日曜日は、青山ウィメンズプラザホールでの
「トーク&ライブ未来に輝け上関・祝島 原発なくても大丈夫!」に行って来ました。
ホールは満席でした。
1時から4時近くまであったのですが
「長いかな・・・」と思ったけれど
時間が全然足りない感じでした。
始めに祝島の氏本さんの話、
次に高木仁三郎市民科学基金の菅波さんの話、
次に立川市議の大沢さんの話、
それから氏本さんと鎌仲さんと、内田ボブさんというアーティストのおじさんとの座談会、
あと元ザ・ブルーハーツの梶原徹也さんとノブトウマサザネさんと、ボブさんのライブ。
詰め込んだなーて感じでしょ。
どのお話も、ライブも、丁寧に聴きたいよいものだったので
出て来た方がみんな時間を気にしてる感じでちょっともったいなかったです。
でも、すごくぜいたくな集会でした!
一番はじめにでてきた氏本さんは、
祝島の、地域で循環する身の丈にあった暮らしと、
現在の東京を中心とした大規模な消費型の暮らしを比較し、
これからは日本全体が生活スタイルを見直す時だと述べられました。
祝島のような離島の暮らし方、すなわち外からモノやエネルギーを取りよせない、
足元にあるものを工夫して使う、
人々の繋がりを大事にする、
自然を敬う、
大規模消費型ではなく、安全性重視の小規模生産を行う、
こういった生き方を、いま一度皆が振り返る必要がある、と。
これからは祝島が東京(中央)を導いていきたいとの希望が語られました。
祝島で超少子高齢化がすすみ、20年後の未来をどう生きたいのか、子どもに残したいのかが問われていること、それは、
まさに日本の縮図だということでした。
でも、わたしは、祝島はすでにその答えをもっていると思います。
金で海は売らん、孫にきれいな海を残したいんじゃ、という島民の人たちの言葉。
祝島が連綿と受け継いできた暮らし、
その暮らしはとても「豊か」だと島民皆が感じてきたからこそ
約30年にも及ぶ原発建設への反対を挫けず続けてこられたのでしょう。
実際、少しずつですが「ここで子どもを育てたい」と若い家族が移住してきているそうです。
大きくなりたい、金持ちになりたいということでなく、あるものでなんとかしようよ、
と、氏本さんが前にも言っていた
「無いものねだりより、あるもの探し」が
祝島の、また氏本さんの芯を貫いているのを感じました。
2番目登場の菅波さんからは「いまさら原発じゃないでしょ」のタイトルでお話がありました。
チェルノブイリよりも高濃度の放射能(広島原爆の20倍以上)で汚染されてしまったこの国ですが、
政府の対応は当時のソビエト政府の対応よりもひどいということ、
それでもまだまだ原発の利権にしがみつく官僚や
「将来にわたって、原発をつくらないとお約束することはできない」と発言した東電を批判し、
これまで日本が大切さを見失ってきた、一次産業や自然の生物多様性の見直しを訴え、
祝島の将来に期待をこめられていました。
次は立川市議の大沢ゆたかさん。
立川市では図書館、競輪場、小学校など53か所の施設で、
東京電力以外の電気事業者(PPS)から安く電気を購入しているという報告でした。
PPSは特定規模電気事業者といい、
2004年4月から、電力会社との契約で高圧 500kW以上の利用者(中規模工場、中小オフィスビル、デパート・スーパーなど)が電力を購入する事業者を選択することができるようになったそうです。
さらに、 2005年4月からは、高圧50kW以上に範囲が拡大され、これにより全国の電力需要の6割強が自由化されたということです。
このPPS、全国には40社ほどあるそうですが
発電能力が東電などに比べれば低く(あたりまえだよ)、
経産省はPPSにたいし、電力不足を理由にPPSから東電などの独占企業に売るよう指導(!)、
自治体に売るより2,3割も安く売らざるをえない状況になっているそうです。
もっとこのPPSを支えるために他の自治体にもこの取り組みを知って欲しいとのことでした。
小田原市はどうかな!
