ニホンタンポポ(日本蒲公英)
キク科
日本の古来からの在来種のタンポポである
普通に見かけるタンポポは外来種の「西洋タンポポ」であることが多い
違いは花の下の総苞片が反り返っているかどうかで見分けられる
近頃は、外来種と在来種の「雑種」が増えているという
ニホンタンポポと帰化タンポポの遺伝的関係によれば、ニホンタンポポが減少していく訳が分かる
生命力の違いと自然環境の悪化で、純粋な種が絶滅していく・・・
悲しいことだ
ただ、見方を変えれば、そうして自然は進化?してきたのだから
私ごときが嘆いても、詮無いことかも知れない
ただ、私にとって救いなのは、私の庭に何時の頃からか
ニホンタンポポが咲いていてくれることだ
セイヨウタンポポは、自分自身で種を作ってしまう
ニホンタンポポは、他の花の花粉を貰わないと種が出来ない
だから、ミツバチやハナアブの訪問は大歓迎なのだ
ニホンタンポポの葉は、まあ、食べたいくらいに大きく葉を張り出している ^^
この画像のタンポポは、まだ幼いものだから、小さな葉を慎ましやかに広げて
初めての花を咲かせているけれど
モグラのトンネルの進路に当たったばかりに、ゴボウのような根を
欠き切られ、今はもう無い他の場所のタンポホは40cm四方に葉を広げていた
そして、春を過ぎ、初夏の日差しが強さを増すと同時に、ニホンタンポポは
姿を消してしまうのだ
また、次の春に花咲かすために・・・
こんな野草は、まだ他にもあるが、ニホンタンポポの場合は
特別な思い入れがあるせいか、「ものの憐れ」を感じてしまう
先日訪れた「浜離宮」の芝生の植え込みに沢山のニホンタンポポが咲いていたのが
印象的だった
丁度見頃の八重桜も、綺麗で感銘を受けたが、
野草の健気さに目がいってしまう私は、一寸変わっているのかも知れない
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