梅雨明け宣言後、雷雨、大雨、洪水注意報が発令してる沖縄です〜
捻った足は:どうもヒビが入ってるようで、回復の兆しがないです
腫れが引いたら痛みの部分が明確になった。というのが進展でしょうか。
連日、湿度80%以上で気温30°という中、ギプスをしたら汗疹になって皮膚疾患で二重の苦しみとなるのでやめました。
身体にメチャクチャ良い食事をして、極力・安静&ホメオパシーで3週間ほどで治します
元々、アスリートみたいなものなので、食事さえ、ちゃんとすれば治りは早いんです。
グルテンフリーのホットケーキ朝ごはん コレ
熊本製粉株式会社 |
色々グルテンフリーのミックス粉を試してますが、コレは美味しかった。バナナとキュウイをパンケーキと一緒に食べてしまって、消化的にはアウトなんですが、私は胃腸がかなり丈夫なので、たまにはこういう禁じ手も使ってしまう。
本当はフルーツは単品で食べないとダメなんですけどね。今日はいいの
ココナッツオイルに塩が入った「バター」とメープルシロップで
オーガニックのダージリンは1杯目はレモンで2杯目は豆乳でミルクティー
夜ごはん
パンケーキが米粉で腹持ちが良かったから、おかずだけ食べたくておかずだけ。
冬瓜と切り干し大根の塩麹&ニンニクのお吸い物と麻婆ナス。3回づつ両方ともお代わりしてるし:笑。麻婆豆腐にもハマって、もうすでに台湾で1月に仕入れて来た豆板醤が2瓶め。挽肉の代わりはテンペ。愛用はここの。
ヤマク食品 テンペ100g×10袋 | |
ヤマク食品 |
ニラとネギと切り干し大根は自家製 晴れたら梅干しを干すんです
読んでる本
「フード左翼・・」以外の2冊は、20年近く前に買ってあった本。時々パラパラと読んでたけど、やっぱり、じっくりとは読めないな〜 クセナキスの『音楽と建築』の方がまだマシというか・・
一般(の日本)人は:「音楽とは人を癒したり勇気づけたりするものだ」と思っているでしょうが、ブーレーズとクセナキスにとってはそんなことは全っ然・ないのだ。
ブーレーズ:「思想のないものは音楽ではない」
クセナキス:「音楽とは辛く厳しく苦しいもの」
バレンボイム:「ブーレーズは頭で感じて心で考えるという究極のパラドックスを成し遂げた。我々は彼の音楽を通じてそれを体験できる」
どうですこの男らしさ
著作も「思想闘争」全開で、故にブーレーズとクセナキスはメシアン門下でありながら仲が悪い時期があり、ブーレーズの手配で、クセナキスはフランスで自作を発表できない状況に長らくあったのだよ。ミュライユもずいぶんブーレーズには意地悪されてたよな〜。戦場でも楽壇でもどこでも男は「敵を見つけて」理由をつけて・闘うという。
これだけ暑苦しいオス臭さムンムンの2人ながら、ヤザワはブーレーズのピアノ・ソナタ1番とか、フルートとピアノのためのソナチネ(←どこが?という難曲)は和声がきらびやかでカッコいいなぁと思う。他の有名なル・マルト・・・とかは、まさにクセナキスの「音楽とは辛く・・」とバレンボイムの言葉を彷彿とさせるものがある。晩年の「レポン」は初期作品に近い華やかさがあって好き
それにしてもブーレーズの講義をまとめた。というこの本は、かつての桐朋での三善晃先生の授業の数倍は難解で、それをよくまあ訳す気になったよなぁと感心というか茫然というか・・
弾くは読むより優し。というワケではないですが、ブーレーズのソナタが弾ける人口と、講義が理解できる人口が知りたい。両方できる。という人は世界でも50人いるという気がする。
昔はこういう「エリートのエリートによるエリートのための音楽」が好きだったんです。
パンピーが好むものはダサい。そんなダサいの聞いて弾いてられっか 脳が腐る。
と当時は本気で思ってたんですよ
そんな若かりし頃のヤザワの集大成が:「Serious=Japanese」と「Egoist」というダウンロード・アルバムで2枚あります。若い時ほど完璧主義で、音も・闇が煌めいたと思ったら鋭い刃で切られてたというような切れ味バツグンさ
ファッションでもそうだけど、エディターとかスタイリストとかヘンな格好してるよね。それなのに「エディターズ・ルック」とかバッグとか、無理に自分たちをトレンドにしようとする強引な姿勢にかつての自分を重ね見る気分。
と・よその業界のことも今はよく分かる
クセナキスの『音楽と建築』は高橋悠治氏の訳で、悠治さんは間違いなく「理解して弾ける」人で、西洋音楽史に名を刻む日本人ではある。ようするにそういう世界で、市場なんですよ。。
クセナキスはいまだに好きで、1年に1回以上は何か聞いてます。