次は、鎌仲ひとみさんと、氏本さんと、ミュージシャンの内田ボブさんの座談会。
これもそわそわ、時間がおしてしまって残念でした。
鎌仲さんは、今は「政府やマスコミの情報を信じている人」と
「自分で信じられる情報を得ている人」に日本が分断された状態だと言いました。
いま、二分された人同士がののしり合い、戦っている場合ではない、分断こそ向こう
(権力)の思う壺なので
それを乗り越えていく力が必要との言葉が身にしみました。
「あの人あんなに放射能気にして!」という目。
「この人たちはなんにもわかってない!自分はわかっている」という目。
この溝を埋めるのって、どうしたらいいんでしょうね・・・・。
それで、最後にライブ演奏。
座談会の時よりも断然、ボブさんは歌がかっこよくって、鳥肌がたちました。
元ブルーハーツの梶原さんと、ノブトウさんのセッションは空腹にずんずん響いて
「まわりに誰もいなかったら、踊ってるな・・・」というくらい突き動かすものでした。
梶原さんの目はびっくりするくらい優しい目でした。
あー終わった、帰ろ、と思ったのですが
やっぱり、と思い直して、そのあとのデモパレード(と呼ぶ)にも参加してきました。
16時すぎから17時半まえくらいまで。
ウィメンズプラザから表参道を通って代々木公園、NHK前まで歩きました。
鎌仲さん、氏本さん、ボブさん、梶原さんたちも一緒です。
その日は前の夜からあまりものが食べられず、しかもひどい寝不足で
講演中もずっとお腹がぎゅーぎゅー鳴っていたわたし。頭痛も。
一人だし、行くのやめようかとも思ったけど、やっぱり行ってよかった。
こんなに歩いて、そのあとなんにも食べないで小田原まで帰りました。
飢餓に強いDNA持ってるんだねーわたし。
だから普通の人と同じくらい食べちゃだめなんだ~。とダイエットを誓いつつ。
とてもいい一日でした!
つぎは吉祥寺の上映会!つづく!
「トーク&ライブ未来に輝け上関・祝島 原発なくても大丈夫!」に行って来ました。
ホールは満席でした。
1時から4時近くまであったのですが
「長いかな・・・」と思ったけれど
時間が全然足りない感じでした。
始めに祝島の氏本さんの話、
次に高木仁三郎市民科学基金の菅波さんの話、
次に立川市議の大沢さんの話、
それから氏本さんと鎌仲さんと、内田ボブさんというアーティストのおじさんとの座談会、
あと元ザ・ブルーハーツの梶原徹也さんとノブトウマサザネさんと、ボブさんのライブ。
詰め込んだなーて感じでしょ。
どのお話も、ライブも、丁寧に聴きたいよいものだったので
出て来た方がみんな時間を気にしてる感じでちょっともったいなかったです。
でも、すごくぜいたくな集会でした!
