うろこ玉絵日記

「日々のなにげない一こまを絵日記にしてみました。大阪に近い奈良県在住です。

マウスでかいてまーす。」

ひろしまふくしまと、こどもたち・3

2011-08-10 | Weblog
ヒロシマのことならなんでも聞いてという、このK牧師さん。
ニコニコしながらどんな質問にも答えてくださいました。



子どもたちが歩いている間や、バスに乗っている間は、個人的に色々質問したり、お話したりしました。


独特な視点でヒロシマを見つめています。
例えば原爆投下の標的のこと。
相生橋のT字型が上空9000メートルからの目視によって
投下目標となったというのが通説になっていますが
後に米軍から聞いた話が浸透したというのがKさんの主張です。
ヒロシマの街の真ん中に落とせ、というのが実際の指令だったのではないかと言われました。


また、アメリカは一般的に陽気で単純なイメージで語られることが多いが、
緻密な作戦を練りに練って研究する国だと、その細かさには驚きますと語りました。

太平洋戦争が始まるずっと前からアメリカは、
日本人を研究していたといいます。
その精神性から生活習慣、なにを重んじてどんな思考や行動をするのか、
膨大なデータを集め徹底的な研究を行ったのは
日本が戦争に突入し、その後アメリカが占領することを見越した戦略だったといいます。

そしてそのデータ収集に大きく寄与したのは、当時日本にいたキリスト教宣教師だったそうです。

彼らは戦後、反省したり後悔したりしませんでしたか?
とのわたしの質問にKさんは、

いえいえ、とんでもない、と笑いました。

彼らは自分たちこそが神に選ばれて正しいことを行ったと思っているのです。
自分たちの正義で、間違った国をただしたと今でも信じているんですよ、
と頭を振りました。