先日、三輪山を眺めていた。
“三輪山”と聞けば頭の中に浮かぶ歌、
“三輪山を・・・”
私の大好きな歌。
額田王下近江國時作歌
味酒(ウマサケ) 三輪の山 あをによし 奈良の山の 山の際(マ)に い隠るまで 道の隈(クマ) い積もるまでに つばらにも 見つつ行かむを しばしばも 見放けむ山を 心なく 雲の 隠さふべしや
反歌
三輪山を しかも隠すか 雲だにも 心あらなも 隠さふべしや
三輪の山は、奈良の山々の山間に隠れるまでも、道の曲り目が幾重にも重なるまでも、つくづくとよく見ながら行きたいのに。何度も眺めやりたい山なのに、無情にも、雲が隠すなんてことがあってよいものだろうか。
三輪山を、まあそんなふうに隠すものか。せめて雲だけでも情けがあってほしい。隠すなんてことがあってよいだろうか。
右二首歌山上憶良大夫の類聚歌林に曰はく、都を近江國に遷す時に三輪山を御覧(ミソナハ)す御歌なり、といふ。日本書紀に曰はく、 六年丙寅の春の三月辛酉の朔(ツキタチ)の己卯に都を近江に遷す、といふ。
額田王・万葉集巻一・17/18
“三輪山”と聞けば頭の中に浮かぶ歌、
“三輪山を・・・”
私の大好きな歌。
額田王下近江國時作歌
味酒(ウマサケ) 三輪の山 あをによし 奈良の山の 山の際(マ)に い隠るまで 道の隈(クマ) い積もるまでに つばらにも 見つつ行かむを しばしばも 見放けむ山を 心なく 雲の 隠さふべしや
反歌
三輪山を しかも隠すか 雲だにも 心あらなも 隠さふべしや
三輪の山は、奈良の山々の山間に隠れるまでも、道の曲り目が幾重にも重なるまでも、つくづくとよく見ながら行きたいのに。何度も眺めやりたい山なのに、無情にも、雲が隠すなんてことがあってよいものだろうか。
三輪山を、まあそんなふうに隠すものか。せめて雲だけでも情けがあってほしい。隠すなんてことがあってよいだろうか。
右二首歌山上憶良大夫の類聚歌林に曰はく、都を近江國に遷す時に三輪山を御覧(ミソナハ)す御歌なり、といふ。日本書紀に曰はく、 六年丙寅の春の三月辛酉の朔(ツキタチ)の己卯に都を近江に遷す、といふ。
額田王・万葉集巻一・17/18
奈良坂あたりにはなかなか素敵な地名が残っていますよね。
黒髪町、歌姫町、恋の窪とかもあったっけ・・・
「ひと恋ふは 悲しきものと ならやまに・・・もとおりきつつ 耐えがたかりき ♪♪」のなら山ですか・・・も詩、そうなら・・・又書いてくださいませね。
私も般若寺が好きです!
コスモスの頃がいいですよねぇ~
般若寺のある奈良阪を越えると奈良盆地が見えないので、当然、三輪山も見えなくなるのです。