2023 ドラフト会議を終えて

2023年11月01日 | 井戸端会議
10/26(木)2023年 プロ野球ドラフト会議が行われた。

ドラフト会議冒頭で立浪監督は以下のように話たようです。
「2年連続最下位。我々は大変悔しい、ファンの方々も物凄く悔しい。来年勝ちたいです。とにかく勝ちたいです。
ただ、ドラフトは数年後2年後3年後5年後10年後見越してやらなくてはいけない大事な採用活動ですので、私に気を使うことなくドラフト採用に携わるスカウト皆さん、忌憚のない意見をどんどん言って下さい。
来年どうしても勝つための即戦力、目先の戦力、目先の戦力じゃなく将来のドラゴンズを見据えて良い選手は良いとはっきり言って下さい。」
立浪監督は以上のように熱弁したそうです。

ドラフト1位に関しては2プランあった。
1つは即戦力投手で将来エースになれそうな人材。
もう1つは、今年のNO.1野手で、将来はチームの核となれるようなスター候補。
2つの優先順位はなく同列。
NO.1投手で行くか。NO.1野手で行くか。国学院の武内投手で行くか。ENEOSの度会野手で行くか。
ドラフト1位はこの2択だったようです。
どちらも競合することを立浪監督、スカウト・編成全員が認識し立浪監督が最終判断して度会野手を1位で指名した。
今年のドラフト市場を見ると、度会選手でいって外した場合、度会選手に代わるチームの核となる将来スター候補になるような選手が1位で残っているかというと疑問。
一方投手、武内投手を獲れなかったとしても、同等というのは難しいかもしれないが、武内投手に匹敵するような投手が残っている可能性、こっちの方が高い。
今年の場合の野手NO.1で頭1つも2つも抜けている度会選手しかいませんので、だったら度会選手にいって獲れたらラッキー。獲れなかったとしても武内投手は獲れないが、それに匹敵するような投手がまだいるであろうという想定だった。したがって度会選手にいきました。
そして残念ながらクジを外しました。
そしてこの時点での中日ドラゴンズの最高評価の選手である草加投手を入札しました。
その後2球団競合の末、無事草加投手の交渉権獲得することが出来た。
☆1位指名は亜細亜大の草加投手。
2位以下は優先順位があった。
補強ポイント①・まずは二遊間(遊撃手)。
補強ポイント②・次に将来性のある高校生投手。
補強ポイント③・次にリリーフに適正あるストレートの強い投手。
☆2位指名は三菱重工Eastの津田内野手(遊撃手)。
高卒3年目右投げ右打ち、堅実な守備と走力、パンチ力もあります。最大の評価は立浪監督のリクエストもあった、ケガに強い、体の強い選手ということから津田選手になったようです。
☆3位指名は仙台大の辻本内野手(遊撃手)。
170センチない小柄なタイプ。とにかく守備範囲が広く俊敏性もありパンチ力もある遊撃手。
☆4位指名は履正社高の福田投手。
支配下でこれからを担う高校生投手はまだまだ頭数が少ないこともあり福田に白羽の矢が立った。
☆5位指名は茨木アストロプラネッツの土生投手。
☆6位指名は東邦ガスの加藤投手。
とにかく中継ぎ投手陣はシーズン登板過多となっているので今居るメンバーのバックアップの要員として戦える投手。ストレートが速く、ショートイニングなら150キロに迫るボールで抑えられるのではないかという希望を含めて素材型の投手を獲得した。
以上、こういうそもそもの戦略がありリストアップした。
一応ドラゴンズが想定していた補強ポイント、想定していた選手を無事指名出来たというのが今年のドラフトだったということです。
*CBCラジオ スポ音から引用あり

《チーム二遊間事情》
ドラフトにおいて二遊間を守れるであろう即戦力選手を2人交渉権獲得出来ました。
今季開幕時は内野手15人でスタート。そこから高松が西武へ移籍。樋口が支配下となってプラスマイナスゼロ。閉幕時も15人でした。そこから堂上と福田が引退。濱が外野へコンバート、昨日溝脇と星野(育成)が戦力外となり現在10人。そこへ仮に上記ドラフト交渉権を得た2人が入団したとして12人。
そのうち二遊間をほぼ守ることがないであろう石川昴とビシエドを除くと、あと海外FA権を取得した周平がどう動くのか。もし行使し他球団へ移籍となれば人数的(9人)にも経験値的(プロ入り高卒7年目の石垣が最長)にも非常に不安が募るシーズンとなりそうだが…。今後ストーブリーグ何か動きがあるのか。

そんな中、ちょっと気が早いが、来年の2024ドラフト会議は競合覚悟で是が非でも1位指名し獲得して欲しい選手がいる。
近未来のドラゴンズ中心選手としてチームの顔になれる逸材。

宗山 塁(むねやま るい)

・ポジション:内野手
・大学:明治大学3年(東京六大学)
・出身:広島県
・出身高校:広陵高校
・投打:右投左打

「2024年のドラフト1位指名」を有力視されている注目選手。春夏の甲子園大会が中止になってしまった世代のため、高校時代は実力ほど騒がれなかった。しかし、1年春から明治大学のレギュラーを獲得すると、そこからコンスタントに結果を出している。175センチと体格的には平凡で、足の速さやパワーで見せるタイプでもない。ただセンスなのか技術なのかは置いて、シンプルに「野球選手としての能力」が高い選手だ。

まず、ショートの守備が素晴らしい。グラブさばきが華麗で、送球も無駄がなく正確。客席をどよめかせるようなスーパープレーを、1試合に何度も見せてくれる。打撃もレベルの高い東京六大学で、過去5季の通算打率が.350なのだから、攻守とも完璧だ。これだけ図抜けているショートは、東京六大学でも鳥谷敬(早稲田大学)以来だろう。



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