2023年、北海道の野生鳥獣による農林水産業の被害額が前年より5・7億円増の
63億7千万円と新聞報道があった。全体の8割が「エゾ鹿」で51億円5千万円
被害作物は飼料用トウモロコシ、ビート、牧草、水稲、ジャガイモなどだ。
現在、北海道にはエゾ鹿が前年より1万頭増の73万頭、生態系維持のために
年間18万頭を捕獲殺処分の計画だが15万頭に届かない現状だ。
捕獲してもジビエ肉として利用されるのは8%ほどで家畜の餌(14%)のほかは
廃棄、焼却処分されているようだ。
ヒグマは約1万2千頭と推計 近年、住宅地に出没し人的被害や恐怖を与えて
いる。被害額は3億5千万円ほどでトウモロコシ、ビート、スイとコーンが被害に
あっている。
アライグマの被害も広がっている。スイカ、メロン、カンロなどで4千万円~
5千万円とも言われ 市町村から「罠」が貸し出されて昨年は8千匹ほど捕獲したが
家庭菜園で育てたスイカやメロンが食べ頃に被害にあう‥憎きアライグマに
腹が煮えたぎる・・野生鳥獣による交通事故も発生している北海道だ。
こちらではカタクリやキスゲなどの食害も多く発生です。
こういった山野草の被害は数字にはできません。
植林の若木の被害もばかにはならないようです。
動物が野放図に増えすぎているのでしょう。