宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2008/11/29
学生時代からの友人であるpoptrip氏。いまは地元福井に家を建て、石川県に単身赴任中なのですが、彼のブログのおかげで遠くに住んでいても元気に暮らしていることが分かります。便利な時代になったものです。そんな彼がたまに東京へ出張などで来る時は、必ず声をかけてもらっている訳ですが、この日も出張のついでに延泊で東京にいるとのこと。数日前に連絡をもらって、彼のブログのネタにどこを案内しようか考えます。ちょうどこの日は珍しい三の酉の日。11月の酉の日に開かれる酉の市は、3回目の酉の日が巡ってくることは珍しく、三の酉のある年は火事が多いなどと言い伝えがあるなど、これはいいネタになると思い浅草駅で待ち合わせます。連日の浅草駅。三の酉があるせいか、浅草寺の参道ももの凄い人出ですね。昨日と同じく花やしきの横をかすめ、国際通りを北上します。徐々に人がぎゅうぎゅう状態になっていき、千束1丁目の交差点は渡ることができず右折。そこから待ち行列の最後尾について、牛歩状態になりました。



列についたのが時刻は16:50頃。再び国際通りに戻ってきたのが17:20頃。30分かかってます。そして100メートルほど先の鷲神社入り口まで、これが牛歩より遅いスピード。



ようやく鷲神社の入り口が見えてきたのが18:10頃。最後尾についてから1時間20分です。いやはや、長い道のりでした。2年前にお酉様に来た時は、一の酉だったことと遅い時間だったこともあり、こんなには時間がかかりませんでした。やはり三の酉は混むようですね。



2年前も発見した石原軍団のお名前。都知事のお名前もありました。



メインの提灯。上の方に、テレビで見たアド街ック天国の出演者の名前も確認出来ます。せっかくなので、最前列まで我慢してお賽銭を投げ入れます。時刻は18:30。いやはや疲れました。



熊手を売る境内のエリアは、それでも少し余裕がありました。ひととおり通りを歩きます。



20分ほどの滞在。poptrip氏はおみやげにミニ熊手をお買いあげ。ボク以上に人混みの苦手なpoptrip氏も満足していただけたようで、何より何より。鷲神社の裏手をでて、昔吉原という地名だった界隈を抜けて目指すは大林酒場。前回の訪問から2年を経て、2度目の訪問です。



暖簾をくぐり、大きなコの字型カウンターを右手に見て左側に並ぶテーブル席の1番奥にお邪魔します。こちらでは写真撮影禁止とのこと。カメラのことを忘れて、たまには呑みに専念しましょうか。まずは瓶ビールをもらって乾杯。おかずもいろいろともらいました。イワシ酢。肉どうふ。枝豆。ビールをもう1本もらってカジキフライも追加。お酒はあんまり呑まないpoptrip氏にビール瓶をゆだね、ボクは牛乳割りをもらうことにします。なんだか甘い感じのする牛乳割り。美味しいですね。前回美味しかった炒りぎんなんをもらうと、店主がぎんなんの割り方を指南してくれました。難しそうな表情の店主で怖いのかなと思いきや、時折見せる笑顔や会話がとっても柔らかい感じで意外。ほかにとろろ汁、ニラ玉、小松菜をいただき、牛乳割りは焼酎の中をおかわりします。1時間ちょっとの滞在でお会計。これだけ食べて呑んでもふたりで4,000円ちょっとでした。



古い日本建築で、天井の高さと広いフロアでまさに懐の深いお店。店主の暖かさにも触れることができ、素晴らしい大林再訪でした。時刻は19:45。poptrip氏とふたり、ほろ酔い加減でお店をあとにしたのでした。
(つづく)

コメント ( 4 ) | Trackback ( )




2008/11/28
この日の数日前に、はまださんから「伊野さんと喜美松に行きますが、ご一緒にいかがですか?」とお誘いをいただきます。古くから喜美松に通っていらっしゃるてりぃ~さんにご案内いただくということで、ももたまなさんもお誘いして全部で5人。是非是非!とお返事をして、この日をとっても楽しみにしていたのでした。ところが当日になって体調がイマイチ。夕方になり、徐々に回復して浅草へ向かうものの、体調が悪かったせいかぼんやりしていて、いつも持ち歩いている小さなデジカメをうっかり忘れてしまいました。ももたまなさんと浅草駅で合流。花やしきの横を通り抜け、喜美松への到着は19:14でした。



ケータイのカメラで撮ったのですが、やはり画像はダメダメです。この日の様子は、既にてりぃ~さん、伊野さん、はまださんともにアップされていて、以下のページで綺麗な画像が見られますので是非。

