「ああ、やっぱり」というのが率直な感想。わたしも落語に夢中になっていた10年程前は愛聴していた番組だったけど、確かに音源の出所は怪しいなあって、前から思っていました。でも、(許諾が取れていないという意味も含めて)貴重音源を流し続けたこの番組は、多くの落語ファンの伝説にはなるんじゃないかな?
・NHKが音源無断使用 「ラジオ名人寄席」打ち切り
・NHKの落語音源無断使用 専門家「100本以上ある」
・NHK「ラジオ名人寄席」無許可放送、他番組音源は18件
実はわたしも、この番組の放送回数が多かった当時(以前は平日毎日やってましたよね!
)、せっせとエアチェックしたりして、多くの聞いたことのない噺を楽しんだものです。
実際、市販されてなさそうな音源、今やかなりマイナーな演者の音源など、貴重なものが多かったし、「これって、玉置さんのコレクションがほとんどなんだろうなあ~」とは正直感じていましたね。(音質が不安定なものもあったし、故人の場合、遺族の許諾はどうなっているんだとか。)
個人的には、六代目笑福亭松鶴の「饅頭怖い」のライブ音源は、現在手に入りやすいスタジオ収録のものとは段違いの凄さで、上方落語に疎かったわたしは、おおいに目を見開かされたものでした。
著作権法的にいえば、おそらく放送局の著作隣接権問題が中心であって、NHK以外の放送局の音源を勝手に使ったということなんだろうけれど、仮にTBSなんかが音源の権利をもっているケースで、同業他社(この場合NHK)から使用要請があった場合、使用許可するものなのかどうかっていうのははなはだ疑問?
結局、TBSがただ権利を持っていたって(というより、保存してない可能性も高いと思うけど。)、宝の持ち腐れだったんじゃないかって感じもちょっとするんですよね、わたしは。
とはいえ、許諾を取るとか、やるべきことをやらなかった玉置宏氏は批判を免れないわけだけど、放送音源を持っている放送局だって、どうせ演者には還元しないんじゃないって想像しますが、どうなんですかね?(この点は、契約書如何ですが、昔はだいぶいい加減でしょうから…。)
そんなわけで、玉置氏は事実上引退を余儀なくされそうですが、彼の権利意識はともかく、落語への愛情は彼の名調子の解説も含めて、深かったってわたしは思います。
というわけで、たんなる無許可放送事件にしたくなくて、書いた記事でした。
PS:誰か落語家が発言してくれないかな?やっぱり談志家元かな?
・NHKが音源無断使用 「ラジオ名人寄席」打ち切り
・NHKの落語音源無断使用 専門家「100本以上ある」
・NHK「ラジオ名人寄席」無許可放送、他番組音源は18件
実はわたしも、この番組の放送回数が多かった当時(以前は平日毎日やってましたよね!
)、せっせとエアチェックしたりして、多くの聞いたことのない噺を楽しんだものです。
実際、市販されてなさそうな音源、今やかなりマイナーな演者の音源など、貴重なものが多かったし、「これって、玉置さんのコレクションがほとんどなんだろうなあ~」とは正直感じていましたね。(音質が不安定なものもあったし、故人の場合、遺族の許諾はどうなっているんだとか。)
個人的には、六代目笑福亭松鶴の「饅頭怖い」のライブ音源は、現在手に入りやすいスタジオ収録のものとは段違いの凄さで、上方落語に疎かったわたしは、おおいに目を見開かされたものでした。
著作権法的にいえば、おそらく放送局の著作隣接権問題が中心であって、NHK以外の放送局の音源を勝手に使ったということなんだろうけれど、仮にTBSなんかが音源の権利をもっているケースで、同業他社(この場合NHK)から使用要請があった場合、使用許可するものなのかどうかっていうのははなはだ疑問?
結局、TBSがただ権利を持っていたって(というより、保存してない可能性も高いと思うけど。)、宝の持ち腐れだったんじゃないかって感じもちょっとするんですよね、わたしは。
とはいえ、許諾を取るとか、やるべきことをやらなかった玉置宏氏は批判を免れないわけだけど、放送音源を持っている放送局だって、どうせ演者には還元しないんじゃないって想像しますが、どうなんですかね?(この点は、契約書如何ですが、昔はだいぶいい加減でしょうから…。)
そんなわけで、玉置氏は事実上引退を余儀なくされそうですが、彼の権利意識はともかく、落語への愛情は彼の名調子の解説も含めて、深かったってわたしは思います。
というわけで、たんなる無許可放送事件にしたくなくて、書いた記事でした。
PS:誰か落語家が発言してくれないかな?やっぱり談志家元かな?
それから今回の件、記者会見するほどのことですか。この二人が玉置氏の後釜を狙ってるだけのように思えるのですが…。
欠席裁判のような今回のやりかた、実に不愉快な思いをしている。
この二人、自分を何様だと思ってるんでしょうねえ。特に川戸の業界内での嫌われ方は半端じゃないものね…。
玉置宏さんの落語に愛を感じる名調子が聞けなくなるのは残念ではありますね~。
それと、川戸氏のことははじめて知りました。談志家元のCDの解説くらいでしか知りませんでしたので。
今後もご教示ください。
切られお富