うろこ玉絵日記

日々のなにげない一こまを絵日記にしてみました。大阪に近い奈良県在住です。
マウスでかいてまーす。

スナヤツメ  by息子

2009-09-27 | Weblog
今朝息子と自転車で近所を走ってたら
知人で、地球博物館勤務のトンボ博士の苅部さんに会いました。


「どこいくの?」ときいたら
「この辺で生き物観察」



たくさんの親子連れを率いています。
夫と息子はのぞきにいきました。

ヤゴ、タイコウチ、モロコ、ハヤ、ザリガニ、ドジョウ、カニ・・・たくさん。

ナベブタムシ2ひき
スナヤツメ1ぴき


うちのちかくでみられた川の生き物です。




信州の魚たちー長野県水産試験場のサイトより。



「・・・・一見するとウナギにみえるかもしれませんが、実はスナヤツメと言います。
魚特有の胸鰭(むなびれ)、腹鰭(はらびれ)が無く、また、口にもあごがありません。
口は円形で吸盤状となっているため円口類と呼ばれ、古くからこの形で生き残っている生物です。
 目が八つあるかのように見えることからヤツメと名前が付いたのですが、よく見ると一番初めのものだけが目で後の七つは鰓穴(えらあな)だとわかります。
 このスナヤツメ一生を淡水で過ごすのですが、変わった生活をしています。
卵からふ化した幼生は歯が無く、目が皮膚で覆われていて7つの鰓穴しかありません。
幼生の期間は、砂泥の中に潜って有機物などを食べて成長します。
3~4年後、約15~20cmの大きさになったスナヤツメは変態し、歯が生え、目が現れます。
しかし、せっかく歯が生えたにもかかわらず、餌を全く食べずに産卵をして死んでしまうのです。
産卵は雄が雌の頭に吸いつき雌の体に自分の体を巻きつかせ、体を振るわせながら行います。
 体が細くて、利用価値が無さそうな魚ですが、上田、小県地方では蒸焼きにしたものを粉末にして子どもの「かんの虫」の薬として用いていたということです。
とり目の薬などとして用いられてきたのは近縁の種類で海辺の近くにすむカワヤツメです。
 環境省のレッドリスト(レッドデータブックに揚げるべき日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)で絶滅危惧種Ⅱ類に指定され、生息数の減少が心配されている種でもありますが、ときどき河川水利用の水産試験場佐久支場の池に迷い込み、ホッとさせてくれます。」


なんで幼生は目がないんだー。

なんで歯がはえたのにつかわないんだー。


ふしぎだねえ。

「神様がへましたんじゃないの」と娘は言います。へまってね・・・。



でもレッドリストに載っているものが、うちからほんの徒歩5分のところにいるって
なんかうれしいです。


これからもいておくれ!