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面白いフィギャーを見つけた
音楽に合わせて動くのだ
そういっても、一頃はやった造花が、話しかけたり
手をたたいたりしたら、ひょこひょこ、動くようなものではない
JAZZのプレーヤーのフィギャーが、演奏しているように音楽と一緒に
動くのだ
ピアノパートはピアノのフィギャーのユニットのスピーカーから
トランペットはトランペットのユニットのスピーカーから音が出ると
ともに、フィギャーも動く
ウッドベースも、アルトサックスも、ギターも、勿論ドラムもそうなんだそうな
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言ってみれば、大人のオモチャだな
それも、40代以上50代60代の遊び心のある、
若い頃にJAZZの洗礼を受けた人たちには、たまらないオモチャだといえる
Little Jammer PRO
まあ、普通には、LPレコードをプレーヤーのターンテーブルに置き
くるくるっと、クリーナーで溝の埃を取って、
おもむろにピックアップアームを指で引っかけて
針をレコードの溝に入れる
椅子にどっしりと座り込んで音の出だしを確かめたら、
朝ならコーヒー、
昼下がりならレモンティー
夜早くなら、ウヰスキー、
世間が寝静まった頃は、ブランディー
を、口に含む
目をつむれば、そこには、往年のプレーヤー達の熱演がまぶたに浮かんでくる
足は自然にリズムを刻み、体は絶妙なフレーズの連続に揺れる
と、まあ、Jazzの楽しみは、自分の音楽の感性を刺激して、
そして、予想する次のフレーズ展開を裏切られるほどのアドリブにしびれる
それは、やっぱり、ライブで目の前にプレーヤーがいて、
胃袋を揺するようなウッドベースの響き、
ピアノのキィの上を滑るようにジャンプするような指先を見て
サックスのハートをくすぐるようなささやきに、実をゆだねる
うん、そうなんだよね、Jazzに限らず音楽は、生が最高
とはいっても、ライブのjazzを聴くって、なかなか、ままならないよね
時は移り、LPレコードはコレクションの位置に身を退け、CD、DVDの時代、
そんな、Jazzを愛する人たちのための「Little Jammer PRO」
良いですね
ただまあ、このフィギャーの動きをポツンと独りで見ながら、
Jazzを聴いているのを想像すると、ちと、寂しいたけぞうです