てりぃ~さんの記事(入口編)
てりぃ~さんの記事(デザート編)
伊野さんの記事
はまださんの記事(前編)
はまださんの記事(後編)

喜美松には、2年前のお酉様の帰りに寄って以来2度目なのですが、その時は4軒目でかなり酔っぱらっていてあんまり記憶が無かったので、実質今回が初めてのようなものです。大きな樽を横にした感じの入り口を入り、お店の中には既にてりぃ~さんと伊野さんがいらっしゃいます。遅くなってスミマセンとご挨拶、まずはビール(大瓶、660円)をいただいて乾杯です。この日もお車のてりぃ~さんはウーロン茶、伊野さんは既にお酒ですね。テーブルに到着済みの「ゆで豚」(600円)も美味しそう。「レバのたたき」(600円)もやってきました。



ひと切れは小さくなっているので、カットしてから周りをボイルしてあるのかもしれません。まったりとして濃厚な豚のレバ。美味しいです。



「ミニトマト」(350円)。みずみずしくて美味しいです。



これは「てっぽうの辛みそ」(500円)かな。招き猫が乗っかっている生ビールサーバーには、素敵なイラストが貼られてました。



豚さんの絵が可愛いですね。家族経営のこのお店。若い息子さんもお手伝いでフロアに出ていて、注文したモツ刺し盛り合わせを持ってきてくれました。



「それではご説明します。こちらがレバで、こちらがコブクロ。そしてこちらがタンと、こちらがキャン玉です」と丁寧に手を添えて解説してくれる姿が、何とも初々しくて可愛らしい。高校生とのことでしたが、もっと若い感じがしました。ももたまなさんとふたり、ビールを2本いただいた後は、ボトルを入れましょうかということで「縁」(3,000円)にシフトします。



そしてこの後、横浜から駆けつけたはまださんがようやく到着。5人揃って乾杯して、ここからさらに本格的にスタートです。モツ刺し、モツ焼きをいろいろ注文し、ワイワイと楽しく過ごします。お店の中心にある長いテーブル席。お隣には10人ほどの、親類の集まりと思しき団体さんが盛り上がってます。小上がりもカウンターも満席。さすが人気店ですね。てりぃ~さんに予約をしていただいていたのですんなり入れましたが、飛び込みで来ても入店出来ない確率が高そうです。最寄りの駅からも遠いこのお店、予約(早い時間なら可とのこと)はしておいた方がよいようです。前回、飛び込みではいることができたのはラッキーでした。

串ものもどれも美味しく、ハツのあらいやとんきもなども絶品。あれこれいろいろといただいて、焼酎も空いてボクはホッピーをもらうことにしました。



ホッピーは外のみで300円。それに、豚さんの可愛い小瓶に中2~3くらいの分量の焼酎が450円です。みなさんはデザートにシフト。ボクはちょっとトイレをお借りします。



ここにも可愛いイラストが。スタミナステーション。元気になれるって訳ですね。ボクもイマイチだった体調が完全復活。



常連のてりぃ~さんにご案内していただいて、このお店を充分堪能することができました。てりぃ~さん、ありがとうございました。22:30まで、たっぷり3時間半の滞在でお会計は5人で21,020円。この後お車のてりぃ~さんとはお店を出たところでお別れ。鶯谷までタクシーで移動し、山手線をぐるりと廻って高田馬場で西武線沿線のみなさんと別れて、渋谷で乗り換えて無事帰宅したのでした。

コメント ( 4 ) | Trackback ( )




2006/11/04
(続き)
丸千葉を出て鷲神社を目指す途中、そこはいわゆる吉原、天下の花街です。ボクの田舎、富士市はその昔吉原市、旧富士市、鷹岡町が合併してできたので、今でも吉原という地名は残っているのですが、その吉原とは全く関係ありません。こっちの吉原のほうが当然断然有名ですよね。完全にお上りさん状態でいろんなところを眺めながら、そうこうしているうちに街はお祭りムード。いよいよこのあたりから出店が出てきました。



やげんの唐辛子を、目の前で調合して販売してます。ここでもゴマ抜き六味は作ってもらえそうですが、ボクはすでにS先輩からいただいたものがあるので大丈夫。見物だけしてお店を素通りします。



そして入り口の目印が。相当人が多いのでしょう、かなり注意喚起に説得力のある横断幕ですね。



たくさんの提灯。夜なのに、付近は昼間のように明るいです。神社の中へ目指す人もどんどん増えてきました。



神社の中を通りぬけると、熊手を売っている屋台が固まってます。



有名人の名前がたくさん。こちらは石原ファミリーですね。あちこちで、お買いあげのたびに手拍子とかけ声があがり、とってもにぎやかです。我々は熊手も買わずにスルー。さらに出店などを冷やかしつつ浅草方面へ抜けます。さあ、お酉様後のお店はどこにしましょうかと相談していると、歩く酒場データベースのKさん、早速最寄りの有名店をピックアップしてくれます。入ったのは「喜美松」というお店です。



