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イマを見つめて
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中国・貴州騒乱、300人逮捕

2008年07月02日 16時56分00秒 | 社会・経済
中国・貴州騒乱、300人逮捕の情報 当局がネット閉鎖

中国貴州省で少女が強姦(ごうかん)されたとして起きた数万人規模の騒乱は6月30日、約2千人の武装警官や公安が鎮圧にあたり、沈静化した。香港の人権団体によると300人が逮捕された。騒乱は捜査に対する不信に加え、高級幹部や都市住民への農村部の不満が背景にあったことも明らかになってきた。
 中国当局は同日までに、騒乱の写真を掲載したインターネットのニュースサイトを閉鎖するなど、混乱の広がりを警戒している。
 騒乱が起きた甕安(おうあん)県の住民は30日、朝日新聞に「学生が公安に殴られていた」「主な通りは封鎖され、大勢の武装警官や公安当局者が巡回している」と話した。3人が死亡したとの情報もある。
 香港紙蘋果日報などによると、騒乱のきっかけは公安当局が少女の死を「自殺」と認定したこと。21日にこの少女の同級生で、地元の共産党幹部のめいが少女の親族に「自殺した」と電話。親族が河川敷に駆けつけた際、男2人が近くにいたことや、少女が水を飲んだ形跡がなかったことから、親族が自殺と認定した公安に抗議を始めたという。
 6月中旬、めいが少女に試験の回答を見せるよう求めたが断られたという情報や、現場にいた男が公安幹部の息子だという情報もネットなどで飛び交い、少女の同級生や住民が抗議に参加したという。同県の自営業者は朝日新聞に「亡くなった少女は農村部の出身者で、都市での農村出身の境遇に不満を持つ農民がデモに加わった」と話した。


こういうニュースを聞くと「中国って本当に酷い国」と感じる方も多いかもしれない。
しかし振り返れば、我が国でも栃木リンチ殺人事件のような事例もある。
政府や警察などの関係者が事件加害者として加わった場合、捜査に不正があったのではないか?と感じるのは仕方ないと思う。納得できない結果が出れば尚更だ。
もちろん、そういう権力とは無関係に、公正に捜査しているのが圧倒的と信じたい。しかし疑問を持たれても仕方ない事例があるのも事実だ。

検察には検察審査会がある。同じように警察にも組織とは完全に分離・独立している警察審査会のような機関が必要ではないかと感じる。


朝日、『素粒子・死に神』で遺族会に謝罪

2008年07月02日 04時53分00秒 | マスコミ
朝日新聞、『素粒子・死に神』問題で犯罪被害者遺族会に謝罪

3人組コントグループが演じるコントのひとつに、こんなパターンがある。
サラリーマン風の男2人が、お互いの趣味などを話し合っている。
1人が、おかしな物を好きだと告白する。それを聞いて笑いころげるもう1人。
そこへ2人の上司がやってくる。
「部長、聞いてくださいよ。コイツ、○○が好きだなんて言うんですよ。バカですよね~」
すると部長がムッとした様子で答える。
「わたしも○○好きなんだが、それが悪いのかね?!」
予想外の答えに唖然とする告げ口男。
「……実は、ぼくも○○が大好きだったんですよ」
――みたいなパターン。

朝日が鳩山法相に喧嘩を売ったのは確信犯と感じる。
怒るのを承知で、いやむしろ怒らせようとして書いたと思う。
従って、鳩山法相がどんなに怒って抗議しようと、それだけならば決して謝罪などしなかっただろう。
ところが想定外の犯罪被害者遺族会が出てきてしまった。
喧嘩相手としては分が悪すぎる。
朝日VS遺族となれば、誰が見ても悪者は朝日だ。
「犯罪被害者遺族にどんな気持ちを起こさせるか考えなかったのか」との質問には、「お気持ちに思いが至らなかった」とし
が、本音だろう。迂闊だったと臍を噛んでいる様子が手に取るようだ。

だが朝日を笑ってばかりはいられない。
実は筆者も挑発や喧嘩が結構好き(←しょうもねぇ~)。
何かにつけ込んで、日頃から快くなく感じている相手を、ついチクリとやってしまったりする。
ところが相手方に予想もしていなかった援軍が登場してしまい、一気に形勢が悪くなることがある。
喧嘩や挑発は慎重の上にも慎重を重ねなければならないもんだと自戒の念を持った(←その前に喧嘩や挑発を控えればwww?)。