讀賣の強さを思いしらされた今シーズン

2020年10月14日 | 井戸端会議
10/10(土)~12(月)対讀賣3連戦
今シーズン最多の観客動員は3日間で43.293人。野球ファンがドームに戻って来てくれた。






10/10(土)22回戦 観客16.597人
先発 ドラゴンズ=Y.ロドリゲス ジャイアンツ=畠
中1-7讀
敗=Y.ロドリゲス 勝=畠


10/11(日)23回戦 観客17.135人
先発 ドラゴンズ=清水 ジャイアンツ=戸郷
中7-0讀
勝=清水 敗=戸郷


10/12(月)24回戦(最終戦)観客9.561人
先発 ドラゴンズ=福谷 ジャイアンツ=桜井
中3-2讀
勝=福谷 敗=桜井 S R.マルティネス HR 阿部10号


【総評】
現在セントラルリーグ優勝マジックがついに1桁、2位我がドラゴンズとは13ゲーム差、ダントツぶっちぎりの強さを見せている讀賣に対し、良く善戦した内容であったと思う。接戦の試合が多く一つのプレーで試合の行方が大きく変わっていてもおかしくなく、ゲーム差以上に力の差はなかったのではないかと思いました。
強いて言えば投手力ではドラゴンズが上回っていたはず。来季、大いに期待がもてる対戦内容でした。

『讀賣の強さは?を考えてみた。』


①原監督の采配
選手との信頼関係をもとに、育てながら勝つという選手起用を実践出来てる。
守備力、機動力、質の高い救援陣という武器を持ちながら、駒を揃え、駒の使い方を間違えない采配。チャンスを与える選手は活躍が期待出来るタイミングで使い、自信と経験を植え付けた。
②石井琢朗野手総合コーチ
讀賣の最大の補強は石井琢朗コーチを昨年オフに獲得したこと。
FA戦線ではFA選手にフラられ獲得出来なかったがチームの主軸選手より戦力となる石井琢朗コーチを迎え入れたことが大きい。
広島コーチ時代は菊池、丸、鈴木誠也、田中広輔ら主力を手塩にかけて強力打線を作り、2016年からのリーグ連覇に貢献。2018年にヤクルトの1軍打撃コーチに就任すると、チーム打率は前年がリーグワーストの.234だったが2018年はリーグトップの.266、総得点は前年よりも200点近い658点と生まれ変えた。昨年、高卒2年目の村上宗隆を指導し36本塁打と大ブレークさせた。
③選手層の厚さ
高いレベルを発揮する守備力、機動力、攻撃力。シーズン当初は日替わりメンバーとも言うべき、若手や中堅選手たちの活躍が目立った。坂本、岡本、丸を除くポジションは常に調子の良い選手がチャンスを与えられ好循環の中、競争意識を生み緊張感が行き渡ってる。
④菅野の存在感
何と言っても絶対的な存在は白星以上の安定感をチームにもたらしてます。
菅野で連勝止めない、菅野ので連敗は止める。
⑤補強ポイントでのトレード(チーム編成)
チームがグラウンドで結果を出す傍らで、編成は来るべき日に備え、
トレードでウィーラー、高梨を楽天から獲得し、チーム力をアップさせた。すぐに試合で使いチームの一員にする。現場とフロントが同じベクトルに向いているのが見えます。
フランチャイズ球場の東京ドームもあの手この手としっかりチームが気持ち良く戦える環境を作っていた。





最後に讀賣のここが凄すぎた場面。
10/12の最終戦、讀賣は1点ビハインド9回表2死ランナー無し。ドラゴンズの99.9%勝利を確信した場面、ライデルが最終打者であっただろう田中俊に粘られ四球とした。


すかさず讀賣ベンチは切り札の増田を代走に送り込むとドームは一転。雰囲気がガラリと変わった。当然ドラゴンズバッテリーは警戒したはずだが、一か八かではあったと思われるが初球から果敢に盗塁を仕掛け成功した。凄い選手だ!




なおも3盗行ったろかと思わせるリードをとる。マルティネスにプレッシャーがかかる。



安心モードから一気に心臓バクバクモードへと変わった。



結果は後続の立岡を三振に仕留めるも、一人の選手がワンプレーでここまで試合の状況を変えることが出来る選手が控えにいる選手層の厚さが讀賣の強さ。

《2020年シーズン讀賣対戦成績》
ドラゴンズの10勝12敗2分
-2で今シーズン最終戦を終えました。
コロナ禍、選手にとって難しいシーズンでしたが、一喜一憂しながら今年も楽しいプロの野球を魅せてもらいました。両チームお疲れ様でした。
来季は倍返しだ!見とけよ!
讀賣倒せ~オー!




我らがドラゴンズは来季宿敵讀賣にどんな戦い方を目指せば良いのか?
今から楽しみでなりません。