新鮮なモツの刺身をいただけるということで有名なお店のようです。入れるか中に入って様子を伺うと22時近くというのに店内は満席。でもちょうど入り口のあたり、4人がけのところにイスを一つ出してもらって5人着席することができました。少し歩いたので、みんな生ビールをいただきます。



そして注文をいろいろと考えますが、やっぱりモツのお刺身をいただきましょうということに。そしてやって来たお刺身がまたぴかぴかなこと。



ホント、どれも新鮮。しかし残念なことにこのあたりから記憶がかなり飛び始めました。



煮込みもいただいていたようです。どれもとっても美味しかったことと思います。ビールのあとにレモンハイなどをいただいたと思いますが、全く記憶が飛んでしまいました。あとは残った画像を頼りに、記憶を掘り起こす作業になっていきます。なにやら店員さんの記念写真なんかも残っていて、かなりゴキゲンだったと思われます。そしてどうやらお店を出たのは23:10頃。ここでS先輩がタクシーに乗って帰宅の徒に。S先輩を見送った記憶がかすかに残ってますが、その後はほぼ記憶なし。それでもKさんご夫妻、フルさんと4人で次のお店に向かったようです。
(つづく)

コメント ( 11 ) | Trackback ( )




2006/11/04
(続き)
感動の大林を出て、さらに浅草方面へ南下し東浅草二丁目の信号を左折していよいよお酉様へ向かおうとしますが、曲がったすぐ目に飛び込んできたのが丸千葉と書かれた濃紺の暖簾。



名店との噂はかねがね先陣のみなさまの記事をいろいろと拝見して知っていたお店。先程までの2軒で結構お酒の回ってきたボクは、すっかり寄る気マンマン。皆さんを強引に引き連れるようにしてお店に入ったのは19:35頃。店内はほぼ満席、大盛況ですがちょうど空いていたところに5人座らせていただきます。S先輩と呑んだフルさんは生ビール、Kさんとボクは瓶ビール、Cさんは濁り酒を注文。そしてレバ刺しと煮込みをいただくことに。



ぴっかぴかのレバ刺し。多分牛のレバですね。煮込みはいろんなところが混ざっていて、オーソドックスなタイプ。どちらも美味しいです。海の幸なども美味しいとのことで、シメサバをいただくことに。



これがまた素晴らしいシメサバ。脂がのっていて、そんなにかっちりと締まってなくて新鮮で美味しい。



しかし、ご近所の方々でしょうか。大入り満員です。料理も美味しくて値段もリーズナブル。店員さんたちもきびきびと働いて気持ちのいいお店です。やっぱり名店ですね。結局こちらにも約1時間お邪魔しちゃいました。



お店を出たのは20:40頃。そろそろいい感じに酔っぱらってきたようで、既に画像はぶれぶれ。しかし日本堤という地名は、酒場を巡るようになって初めて聞いた地名です。戦災にあってなくて古い建物も多い地域とのこと。今度は大林の明るい時間を目指して、午後から散策に来たいものです。しかし予定外の寄り道で時刻も結構遅くなってしまいました。今度こそ本日のメインイベント、お酉様を目指して歩き始めたのでした。
(つづく)

コメント ( 0 ) | Trackback ( )




2006/11/04
(続き)
鶯酒場を出て南千住の陸橋を南へ向かい、しばらく歩くとすぐにまわりの雰囲気がちょっぴり変わってきます。味わい深そうな酒場の看板がちらほら。「朝日銘酒ホール」という魅力的なネーミングの看板には明かりが付いてなく、ほかにもやっていないお店も多数。そんななか、大きな交差点にさしかかりました。



泪橋交差点。あしたのジョーの舞台になった、下町、山谷エリアの玄関ともいうべき場所らしいです。なんだか、泪橋というフレーズにちょっとあこがれていて、ようやく来られたこの場所。何となく感慨深いものがあります。そして信号を渡るとあるセブンイレブンは「世界本店」。以前は立ち飲みの名酒場だったそうですが、閉店してセブンイレブンになってしまったとのこと。それにしてもここが世界の中心といわんばかりの屋号に感心しつつ、さらに南へ進むと右側に目指すお店がありました。



