レンズの逆つけ-3

2007-12-17 23:50:37 | Camera

普通にマウントしている35mmF2D広角レンズ


リバース・マウント・アダプターを介して逆付けされた35mmF2D


リバース・マウント・アダプターをレンズ先端に付けた35mmF2D広角レンズ


普段隠れているマウント側のレンズ端保護のためにBR-3で保護する
BR-3を付けてもマウント側のレンズはむき出しだから
BR-3のねじにフィルターとフードを付けている


BR-2AとBR-3

左がBR-2Aでレンズ先端のねじ溝にねじ込んでマウントする
右がBR-3で、レンズ後ろ(通常のマウント側)を保護するアダプター


BR-2AとBR-3

この二つのマウントアダプターで、広角レンズを逆付けして
通常のマクロレンズ以上の接写が出来るようになる

レンズを逆に付けるのだから、カメラとレンズを繋ぐ電気接点はレンズの前に来てしまうから
カメラはレンズを認識しない
(D300のカメラのレンズ情報メニューで35mmF2Dのレンズーデータを
 設定する必要が有る)
また、レンズは固定焦点で、ピントリングを回してもピント合わせは出来ない

ピントはカメラを動かして被写体との距離を調節して合わせて撮ることになる

勿論カメラの手持ちなどでは被写界深度が極端に浅いためピントを合わすどころか
ブレのためにまともな写真は撮る事が出来ない

なんとも、やっかいな手間のかかる事なのである
三脚に固定しているとはいえ、シャッターを指で押しても振動でブレてしまう

そこで、また新たな機材を投入しないといけない


接写レール
カメラを右端のコルク部分にセットして、真ん中の二つのつまみで前後左右の
位置を動かして微妙なピントを合わせることが出来る

マルチコントローラー

カメラのシャッターを電気的に操作するコントローラー
単に、シャッターリリース機能だけのもので良いのだけれど、
このコントローラーはインターバルタイマー付きで
設定した時間間隔で自動でカメラのシャッターを切ってくれるものだ


アングルファインダー

プリズムで直角の位置からファインター像を見ることが出来る優れもの
そして、X2(二倍)の切り替えレバーで拡大画像が見られる
私の様に目の弱いものにとっては、ピントの確認のためと、
低い位置での撮影でも、腹ばいにならなくて済むので
野草などの撮影には必需品なのだ

後は三脚に接写レールを取り付け、接写をすることになる
三脚はカーボンファイバータイプのものだが、しっかりと押さえ込むか
重しをぶら下げるなどしてやらないとかなり揺れを感じてしまう

もっとも、野草の接写の場合は、三脚を地面すれすれに180度くらいに開いて
使うことが多いので
カメラ自身を上から押さえて撮影の瞬間のブレ防いでいる

なんとも大がかりな事になっしまったが、マウントアダプター以外は
以前に入手していたものなので、やっと出番になったものだ

野外での花達の接写は風との戦いである
まして被写界深度(ピントの合う範囲)の極端に狭いこの手の接写は
そよ風の様な風でも被写体はユラユラしてしまい、忍耐を強いられる

とんでもないことを知ってしまったから
これからの冬の季節、それなりに課題が出来たので退屈はしないだろう

しかし、もう一つの課題である富士山の撮影では300mmのレンズも欲しいし
ここ、しばらくはチョイ不良オヤジを返上して悪友達との外での飲む回数を減らして
レンズの沼に足を踏み込む覚悟を決めるしかないかな?

レンズの逆つけ-2

2007-12-17 23:18:32 | Camera

ホトケノザの閉鎖花


キツネノマゴ


エノコログサ

広角レンズの逆付けによる接写(1.4倍)

これまでも、マクロレンズを使って花の接写や水滴の接写をしてきた
そして、部分の拡大は狭い範囲を切り取って画像にしていた

このレンズの逆付けだと切り取り(クロップ)をしなくてもかなりの接写が出来る

本当のねらいは、水滴の接写をしたいからだけれど、とりあえずレンズにアダプターを
かましてカメラにセットして、庭の花達を撮ってみた
使ったレンズはNikkor35mmF2.0Dだから1.4倍の接写を
したことになるようだ

こうなると広角20mmのレンズを手に入れて、もっと大きな接写をしてみたくなってしまう