イヌキクイモ
頭の「イヌ」という言葉は植物の場合は
あまり役に立たないという意味をもっている
本家の「キクイモ」は根茎が大きく芋状で
飢饉の時の非常食になるが
イヌキクイモは芋が大きくならず食用にはならない
菊の花のようなヒマワリの小さいような花の姿だ
キク科ヒマワリ属だからそんな感じは正しいんだろう
この花は我が家を立てる前の荒れた土地に咲いていたもので
いわば、先住民なのだ
雑草を掘り返してススキやらスギナの根を取り除いた際に
小さな芋状の根塊を垣根の傍に1つ残した
それが毎年夏になると背高く茎を伸ばして花を付けてくれている
なにやら、子供の頃に見た風景のようで
捨てがたいのである