落花生

2009-08-17 22:44:39 | 徒然に
今日は涼しい朝風に背中を押されて
庭の蔓延った夏草を刈り、庭木の剪定をした

去年の夏に、張り切って大きくなりすぎた木を切っていたら
地上5m位の枝の上でアシナガバチに刺された

奴は下の生け垣に巣を作っていたようで
上からばさばさと太い枝が落ちてくるので
託く、気分を害したようだ

でっ、その犯人を見つけてブゥンと舞い上がり
ノコギリを持っている災いの元の右手の親指にふわっと留まり
きわめて上品に、優雅な腰の捻りを見せて
痺れるほどの痛さの警告を私に与えた

えっ、なに、ハチ?
スローモーションに動くハチなど見たこと無いのに
こんなに優雅に一刺しするハチなんて初めてだ

刺された後、何を考えたかというと、次の一刺しを警戒した
でも、優雅なハチは警告を私に与えた後、すぅっと下の方に降りていった

そんなことを一瞬に考えながら、現実には手に持ったノコギリを
親指の付け根を刺された反動で、手のひらを開いて
はらりと下に落としていた

そして左手でしっかりしがみついていた枝から太い幹に手を移して
とびとびの枝に足をかけて落ちるように地面までたどり着いた

幸い、アシナガバチだったので傷みもさほど強くなく
手を水で洗いキンカンを塗りつけた

今年はハチの姿を多く見る
春以降に沢山の毛虫を見ているから、毛虫を幼虫の餌にするハチたちの
子育てが進んでハチたちのコロニーも大きくなったんだろう

そんな訳で根夏の庭仕事はしたくなくて、するすると先延ばしにしていたが
夏草の伸びるのは早くて、ヤムを得ず思い腰を上げたわけだ

あららっ、
書き始めにイメージしたのは、夏の日差しの中で庭仕事をして
シャワーを浴びた後のビールのうまさを書きたかったのに・・・

でっ落花生である

不思議な花なのだ
何せ花はみんな咲いた後は花弁を落とし実を付ける

だが、落花生というくらいだからこの花は咲いた後茎を曲げて
地中に潜って土の中で実を付けるのだ

ヒョウタンのようなくびれたシワシワの殻の中で
茶色の薄皮に覆われた美味しい落花生(ピーナッツ)を大きく育てる

ぱりっと割って中の実を甘皮のまま口に放り投げる
コリコリと噛めば、おお、ピーナッツ
はちゃめちゃながら、ビールを飲んでピーナッツを囓って、うたた寝してしまった

夕方の西の空のあかね色を見て、あららっ、写真撮りに行けないジャン

呑兵衛は、何時も何かで損をしているものだ





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