強いぞ、ドラゴンズ!

2020年10月25日 | ナゴド観戦
10/20(火)対DeNA19回戦 (FSスペシャルゲーム)
先発 ドラゴンズ=福谷 ベイスターズ=大貫
中6-1横
勝=福谷 敗=大貫 
6回、ベンチ前で円陣を組んだ。


村上打撃コーチの「引っ張りにかかると打たされてしまう。逆方向へ打つことを徹底するように」という号令とともに一気にエンジンがかかった!
先頭の京田が右翼フェンス直撃の2塁打で口火を切り、阿部の中前適時打で同点。ビシエドの右中間を破る適時2塁打で勝ち越した。鮮やかな逆転後は完全にドラゴンズペースでナゴヤドーム6連勝とした。


福谷は7勝目、9月以降負けなしの5連勝。

10/22(木)対DeNA 21回戦
先発 ドラゴンズ=大野雄 ベイスターズ=平良
中1-0横
勝=大野雄 敗=平良
2時間27分の雄大劇場を終えたばかりのヒーローインタビューの最後に思いを込めた。
『今日だけは褒めて下さい!』
投げるごとに色々と記録ずくめの大野雄、彼の心境を思うと勝つことが当然と思われマウンドに立つプレッシャーは計り知れないものがあったのであろうと思った。
褒めて褒めて褒めた~い💮


2試合連続完封勝利で、連続イニング無失点を45に伸ばした。56年大矢根博臣氏の40回1/3の球団記録を64年ぶりに更新。
迎えた5回。先頭オースティンに右前打を許すが、5番宮崎を投ゴロ併殺。この瞬間、球団記録を更新した。続く蝦名も三振。5回まで3安打で無失点を継続した。


プロ野球歴代12位、左腕では国鉄時代の金田正一氏に次ぐ歴代2位の記録となった。

この日最大のピンチは8回2死2.3塁、代打楠本を139キロのフォークで空振り三振に打ち取った。9回1死では、神里の投ゴロを背面で捕球。ミラクルプレーで球場をわかせた。



10/20(火)この日から中日球団公認応援団が太鼓と電子ホイッスルを使用し応援活動を開始した。


【私の素直な感想】
〝with コロナ〟の応援スタイルについて
この球団公認応援団はどこまで協議して、20日からの応援活動応援スタイルを作り上げたのか疑問でならない。
「何でもかんでもとにかくやれば良いってなものではない。」
応援が野球観戦を彩る欠かすことの出来ない要素の一つであることは誰も異論はないはず。だがその応援が、〝誰の為〟に〝何の為〟に行われるものかを問われると、ここの応援団員たちは何と答えるだろうか?
本来、プロ野球応援団というのは、ゲームの流れに応じた状況を判断し、スタンドファンの声や思いをひとつにまとめて選手に届けるというのが最も大きな使命。
手拍子やメガホンを叩いて応援を求める新しい応援スタイルをスタンドのファンとともに作ること。ドラゴンズを応援するという意味で何らかのメッセージを形作って欲しかった。
声やトランペットが使えた昨シーズンまでと何ら変わらぬ選手個人の応援歌や汎用テーマを太鼓と電子ホイッスルだけで表現した。







先日の10/15対阪神21回戦、2点リードで迎えた8回表、ここまで盤石だった祖父江がまさかの逆転を許し敗色濃厚となった9回裏、ドラファンが祈る様に見守る中、1死から京田が四球で出塁、続く遠藤が左安打、ビシエドが倒れ2死2.3塁、球場のボルテージが上がっていく。拍手、手拍子、選手名ボードやタオルで無言の応援が最高潮なる。
久しぶりに体感する応援の〝うねり〟のようなものに思わず鳥肌が立った。潮目が変わる音がした。
その勢いのまま、周平がどデカイ仕事をやってくれた。逆転サヨナラスリーランホームラン。難攻不落のスワレスを沈めた。
歓喜に沸く球場を見ながら、きっとこれが無観客試合だったら、ここまで一気に流れが変わることはなかっただろなと思った。
これが応援の力なんだと思った瞬間。
逆転勝ちはいくつも見てきたが、こんなにも空気の変化で勝敗が決まった試合はなかった。応援には試合の流れを変える力がある。ファンの思いを乗せた応援はちゃんと選手に伝わって結果すら変えていく力がある。こんな体を震わす程のゲームを応援出来たのいつ以来のことだろうか…。
この日新しい応援スタイルで選手とファンが一体となった試合から数日もしない10/20、今シーズン初めての応援団を招き入れての応援スタイルは鳴り物応援、グラウンドに向けてではなくスタンドに自分たち応援団の存在価値をみせたく、太鼓の異常に馬鹿デカイ音だけ響かせた応援のあり方に情けない気持ちから馬鹿馬鹿しい気持ちを感じざる負えなかった。
制限された今出来る応援スタイルは本当にこれでよかったのか?
相手ビジターチーム、ベイスターズの応援団は数少ない中、同じく太鼓を使っての鳴り物応援は今出来る応援スタイルを応援団員で思案したのであろう、〝withコロナバージョン〟の応援は選手個人の応援歌でなくチャンステーマでもない、チームのストロングポイントを押さえた打線の恐ろしさを感じる〝ターミネーターのテーマ〟(ダダンダンダダン)。
ソト、オースティン、宮崎、佐野、ロペスなど打席に入ってこのテーマはそれだけで相手を威圧することが出来る十分な応援だ。








いよいよ今シーズンも残り少なくなってきました。
変則日程とは言え、この時期まで野球観戦が楽しめるのは何年ぶりだろう…。一つでも多く面白い楽しい感動出来る試合を見せて欲しいものです。