年を取ると季節の変わり目には体の変調をきたす。
またしても、痛風になってしまった。これで4度目(2007,2009,2018,2021)となる。今回は最初は左足のかかとがピリピリして、特に気にもせずウォーキングしていたが、ある時、痛くて歩けなくなった。もう一週間以上経つ。医者に行っても例のごとく結果的には自然治癒で、炎症止め痛み止めはくれるが、痛風そのものを治療するわけではない。医者は保存治療と言う。あきらめて、安静にして痛みがなくなるのを待つのみである。
痛いだけで、機能的に問題があるわけではない。
痛いのを我慢すれば動き回ることができるが、我慢できないほどの痛みである。以前痛風になった時に買い揃えた松葉杖やステッキがそのまま使えたのはラッキーであった。痛い時は杖でなく松葉杖のお世話になる。病院に受診した時、初診で松葉杖をついていたので、看護婦さんが驚いていた。通常は病院で貸し出すものらしい。自分専用の松葉杖を持っている人は珍しいようだ。
少しずつ痛みはなくなっているが、
最初はアキレス腱のところ、次に足首、今は親指の付け根と移動して広がっている。靴が履けないのでサンダルのお世話になっている。困ったものである。あと、一週間くらいは我慢の日々が続くのだろう。どうしようもない。自分の治癒力を信じるだけである。それにしても人間にもたらされたどうしようもない現代病である。いったい、なぜこんな病気にかかるのだろう。
原始時代の人間の祖先は森に棲んでいた。
森には豊富な果物や木の実がたくさんあって、ビタミン摂取に問題がなかった。もともと人間は他の動物と同じように体内でビタミンCを作り出す能力を持っていたそうである。しかし、ビタミンCが豊富にある環境であったため、その能力がなくなったようである。その後、人類は自然環境の悪化で食糧難に陥り、その時に地上に落ちた腐りかかった木の実や果物さえも食べる必要があったが、これらに含まれるアルコールの消化能力がなかった。
しかし、人類はアルコール消化能力を獲得したのである。
そのために生き延びることができたのである。その後、人類は平原に進出する。平原には木の実や果物がなくて、生きるために必要なビタミンCを体外から摂取することができなくなった。しかし、ビタミンCは生命活動に必須である。そこで、ビタミンCに代わる「尿酸」を作り出す能力を人類は獲得した。尿酸はビタミンCよりも体に有効なものである。これでもってまたもや人類は生き延びることができた。
ただし、どういう訳か人類は尿酸を直接排出する機能を持たない。
尿酸を体内で分解処理して排出している。尿酸をたくさん必要とするのは鳥類である。確かに空中を翼を使って飛び回るためには膨大なエネルギーが必要で、そのためには大量の尿酸を必要とする。大量の尿酸は直接体外に排出せざるを得ない。鳥の糞が白色なのは尿酸を直接物質として排出している証拠である。人間も直接排出できれば痛風なんかにならないのであるが、産生した貴重な尿酸を有効に使うためのしくみだろう。困ったものである。
アルコールは痛風によくない。
なぜかというと、まずは体内の尿酸の産生を促す。次に尿酸の排出を阻害する。そして、利尿作用により水分排出するため、体内の尿酸の濃度を高める。尿酸貯めまくりである。どうやら、私の場合は痛風の主原因はアルコールのようである。プリン体が騒がれているが、体外から摂取される尿酸は三分の一以下であり、あとはほとんど体内で作り出されているのである。これを何とかしなければならない。ビタミンCを外部から摂取するために太古の昔獲得したアルコール消化機能が、尿酸獲得に作用しているのである。
アルコールについても面白い話がある。
アルコール分解酵素が少ない民族は東アジアを中心に広がっている。なんでそうなったのかは、健康のため敵視されているアセトアルデヒドである。アセトアルデヒドはある意味毒でもあるが、消毒殺菌作用がある。太古の昔東アジア中心に病原菌が広がり、アセトアルデヒドを体内に持っている人類が生き残ったのである。「酒は百薬の長」と言われる所以でもある。アセトアルデヒドを保有する人類とは、アルコール分解酵素が少ない人類である。東アジア以外の人種はアルコール分解酵素をたくさん持っている人が多い。大量の強い酒を飲んでもケロッとしている。
大量のアルコール分解酵素を持つ人種は、
アルコールをすべて分解して消化してしまう。そのために体内にアセトアルデヒドが残らない。アセトアルデヒドの消毒殺菌作用を利用できないのである。よって東アジアでは滅びてしまったことになる。そして、東アジアを中心に今でもアルコール分解酵素がないもしくは少ない民族が生き残っているのである。日本もこれに該当する。ただ、現在はアルコールは主に別の目的で使用され、脳を麻痺させて快楽状態にするための手段と化し、現代病を招いている。これも困ったものである。
いろいろ考えてみると、
原始時代からの人類の歴史から見渡すといろいろなことが見えてくる。地球創世の頃から考えるともっといろいろなことが見えてくる。人類創世の源である細胞の原料は宇宙からもたらされ、太陽光(特に紫外線や宇宙線)と海の環境で突然変異的にタンパク質や細胞が造成されたのである。そして、今の人類が存在し、私自身も存在する。不思議なものである。いずれも、因果必然ではあるが、人類が生き残るための手段として為された業であり、そのために人類は生き残って繁栄していることになる。
