粗末な部屋で、二人への同情を引き出すために敢えて金屏風もテーブルの花も省いたのか、お祝いムードが一切ない記者会見だった。
小室はこらえきれないように時おり嬉しそうな笑みを漏らしていたが、眞子さまは、終始、微笑みも声音も公務のスピーチモードであった。
登場から退出まで、まるで公務をこなしているかのような完璧な所作の眞子さまを見て、アメリカへ渡っても、眞子さまは日本のプリンセスとして各種団体行事やパーティーのスピーチ要員として重宝されていくだろうな、とそんなことを考えてしまった。
二人で交互に読み上げた文書の中でも「事実に基づかない情報 」と言う言葉を繰り返していたが、会場で配られた記者の質問に対する回答文書によれば、眞子さまが一番気にしていたのは「フォーラム大学の入学に眞子さまのフィアンセという立場を利用したのではないか。」という質問だったようだ。
眞子さまは当然、「そんなことは無い。」と否定されているが、別の箇所では、小室の留学は眞子さまのお考えであったことも明かされている。
眞子さまが小室を留学させたがっている、となれば周囲は眞子さまの望みを叶えるために動くのは当然だ。
『秋篠宮さま』には、秋篠宮さまが望むものは何でも周囲が奔走して宮さまに提供しているが、秋篠宮さまはそのことをご存じ無い。というようなことが書かれてある。眞子さまも、小室の留学を実現するために周囲が動いたことを御存知ないのだろう。小室は皇室の力がどんなものかは知っているが、とぼけて、眞子さまに調子を合わせている。
もし眞子さまも知っていて、否定しているのなら最悪だ。
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記者会見に臨まれる秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまと、小室圭さん
二人で交互に文書を読み上がるスタイルの記者発表。失礼ながら眞子さまの子供っぽい声と、小室の緊張とで、学芸会のいわゆる「呼びかけ」を連想してしまった。一人づつ台詞を繋げて行き、時折声を揃えて台詞を言う。というものを。
冒頭、「せーの!」というように顔を見合わせ、二人で声を揃えて「よろしくお願いします。」と言った時、私は恥ずかしくて思わず俯いてしまったが、二人で声と所作が揃うように余程練習したのでしょうね。
これが海外にプリンセスの結婚会見として発信されるのかと思うとやり切れない気持ちになる。
読み上げる文書、回答文書も含めて全ては眞子さまが考えられたのだろうが、アドバイスする大人はいなかったのか。
そうね。いても聞くかたではありませんでしたね。