2023 SEASON 最終戦セレモニー

2023年10月09日 | 井戸端会議
10/3(火)
ドラゴンズの全日程が終了した。
試合後、
【2023 SEASON最戦セレモニー】が行われた。

冒頭、立浪監督のスピーチが始まるとスタンドのあちこちから怒号や罵声が飛び交った。



立浪監督あいさつ全文
「ファンの皆さん、1年間たくさんのご声援をいただき、また球場にたくさん足を運んでいただきありがとうございました。今年のドラゴンズへの成績と私への批判、不満。これをしっかり受け止めて、秋から再出発します。今年この成績にもかかわらず、たくさん球場に足を運んでいただいた。それは若い選手への期待、そしてファンの皆さんのドラゴンズに対する熱い思い。そう受け止めています。私には若い選手を一人前にするという責任があります。そして来年、生まれ変わったドラゴンズを皆さんにお見せできるよう、秋から全力で頑張ってまいります。来年期待していてください。1年間ありがとうございました」

今シーズンのフィニッシュも昨季と同じく最下位となった。
立浪監督のあいさつをどう捉えれば良いのか…。
立浪ドラゴンズは2年連続最下位を今後どう巻き返すのか。色々と各方面から検証が始まってる。

【私が感じた敗北のドラゴンズの軌跡】

①《投手王国だったはずが…》
[何といっても一番の想定外は開幕直前にロドリゲス不在となったこと。その後の大野雄の離脱…。]
チーム防御率3.08はリーグ2位。その一方、試合開始の1回に限れば、4点台とリーグワーストに転じる。1回に先制されると11勝25敗1分。
球団史上50年ぶりに4投手が2桁敗戦を喫したのは貧打が起因するが、先発投手が序盤から流れを手放す試合が多かったこともある。早い回に失点を重ねることで、中継ぎ陣への負担が増えた。1イニングに3.4人をつぎ込む場面などもあり全体的に登坂過多となった。また、リーグワーストの与四球は445も反省しなければならない。
②《攻守で低調…機動力機能せず…》
[オープン戦で結果を出した新人・田中が右肩脱臼でシーズン離脱は痛かった…。]
開幕前に立浪監督が「打てないことが一番先に言われるが、野球は投手を中心にセンターライン。そこをしっかりしないと、もっと悪くなる。」と話していたが…、
懸念が的中した。
今季は守りでほころびが目立った。
主力だった阿倍と京田をトレードに出してまで新戦力の台頭を求めた二遊間はリーグ最多の延べ15人を先発起用。規定打席に到達した選手がいないのはドラゴンズだけ。二遊間の失策計28はリーグワースト。打撃面でも打点62点でワースト、本塁打9本も5位であった。
春季キャンプでほとんど練習していない位置を開幕後に起用したケースが目立った。福永の二塁や遊撃、村松の遊撃、龍空の二塁など急造はゲーム終盤手痛いミスでゲームを落とす場面を作った。経験の差を露呈し、結果として急場しのぎな配置を招いた。
広いホーム・バンテリンとチーム打力に劣るチームなら機動力野球を目指すべきではなかったか?
チーム盗塁数36の5位。阪神79・広島78の半分にも及ばない。チーム最多は岡林の12。昨季24から半分に減らしている。続く大島が6、三好の3。高松のシーズン途中のトレードも意味深だ。そこを補うべく育成から支配下に上げた樋口を起用したのは当初だけ。一軍ベンチは樋口の使い処を見誤りその後の起用はなかった。樋口は打撃はまだまだといったところだが、守備範囲は広く、走塁においてはチームでもトップクラスであったと思う。特に走塁はベースランニングをさせたらチームNO1の選手だったのだが…。(一軍二軍意思疎通が問われる…)また走塁面でも次を狙うべき場面でことごとく目を覆いたくなる走塁ミスが沢山あった。走塁に対しての意識改革が必要となるはずが、先日発表された荒木守備走塁コーチの退団は疑問が残る。

③《チームの得点力不足、湿る打線》
[最大の要因は外国人野手の不振。特にアキーノは開幕から20試合で1本塁打。5/1にファームに落ちて以降、1軍に戻ってくることはなかった…。]
昨年、立浪監督就任会見で口した「打つ方は何とかします。」と発言から2シーズンが終了した。
今季の得点はリーグ最小の390点(1試合平均2.7点)。5位広島から100点以上も離され球団67年ぶりの300点台、四球数は306しか取れずリーグワーストに落ち込む惨状だった。
打率と出塁率もリーグワースト。盗塁は5位。先の塁に走者を進めことも出来ず犠打もリーグワースト。打てない、出られない、走れない。得点に結び付く指標でことごとくリーグの底辺をさまよった。
一方、昨季を上回った本塁打は62本から71本に増えた。
現役ドラフト加入した細川は24本塁打74打点と巡ってきたチャンスを生かし信頼を勝ち取った
石川昴も左膝の手術明けながら13本塁打、規定打席到達した。
岡林は2年連続最多安打のタイトル争いを最後まで繰り広げシーズンフルイニングを駆け抜けた。
今季、実績の少ない若手選手を積極的に起用し壁にぶつかりながら経験を積ませたのは良い経験になったはず。
かと言って、来季打線が突如爆発する可能性は高くないだろう。
まいた種からどれだけの芽が出て来るか。今秋のキャンプから来季戦える選手になるべく、鉄は熱いうちに打てとばかり選手個々が確実性を高め練習する他ない。
毎年恒例となってしまった、来季こそ頼むぞドラゴンズ!