またしても、痛風になってしまった。これで4度目(2007,2009,2018,2021)となる。今回は最初は左足のかかとがピリピリして、特に気にもせずウォーキングしていたが、ある時、痛くて歩けなくなった。もう一週間以上経つ。医者に行っても例のごとく結果的には自然治癒で、炎症止め痛み止めはくれるが、痛風そのものを治療するわけではない。医者は保存治療と言う。あきらめて、安静にして痛みがなくなるのを待つのみである。
痛いだけで、機能的に問題があるわけではない。
痛いのを我慢すれば動き回ることができるが、我慢できないほどの痛みである。以前痛風になった時に買い揃えた松葉杖やステッキがそのまま使えたのはラッキーであった。痛い時は杖でなく松葉杖のお世話になる。病院に受診した時、初診で松葉杖をついていたので、看護婦さんが驚いていた。通常は病院で貸し出すものらしい。自分専用の松葉杖を持っている人は珍しいようだ。
少しずつ痛みはなくなっているが、
最初はアキレス腱のところ、次に足首、今は親指の付け根と移動して広がっている。靴が履けないのでサンダルのお世話になっている。困ったものである。あと、一週間くらいは我慢の日々が続くのだろう。どうしようもない。自分の治癒力を信じるだけである。それにしても人間にもたらされたどうしようもない現代病である。いったい、なぜこんな病気にかかるのだろう。
原始時代の人間の祖先は森に棲んでいた。
森には豊富な果物や木の実がたくさんあって、ビタミン摂取に問題がなかった。もともと人間は他の動物と同じように体内でビタミンCを作り出す能力を持っていたそうである。しかし、ビタミンCが豊富にある環境であったため、その能力がなくなったようである。その後、人類は自然環境の悪化で食糧難に陥り、その時に地上に落ちた腐りかかった木の実や果物さえも食べる必要があったが、これらに含まれるアルコールの消化能力がなかった。
しかし、人類はアルコール消化能力を獲得したのである。
そのために生き延びることができたのである。その後、人類は平原に進出する。平原には木の実や果物がなくて、生きるために必要なビタミンCを体外から摂取することができなくなった。しかし、ビタミンCは生命活動に必須である。そこで、ビタミンCに代わる「尿酸」を作り出す能力を人類は獲得した。尿酸はビタミンCよりも体に有効なものである。これでもってまたもや人類は生き延びることができた。
ただし、どういう訳か人類は尿酸を直接排出する機能を持たない。
尿酸を体内で分解処理して排出している。尿酸をたくさん必要とするのは鳥類である。確かに空中を翼を使って飛び回るためには膨大なエネルギーが必要で、そのためには大量の尿酸を必要とする。大量の尿酸は直接体外に排出せざるを得ない。鳥の糞が白色なのは尿酸を直接物質として排出している証拠である。人間も直接排出できれば痛風なんかにならないのであるが、産生した貴重な尿酸を有効に使うためのしくみだろう。困ったものである。
アルコールは痛風によくない。
なぜかというと、まずは体内の尿酸の産生を促す。次に尿酸の排出を阻害する。そして、利尿作用により水分排出するため、体内の尿酸の濃度を高める。尿酸貯めまくりである。どうやら、私の場合は痛風の主原因はアルコールのようである。プリン体が騒がれているが、体外から摂取される尿酸は三分の一以下であり、あとはほとんど体内で作り出されているのである。これを何とかしなければならない。ビタミンCを外部から摂取するために太古の昔獲得したアルコール消化機能が、尿酸獲得に作用しているのである。
アルコールについても面白い話がある。
アルコール分解酵素が少ない民族は東アジアを中心に広がっている。なんでそうなったのかは、健康のため敵視されているアセトアルデヒドである。アセトアルデヒドはある意味毒でもあるが、消毒殺菌作用がある。太古の昔東アジア中心に病原菌が広がり、アセトアルデヒドを体内に持っている人類が生き残ったのである。「酒は百薬の長」と言われる所以でもある。アセトアルデヒドを保有する人類とは、アルコール分解酵素が少ない人類である。東アジア以外の人種はアルコール分解酵素をたくさん持っている人が多い。大量の強い酒を飲んでもケロッとしている。
大量のアルコール分解酵素を持つ人種は、
アルコールをすべて分解して消化してしまう。そのために体内にアセトアルデヒドが残らない。アセトアルデヒドの消毒殺菌作用を利用できないのである。よって東アジアでは滅びてしまったことになる。そして、東アジアを中心に今でもアルコール分解酵素がないもしくは少ない民族が生き残っているのである。日本もこれに該当する。ただ、現在はアルコールは主に別の目的で使用され、脳を麻痺させて快楽状態にするための手段と化し、現代病を招いている。これも困ったものである。
いろいろ考えてみると、
原始時代からの人類の歴史から見渡すといろいろなことが見えてくる。地球創世の頃から考えるともっといろいろなことが見えてくる。人類創世の源である細胞の原料は宇宙からもたらされ、太陽光(特に紫外線や宇宙線)と海の環境で突然変異的にタンパク質や細胞が造成されたのである。そして、今の人類が存在し、私自身も存在する。不思議なものである。いずれも、因果必然ではあるが、人類が生き残るための手段として為された業であり、そのために人類は生き残って繁栄していることになる。
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