中日球団は10/6今シーズン全日程が終了し、昨夜球団納会が行われ、ほぼ今年の球団行事が終了しました。
納会は井上一樹監督や選手ら約200人が参加し、3年連続最下位からの巻き返しを誓った。
井上一樹監督は納会の席で選手たちに向けて奮起をうながしました。
「最下位を続けてしまった3年間を忘れろとは言いません。
むしろ『覚えておけ』という話です。ドラゴンズのユニホームを着て胸をはりたいなら勝たなければいけない。
そして、ホップ・ステップ・ジャンプという気持ちで実力、技、ハートを鍛えて行きましょう。切磋琢磨して頑張って行きましょう」と呼びかけた。
昨年オフ10/31、
球団事務所で記者会見に臨んだ井上2軍監督は2年連続最下位に沈んでいるチームに「陽の気を注入する」と宣言。
全身から「気」がほとばしっていた。1軍は球団史上初の2年連続最下位に沈み、2軍も借金37で最下位。「ファン目線で、もし自分が指導者になったらということを考えながら見ていた」と井上2軍監督。
「スタンドから古巣の惨状を見るにつけ、思うことは山ほどあった。
僕が求めているのは今は〝陽の気〟というか、明るいものが足りない。そこですね。どのチームもそうだけど、借金が重なると、今日も負けたとなってまう。それが怖い。優勝やCSを争っているチームはベンチでボーッとしてる人はいないはず。勝ちたい気持ちがあれば、陰から陽に変わっていく」
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あれから1年
3年連続リーグ最下位に終わり、今季限りで退任した立浪和義監督の後任とて井上一樹2軍監督が就任することが決まり、10/10就任会見が行われた。
ネイビーのスーツ、ドラゴンズブルーのネクタイで会見に臨んだ井上新監督は「我慢と勇気と持ち前のチームを明るくするという自分の中での長所を前面に出しながらチームを作れたらと思います」と所信表明した。
今季は13年ぶりに2軍監督に復帰。若手の能力を引き出して1軍に送り出すとともに、ベテランの力も生かしてチームをウエスタン・リーグ2位に浮上させた。明るい性格で人心掌握に定評がある。
現役時代はドラゴンズ一筋20年。パンチ力あるバッティングで〝ピンキー〟のニックネームとともにファンに愛された〝一樹〟監督(現役当時、ファンからは井上と呼ばれるより〝一樹〟の愛称で親しまれてたので)にチームの立て直しを託した。
10/24、ドラフト会議では4球団が競合した「アマチュアNO1」の呼び声高いサウスポー・金丸夢斗投手の交渉権を見事引当て渾身のガッツポーズを見せた。
(何度このガッツポーズの映像を見たことだろうか(笑)一樹監督本人も左肩を押さえて「脱臼しました」と苦笑いしていたが、かつてこれ程までに喜びを身体全体で爆発させた監督はいなかったはず…(笑))
10/28、一樹監督就任後すぐさま来季に向けての組閣を発表し、驚きのニュースが飛び込んできた。
新コーチングスタッフには「平成唯一の三冠王」松中信彦氏を招聘し、チームの活性化に着手した。
二軍監督には落合英二氏。
今季で退団発表から一転出戻りとなった。一樹監督は落合氏がなかなか首を縦に振ってくれない中、「そこを何とか英二さんしかいない」と口説き落としたようだ。
他に新任コーチには、
飯山裕志野手総合コーチ
小山伸一郎投手コーチ
平田良介外野守備コーチ
小林正人育成コーチ
田島慎二投手コーチ
小池正晃打撃コーチ
11/1、息つく暇もなく秋季キャンプが、Agreスタジアム北谷とナゴヤ球場で同時スタートした。
秋季キャンプを「むき栗キャンプ」と命名した。
「硬い殻を自分らの力でこじ開けようぜ。渋い皮もあるけど、まずむかないと味が出ないよ、と」
皮をめくった奥の実に触れるからこそ選手個々の技術レベルも置かれた立場も、目指すべき方向性もはっきりする。
20日間の秋季キャンプを11/20打ち上げた。
一樹監督はキャンプを総括して「99点」の評価を与え、足りない1点分に一部の選手の体調不良だったことを指摘した。
固定観念を取っ払ったチャレンジの連続を求める新生一樹竜のハードトレーニングは概ね良好と言ったところか。
今シーズン我らドラゴンズは屈辱の最下位に終わり3年連続の弱小球団の汚名を背負ったまま10/10に井上一樹新監督が就任し、あっという間の2ケ月弱が過ぎました。
〝陽の気〟コミュニケーションモンスターが低迷するチームを改革すべくモチベーターとしてチームを活気づけることを期待したいですね。
続く...