横井一江写真展 『革新者たちの肖像』 5/25 から6/6 まで → 『革新者たちの肖像』
この写真展にあたって横井さんはこのように準備されていたそうです。
『今日は写真展用のテストプリント持参で会場へ行って、そこの光源で見てチェックしてきます。それから再調整してプリントしてもらうのです。同じプリントでも光によって、随分見え方が違うのですよ。』
なるほどー。写真展でもリハがあるんですねー。照明の具合とか、照明もチェックするに違いない。こういうことをしてるから評論家とはいえ(ご本人は『評論家』と言われるのをエラく嫌がる。『ジャーナリスト』と呼ばれることにこだわっておられます。現役感がありますもんね:笑)横井さんはタダの評論家(笑)とか東電の幹部(現場と技術に疎い経営者)とは違って、演奏家にとってのリハとかこだわりを理解できるのかもしれないと思いました。
ご著書も刊行されました!
アヴァンギャルド・ジャズ ヨーロッパ フリーの軌跡 横井一江著 Now on sale!
ヨーロッパ・フリー・ジャズに特化した本ではありますが、横井さんはジャズ音楽史で教練を取られておりましたので、当然ジャズ全般の専門であられるわけです。そして現代音楽を含むクラシック音楽にも詳しい。さらに現代美術を含む美術、文学も詳しい。政治と経済も日経で書けるほど(笑)分かってるし。
そんな幅広く深い教養と知識をお持ちの横井さんが、ヨーロッパのフリー・ジャズに特化して執筆したわけです。
3流専門家、技術者にありがちな「私はコレに関してが専門ですから他のことはよく知りません」というヒトたちとはワケが違うわけです。
音楽もそうですが、芸術というのは人間の営みの総合的なものなので、1つのことだけ極めればその道のトップになる。というものでは全然ありません。幅広い知識の中からどこにフォーカスするか。ということなのです。プロのレベルというのは趣味で発表会に出るのとはワケが違うんですよ。それだけやってりゃいい。っていうのはトウシロなんだよ分かってんのかえっ
ヤザワのブログに:「音楽家は音楽で表現しろ」と自称ファン(笑:いちお、文句言うだけでなく気を遣ったんでしょね。フェミ男か?)のウザいおっさんが書き込んでましたが、「音楽はカラダにいい」とか、プロなら相づちも打ちたくなく、聞こえてないフリをしたくなるようなことを考えてるヒトが、今回の原発事故に対応する政治家や世の中を作り出したわけですよ。政治に関心なんか持ってないで、音楽家は音楽だけやれ。というように政治に無関心にさせるような発言をする中年~老人世代。
日本の中年オヤジにありがちな:「分からないことに首をつっこむな」「自分の仕事をまずきちんとやれ」みたいなことを、「そういうアンタはどんだけのもんなんだ」という立場を忘れて(あのコメントだ。およそ察しはつく:笑)匿名でも普段の実名の生活でもほざいては女子や男子に嫌われてしまうわけです。 だいたいこんなおやぢに言われなくてもやる時はやるんだからねこんなこと、ヤザワの親父(生存ちう)でもヤザワにほざいたら、要介護になっても放置するし(あら?虐待かしら?)、酒場だったら水をかけてやる(酒はもったいない:笑)。
先日、美容院に行ってカットしてきました。パリやニューヨークのヘア・サロンでは主体ですが、東京ではまだ珍しいドライ・カット(シャンプー前の乾いた状態でカット)。髪質を活かしたカットなのでブローも簡単、持ちもいいと、素晴らしいテクニックの美容師さんなのですが、放射能の話になった時に「こわいですよね。なんとか収まってほしいですよね」以外、何も話すことがありませんでした。(現在のヤザワの関心ごとの80%ですから~)
こういうタイプの日本人が人口の大多数とは思うのですが、やはり欧米人からすると:日本人の知能指数は12歳と言われても仕方がない。コメント書き込みのおっさんからすると手本とすべし日本人なんでしょうがね。だから日本人は世界からナメられんだよ
日本には「恥」という思想があるので、間違ったことをしたり聞いたりすることを極端に嫌うところがあり、未知の世界や分野に興味を持たないようにさせてしまう雰囲気があります。
しかし税金で運営している政治や生活に直結する経済のことは、理解する義務と責任が老若男女の国民にはあると思うのです。意見とその裏付けが言える程度には理解できていなければ社会人とはいえない。
日本人にとって信じることは美徳とされていますが、信じていた=(怠けて)調べなかったになってしまったのが今回の事故だったのではないかと、ヤザワも深く反省している次第であります。
自分が毎日使っている電気というものが、どのように生産されているのか、もっと考えるべきでした。口にする野菜は有機野菜や減農や無農薬だったり、化粧品は手作りだというのに。
くそっ!バカッ!アタシ!!砂上の楼閣を地で行ったな!!
手もとに、茨城県つくば市で去年作られた古代五色米があります。
『増田さんの古代五色米
古代米は、太古の昔から健康維持のための大切な食料として今に伝えられていました。増田さんは、栄養価の高い五種類の古代米を農薬、化学肥料を使用しないで大切に育てました。食べ物は歴史に裏付けられた「本物」でなければならない。増田さんの思いです。』
このような思いで育てられたお米。大切に味わって食べます。胸が痛みます。今年以降収穫の分はもう食べないでしょう。増田さんは東海村の原発のことをどう思っているのでしょうか。反対運動をしたことがあったのでしょうか。こういうお米を作っている人が、たとえ放射能で農地が汚染されたからといって、悲観して自殺したり、そしらぬフリをして出荷をしたりしないですむ保証や道筋を考えなくてはいけないと思います。
ヤザワも横井さんのように幅広く深い知識を持って、慕われるおねえさまに成長してゆきたいと思います。
「猛犬に注意」というシールを横井さんに貼られたことがあるんです。。