小谷村にある栂池自然園の記事の続きになります。前回で《ワタスゲ湿原》まで行きましたが、今回はそこから更に進んで、《モウセン池》のほうまで行った記事になります。モウセン池を通り過ぎて更に進むと、《展望湿原》や《ヤセ尾根》がありますが、空の様子を鑑みてモウセン池で引き返しました。
栂池自然園では、夏に青紫色の松ぼっくりを付けるオオシラビソが有名ですが、《浮島湿原》周辺や浮島湿原へ行く道中の坂道の辺りで、まだ落ちていない松ぼっくりを少ないながらも見る事が出来ました。
(※掲載枚数と文章量がいつもより多くなっています。写真は36枚あります)
栂池自然園のマップです。
(※少し見にくいですが、画像をクリックすると別タブで開き、大きな画像で見る事が出来ます)
ワタスゲ湿原周辺の紅葉です。
湿原周辺は視界が開けていて見通しが良いので、山の様子がよく分かります。
浮嶋湿原へ続く道中にある楠川(くすかわ)です。
散策道を進んで行きます。この辺りは勾配がきついので足元に注意が必要です。
モウセン池に着きました。長椅子が設置してあるので、坂道を上った後に一休み出来ます。
モウセン池で引き返して帰路につきます。
1枚目の遠景では、写真中央辺りに浮島湿原の浮島が見えます。
標高1920mにある浮島湿原周辺の景色です。
大きな水溜りのような所にぽつんと浮いているのが、浮島になります。
栂池自然園入口に戻ってきました。
気温は低かったのですが、来た記念に「さるなしソフトクリーム」を食べました。
【ビジターセンター】~【栂池ロープウェイ降り場】、【栂池ロープウェイ乗り場】~【栂の森駅】の道中にあった植物たちと、自然園内のオオシラビソの松ぼっくりです。
👇草丈が低く葉の形やなんかはセリっぽく感じますが、シラネセンキュウでしょうか?
👇総苞が黒いのでカンチコウゾリナでしょうか? 個体差があるのか、茎にある毛の量だけを見るとコウゾリナっぽく見えます。
👇地衣類のサルオガセです。
👇特徴的な形の赤い冬芽を見付けましたが、樹種は分かりません。鋸歯のある大きな葉を持っていますが、バラ科の仲間でしょうか?
👇オオシラビソの青紫色の松ぼっくり(球果)です。松ぼっくりに付着している白いものは、染み出した松ヤニが乾燥したもののようです。今年は当たり年だったようで、その影響か夏を過ぎて秋になっても、まだ枝に付いていた松ぼっくりが見られました。当たり年は、3~4年くらいのサイクルになるそうです。
(撮影日 2022/10/15)
これで栂池自然園の記事は終わりになります。お付き合いいただきありがとうございました。
私はここには7月に行ったことがあります。近くの宿泊所に泊まりました。朝が寒いくらいでした。
秋は紅葉が始まるのが、さすがに、早いですね。
ムラサキセンブリの淡い紫色が綺麗ですね。センブリも含めてあまり馴染みがない花なので、興味深く拝見しました。紅葉はハゼノキでしょうか? 色のグラデーションが綺麗に出ていますね。リンドウの葉も紅葉して来ていて、秋の気配が感じられます。
宿泊施設として、ビジターセンターの隣に栂池山荘と栂池ヒュッテがありますね。栂池自然園では、9月下旬ころから草紅葉が始まるそうです。この日訪れた時には、ナナカマドの葉はもうほとんど落葉していました。