一番はじめにでてきた氏本さんは、
祝島の、地域で循環する身の丈にあった暮らしと、
現在の東京を中心とした大規模な消費型の暮らしを比較し、
これからは日本全体が生活スタイルを見直す時だと述べられました。
祝島のような離島の暮らし方、すなわち外からモノやエネルギーを取りよせない、
足元にあるものを工夫して使う、
人々の繋がりを大事にする、
自然を敬う、
大規模消費型ではなく、安全性重視の小規模生産を行う、
こういった生き方を、いま一度皆が振り返る必要がある、と。
これからは祝島が東京(中央)を導いていきたいとの希望が語られました。
祝島で超少子高齢化がすすみ、20年後の未来をどう生きたいのか、子どもに残したいのかが問われていること、それは、
まさに日本の縮図だということでした。
でも、わたしは、祝島はすでにその答えをもっていると思います。
金で海は売らん、孫にきれいな海を残したいんじゃ、という島民の人たちの言葉。
祝島が連綿と受け継いできた暮らし、
その暮らしはとても「豊か」だと島民皆が感じてきたからこそ
約30年にも及ぶ原発建設への反対を挫けず続けてこられたのでしょう。
実際、少しずつですが「ここで子どもを育てたい」と若い家族が移住してきているそうです。
大きくなりたい、金持ちになりたいということでなく、あるものでなんとかしようよ、
と、氏本さんが前にも言っていた
「無いものねだりより、あるもの探し」が
祝島の、また氏本さんの芯を貫いているのを感じました。
2番目登場の菅波さんからは「いまさら原発じゃないでしょ」のタイトルでお話がありました。
チェルノブイリよりも高濃度の放射能(広島原爆の20倍以上)で汚染されてしまったこの国ですが、
政府の対応は当時のソビエト政府の対応よりもひどいということ、
それでもまだまだ原発の利権にしがみつく官僚や
「将来にわたって、原発をつくらないとお約束することはできない」と発言した東電を批判し、
これまで日本が大切さを見失ってきた、一次産業や自然の生物多様性の見直しを訴え、
祝島の将来に期待をこめられていました。
次は立川市議の大沢ゆたかさん。
立川市では図書館、競輪場、小学校など53か所の施設で、
東京電力以外の電気事業者(PPS)から安く電気を購入しているという報告でした。
PPSは特定規模電気事業者といい、
2004年4月から、電力会社との契約で高圧 500kW以上の利用者(中規模工場、中小オフィスビル、デパート・スーパーなど)が電力を購入する事業者を選択することができるようになったそうです。
さらに、 2005年4月からは、高圧50kW以上に範囲が拡大され、これにより全国の電力需要の6割強が自由化されたということです。
このPPS、全国には40社ほどあるそうですが
発電能力が東電などに比べれば低く(あたりまえだよ)、
経産省はPPSにたいし、電力不足を理由にPPSから東電などの独占企業に売るよう指導(!)、
自治体に売るより2,3割も安く売らざるをえない状況になっているそうです。
もっとこのPPSを支えるために他の自治体にもこの取り組みを知って欲しいとのことでした。
小田原市はどうかな!
次は、鎌仲ひとみさんと、氏本さんと、ミュージシャンの内田ボブさんの座談会。
これもそわそわ、時間がおしてしまって残念でした。
鎌仲さんは、今は「政府やマスコミの情報を信じている人」と
「自分で信じられる情報を得ている人」に日本が分断された状態だと言いました。
いま、二分された人同士がののしり合い、戦っている場合ではない、分断こそ向こう
(権力)の思う壺なので
それを乗り越えていく力が必要との言葉が身にしみました。
「あの人あんなに放射能気にして!」という目。
「この人たちはなんにもわかってない!自分はわかっている」という目。
この溝を埋めるのって、どうしたらいいんでしょうね・・・・。
それで、最後にライブ演奏。
座談会の時よりも断然、ボブさんは歌がかっこよくって、鳥肌がたちました。
元ブルーハーツの梶原さんと、ノブトウさんのセッションは空腹にずんずん響いて
「まわりに誰もいなかったら、踊ってるな・・・」というくらい突き動かすものでした。
梶原さんの目はびっくりするくらい優しい目でした。
あー終わった、帰ろ、と思ったのですが
やっぱり、と思い直して、そのあとのデモパレード(と呼ぶ)にも参加してきました。
16時すぎから17時半まえくらいまで。
ウィメンズプラザから表参道を通って代々木公園、NHK前まで歩きました。
鎌仲さん、氏本さん、ボブさん、梶原さんたちも一緒です。
その日は前の夜からあまりものが食べられず、しかもひどい寝不足で
講演中もずっとお腹がぎゅーぎゅー鳴っていたわたし。頭痛も。
一人だし、行くのやめようかとも思ったけど、やっぱり行ってよかった。
こんなに歩いて、そのあとなんにも食べないで小田原まで帰りました。
飢餓に強いDNA持ってるんだねーわたし。
だから普通の人と同じくらい食べちゃだめなんだ~。とダイエットを誓いつつ。
とてもいい一日でした!
つぎは吉祥寺の上映会!つづく!