大林。ずっと来たかったお店です。今回、お酉様にご一緒させていただくことになってから、歩く酒場データベースのKさんからS先輩でも大丈夫そうなお店をいろいろとご提案いただいたのですが、なんとしても大林には来たくて半ば強引に南千住集合としてしまったのでした。そしていよいよ暖簾をくぐってお店の中へ。まず、天井の高い思ったより広々とした空間に驚きます。そして、大きなコの字型カウンターの広々としたスペースに、寡黙な店主が迎え入れてくれます。お邪魔しますと、すいている奥の方のカウンターに着席しました。



着席して再度お店をぐるりと眺めます。奥に厨房があるらしい壁には、一面にメニューの短冊。そして右側にはテーブル席がいくつか。その向こうの窓からはとても素敵な庭が眺められるとのことで、Kさんご夫妻からは明るい時間の大林も素敵ですよ、と以前オススメいただいていたのでした。今回は夜なので、それは次回の楽しみにとっておくこととしてまずは酎ハイをいただきます。



注文すると店主が炭酸の栓を抜いて、ちょっとだけグラスに注いでくれて目の前におかれます。そこに残りの炭酸を注入して完成。すっきり味の酎ハイですね。ちなみにCさんは、昔懐かしい赤玉ポートワインを注文されました。一口いただくと、これがまたなんとも言えない甘さのワイン。日本で初めてワインが飲まれた頃の味だそうです。



おかずにはニラ玉と煮こごりを。どちらも安くて美味しい、そして酎ハイのアテにぴったりです。



ほかに焼銀杏もいただきました。手前にある木の棒は、銀杏の殻を割るためのもの。カウンターの内側に、注文したものを持ってくるたびに店主がチョークで線を引いていきます。店内は、徐々にお客さんも増えてきてカウンターも8割くらい埋まりました。テーブルの団体さんを除いてほとんどが一人客。みなさん静かにお酒とお店の雰囲気を楽しんでいます。しかし、寡黙な店主のおかげで終始店内の空気はぴりりと締まった感じ。我々も、心静かにお酒を楽しんで結局2時間。思ったより長居してしまいましたね。最後にあさり汁?をいただいて、ごちそうさまをしました。



お店を出たのが19:30過ぎ。憧れの大林、なんだか心が洗われるような、不思議と居心地のいい酒場でした。初めての憧れのお店をたっぷり満喫できて大満足。すがすがしい気持ちで大林をあとにしたのでした。
(つづく)

コメント ( 6 ) | Trackback ( )




2006/11/04
この数日前、仕事をしているとS先輩、珍しく「土曜日に呑みませんか」というお誘い。ちょうどこの日、浅草鷲(おおとり)神社の酉の市、一の酉にお出かけになるというKさんご夫妻に同行させていただくことになりました。前日、日比谷のワイン祭から二人で呑んだくれたフルさんも、かねがねS先輩とは一緒に呑みたいという話もあり、家庭の行事を済ませたあとに合流することになり急展開で5人、お酉様の前にちょっと呑みましょうということで集合は南千住に15:50。鶯酒場の口開けを狙うことにしました。



5人揃って目指す鶯酒場は駅前すぐ。16時ちょっと前でしたが暖簾は出ているのでお店に入ることにします。すると、渋い縦長のコの字型カウンターに、既に先客がお一人。愛想の良さそうな店主と、奥にそのおかあさんでしょうか。腰掛けていらっしゃいます。まずはビール(大瓶、500円)をいただき、おかずをみんなで考え中。結構豊富なメニューから、ついつい目移りしてしまいますがまずは煮込み(320円)をいただくことにしました。



オーソドックスな煮込み。シロのところが中心ですね。お通しは枝豆でした。5人でビール二本が終わる頃、ボクは酎ハイ(多分300円)をいただくことにします。



すっきり味、いわゆる炭酸だけのプレーンな感じの酎ハイ。美味しいですねえ。酎ハイのあとは、ホイスハイボール(300円)をおかわりしました。



ホイスの液は、既に焼酎が混ざった原液。それに炭酸を入れてできあがりです。薬膳のような独特な香りがあります。実はこのホイスの原液、白金台で作られているそうです。下町の味が、思いっきり山の手で作られているのですね。となりの、ふわっふわなはんぺん(2枚で210円)も美味しかった。結局1時間ほどの滞在でごちそうさま。次のお店を目指すことにします。



5人でお会計は4,000円ほど。安いですねぇ。ずっと来たかった鶯酒場、楽しい呑みツアーの幕開けには最適なお店となりました。



南千住の駅にかかる陸橋からは、ほぼ満月のお月様が綺麗に見えました。時刻は17時過ぎ。暗くなる時間も、すっかり早くなったものです。しばらく足を止めて月を眺めたのちに、日本堤方面へ向かいました。
(つづく)

コメント ( 4 ) | Trackback ( )



   次ページ »