オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

憲法記念日って何か変

2006年05月06日 | Weblog

5月3日は憲法記念日であったが、

 これは日本国憲法の施行を記念した日である。問題はその施行の年である。なんと1947年なのである。日本国に憲法ができたのは1947年ではない。近代憲法で言えば、明治憲法は1890年11月29日に施行されているし、最も古い大宝律令は文武天皇により702年2月1日に頒布されているし、その後の養老律令は757年に施行し途中で形骸化したが形式上は明治維新で廃止されるまで約1100年間存在し続けた。

大宝律令施行の日を憲法記念日とすれば2月1日が正しい事になる。

 何で5月3日を憲法記念日としたのだろう。日本に真の憲法ができたのは第2次世界大戦後であり、その前の憲法は憲法ではないもしくは間違った憲法だったと言うのだろうか。何か変である。第2次世界大戦の占領下のドサクサにまぎれて占領軍もしくはアメリカに媚を売ったとしか思えない。当時の状況からは仕方なかったかもしれないが、変なものは変であり正すべきは正して旧来の正常な状態に戻すべきだと思う。

日本には第2次世界大戦直後のドタバタでの欠陥部分が現在もそのまま残っていると思う。

 憲法を戦後約60年間も改正できなかったのも占領軍が日本の軍国主義へ逆戻りを阻止するため簡単に改正できないように画策した仕組みであるし、政教分離も確かに国家神道を解体するのが主たる目的であったが、戦後の日本にキリスト教を普及させようと目論んだ政策でもある。侵略戦争遂行の経済的基盤を崩壊するための財閥解体と、その後の財閥復興を阻止する極端な累進課税制度も現在にそのまま影響を及ぼしている。確かに民主化はできたかもしれないが、日本はバラバラにされてしまった感がある。

現在の日本は、あまりにも「戦後」しか考えていない。

 第2次世界大戦の敗戦から全てが始まり、戦前の日本の歴史と伝統は全て御破算にしてしまっている感がある。第2次世界大戦を境に巨大な断層が生じていて、未だにその断層は修復されていない。古代の日本から現代の日本まで一本の歴史でつながっている感覚を取り戻す必要があるし、そろそろ第2次世界大戦の後遺症から脱却して、日本建国以来の歴史の中のひとコマと認識できるように心がける必要があるように思う。そして日本建国から現在までをつなぐ努力をしなければならないし、戦前の膨大な日本の歴史を捨て去るなんて言語道断である。


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