ものすごく難解な世界でありながら、プリミティヴな高揚感がある。まるで「剣の舞」を聞いてるような感覚になるんです
フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 | |
速水健朗 | |
(朝日新書) |
比較文化論、大好き じっくり読めて面白かったです
「食べる物は着ているものなど以上に、その人の日常や思想を表すのだ」「食べる物を選ぶ。それだけで政治思想が分かる」「何でも好きな物を選ぶことができる現代では、その人の考え方やセンスを浮き彫りにしてしまうのが『消費』である」
という視点から、分析をして論じています。
いわゆるロハスとは、大都市限定で、ドが付くほどにリベラルな階層である。と著者は観察したようです。それも富裕層かクリエイティヴな仕事に就いている人間。
まあ・・そうかな 富裕じゃないクリエイティヴ系。。
その都市生活者の消費の最先端として、地方への移住、ロハスな生活があると。
しかし都会の匿名性に慣れている都会人は、田舎の濃密な人間関係(全て噂で筒抜け)には耐えられないと。それでカジュアルでコンフォートなオーガニック・レストラン(浮き島ガーデン)で、オーガニックワインを飲みながら、アルチザンの料理に舌鼓を打って、他人の噂話(←田舎者の証)以外の文化や芸術について、都会にいるかのようにアツく語るわけか。
確かに。「他人の噂話」なんて、他人が「自分の知り合いの有名人」の時しかしないわな、フツー。それも「自分はあの人の友達なの」が言いたいだけだから、テレビより情報少ないし:笑。無名の隣人の日常。とか、無名の隣人の奥さんがどうも浮気してるとか、そんなことはサラサラ興味がないのは都会人だから
これは日本に限ったことじゃなくて、以前に旅行でニュージーのオークランドから30分ほどの郊外の友人を訪ねた時、奥さん(キウィ)が、「あそこに日本人の〜が住んでてね、車がスポーツカーでね、すごく高いクールな車なの。彼はね・・・」みたいな話を、2時間ほどのディナーの間中していて、ビックリしたことがある。なんで北半球からはるばる旅行で来たヤザワに「近所の噂話」をするのかワケ分からんかったですよ。南半球とはいえ、先進国なんだから、もうちょっと話すことあるだろと思ったけど、世界中、人種問わず田舎ならどこにでもオバタリアン(←なつかしー)ているんだなーと発見した旅でした。
「フード左翼・・」本に戻って・・
「西海岸は基本的にリベラルな風土の場所である。一方(中略)南部はいまだに農業が中心的な産業であり、その生活は田舎に行けば南北戦争の時代から大きく変わっていないとまでいわれる」そう。
アメリカって広いよね。シリコンバレーもアメリカだよね 。
唯一、この本で「んコレは洗脳だ」と思ったのは:「有機栽培」に関してでしょうか。まるでモンサントの社員のごときの有機栽培バッシングで、ちょっとビックリ
まあ2013年の本なので、今頃はまた知識も増えて考えも変わってるとは思いたい。このようにしてモンサントは農家を破滅に追いやっていったのだ。というようなことを延々と書いてるんだもん。本はそのセクション以外は面白いのにー
最近・聞いてる音楽。コレ、カワイイ
Elements | |
Einaudi | |
マックス・リヒターやルドヴィコ・エイナウディら、ポスト・クラシカルの静かな潮流〈NaturaRhythm〉を代表する音楽家ガイド
ここで試聴も
ヨハンがドイツのクラシック音楽の名門グラモフォンからリリースということで、音楽界はここにきてようやく戦後70年の長い「前衛・現代音楽」の時代が終焉したようです。
グラモフォンはブーレーズを出してたんだからね。そうは言っても指揮のものがほとんどかな?
Orphee | |
Johann Johannsson | |
Deutsche Grammophon |
良かったです
ポスト・クラシカルの始祖ヨハン・ヨハンソン、自身の営みにおける喜びや悲しみをさまざまな音で表現した新作『Orphee』
ヨハンのインタビューもアップされてます
こうして見ると、ずいぶん遠くに来たものだな〜と我ながら思う
牛丼こそ食べたことない(ホントなんです)けど、ものすごい肉食だったワタシがヴェジになり、ブーレーズとか弾いて、シュトックハウゼンとか全集で持っていて、クセナキスとか聞いてたというのに、今や「ポスト・クラシカルのピアニスト」らしい
ヨハンの記事の下にヤザワの記事が「関連記事」で紹介されているので、よかったら見てみてね?