて「えぐみ」を取ったタケノコの皮を剥いてみた姿。

なんか「エグ」くない? なんでこんな姿に?

茹でるときに穂先の方から包丁入れる切れ目の方向を間違ったのかしら

皮を剥いてったら、こんな形になったんだけど。八百屋とかで水に浸ってる茹でたタケノコの形とはだいぶ違うよね。本当はこの・・なんてゆーんですか、サオの部分??にも食べられる部分がもっと存在してるハズだよね??

それともこのタケノコはハズレだったのけ

あーもーよく分かんないわーとりあえず美味しければ別にイんだけどさー・・・なんか不安。

ということで、連休中は引きこもって仕事をしてるというジャズ評論家のヨコイさんに

「ねーねーお仕事の息抜きにウチにタケノコ食べに来ません?昨日、新鮮なタケノコを買って、茹でて一晩かけてアク抜きをしてえぐみを取ったところなんです」「へえ!?ずいぶんマメなことしてるのねー」「ええ!なんだか新鮮で可愛くておいしそーですよ?タケノコごはんとか煮物とか作ろうと思うんですが」「お!行くタケノコならなんか輸入モノのビール持ってくわー」「ナイスです!ソレとエプロンもご持参いただくとさらにナイスです♪」「・・・了解」

せっかくヨコイさんをお招きしたのでメニューもゴージャスにすることに。

本日は:山ウドの酢みそ和え(初挑戦)
    タケノコとふきとがんもの煮物(初挑戦)
    アスパラのおひたし(ヨコイさんのレパートリー)
    肉じゃが(ヤザワの数少ない和食レパートリー) 
    タケノコごはん(初挑戦)

を作ります 

「・・・なんでこんなことになってるの?」とヨコイさんも吹き出したタケノコの勇姿。ちなみに横はがんもデス。

↑根元は刻んでタケノコごはんの具にしました!これから残りの部分をがんもとふきで煮物にします。

ヤザワんちに到着した途端、エプロンを付けてせっせとジャガイモやらニンジンの皮むきをしてくれてるヨコイさん。それでもこのタケノコに包丁を入れるのは忍びないそうで、「キャーなんかかわいそー・・切って?」だって。

招いた手前、やっぱり料理はタケノコ初心者でもヤザワが采配をふるうことに。

端午の節句、万歳 



出来上がり!

ごはんはサイコーです 煮物も、ざくざくと切ったタケノコがゴージャスで、今回はちゃんとアク抜きしたふきと共に、上品な味わい!タケノコがぽくぽくしてておいしーいシアワセ~



アスパラはたたいた梅干しをペーストみたく乗せて、軽くぽん酢をかけたヨコイ流おひたし。美味!
肉じゃがも美味しくできました
山ウドが・・2口以上食べると「修行」な感じはするんですが

大変楽しかったです

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タケノコ

2006年05月03日 | グルメ

ゴールデン・ウィークに入った途端、快調です

もしかしてやっぱり『ふきのアク』が効いたのかも

薬じゃないんで即効性はないんだろうけど、こうなるとガセネタではなかった気がします。

苦かったけどね

こーなると今までめんどくさくて手を出さなかった食材にも挑戦してみたくなってきました!

朝が苦手なハズのヤザワがここんとこまるで時差にでもかかったように7時とかにスッキリと目覚めてマス

シャワーを浴びて、軽くバニラと散歩して、朝食を食べて、朝の奥様番組まで見てるし。

その奥様番組、「はなまるマーケット」で『タケノコ特番』をやっていたのに目が釘付け。

タケノコもめんどくさくて外食するか総菜屋で買っていた食材。今までならそんな番組は見ないで新聞の経済欄とかでも読んでるところ、ふきの煮物の一件で興味シンシンです!

番組はタケノコ掘りから始まって、どのくらい成長しているタケノコを掘るベシか、とか掘りたてのタケノコをまずその場で食べてみたりしてるの。掘りたてのタケノコはシャリシャリとして甘くて、梨みたいにフルーティーなんだそうだ。

その梨のように甘いタケノコが、掘られたことによって、ものすごいストレスを感じて「なんとか」(←忘れた)って物質が分泌されて、それがタケノコの「えぐみ」となるんだって。なので、掘ったらなるだけ早く茹でるのがいいらしい。これまですでに調理されたタケノコしか食べたことがないので『えぐみ』という味覚が今イチよく分からないけど、「エグい」という言葉はタケノコからきてたのかー・・とか新発見もいっぱい。(←正しい理解?

新鮮なタケノコの見分け方も教えてくれてます

根元のボチボチが赤いのが新鮮で、黒くなるほど掘ってから時間が経ってるんだって。穂先(というのか?)も黄色い方が新しいらしくて、緑のはやはり時間が経過していて「えぐみ」が強くなってるストレスまみれのタケノコらしい。

ほぉー。なんだかヤザワもストレスにまみれていないタケノコをゲットして、茹でてみたくなってきました

番組ではさらに、八百屋さんでタケノコを買うと、たいていタダで米ぬかをくれるはずだから忘れずにもらってきましょう、とか茹で方と茹で時間、その後の調理方法まで懇切丁寧なプログラム構成となっていて、目が離せません。

見終わって早速、八百屋に行ってみることに。

いっぱい売ってます!さすが季節の食材。同じ大きさでも、確かにボチボチが赤くて穂先が黄色いのは1コ¥500とかで、穂先が緑のは3個で¥500だったりしてます!!

奥さん、おとーさん、おばあちゃん達に混ざって、ヤザワも早速タケノコをゲットです
ちなみに八百屋さんでも魚屋さんでもヤザワを「おねーさん」と呼んでくれてマス

「コレとこっち、どー違うの?」とか八百屋のお兄ちゃんに質問したオジさんに「大きさ!」とかインチキ教えてるニィーちゃんとオジさんをフフン♪とか尻目に、その八百屋で一番根元のボチボチが赤いのと穂先が黄色いタケノコをゲットしたヤザワ。

隣でオジさんが「?なんでこのヒト、1本で¥500の買うんだろう??」と腑に落ちない顔をしてマス。

へっへー アタシはタケノコの目利きなのさっ と意気揚々と帰宅。

早起きするといいこともあるね

穂先を切り落として皮ごと40分ほどヌカと一緒に茹でたら、そのまま6時間放置するんだそうだ。
これでヌカとタケノコの皮がえぐみを吸収するんだって。茹で終わったら端っこをちょっとかじってみて「えぐみ」ってどんな味なのか体験してみよ。

それにしても、野菜もやっぱり生きてるんだよね。土から引き抜かれるとストレスが出るなんて。そういえば、八百屋さんでタケノコをくるんでもらって帰ってきてすぐ(10分以内)に包装紙を開いたら、穂先がすでに緑っぽくなっててビックリ。「いよいよ食われるんだー」というストレスなんだろうね。かわいそう。さっさと茹でてあげよう

明日はえぐみの取れたタケノコでタケノコご飯を作ってみます

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