切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

お富・与三郎カップルのその後!

2008-01-28 01:33:13 | 新釈落語噺
前回の「髪結新三」の記事に続いて、またまた冷や汗・・・。歌舞伎の世界でも屈指の美男美女カップル、お富与三郎。この二人の出てくる芝居「与話情浮名横櫛」(通称、「切られ与三郎」)も落語から歌舞伎になったんだそうですね!というわけで、有名な「源氏店」のあとも続きがあった!知りたくないですか?演題は「与三郎の死」!歌舞伎ファンなら必聴でしょう!

落語版「お富与三郎」は長篇の人情話で、もとは講談にあったものを初代古今亭志ん生が人情話にして人気を博し、それに目をつけた瀬川如皐が歌舞伎に仕立てたということなんだそうです。

そして、五代目古今亭志ん生の長男・十代目金原亭馬生が連続口演したCDに、このカップルの末路「与三郎の死」というのが出てくるというわけ。

興味のある方のためにネタバレは避けますが、これは結構衝撃的な内容です。

芝居を知ってるだけに、「あのカップルがねえ~」という深い感慨に浸らずにはいられません。

個人的にも、十代目馬生は好きな噺家だったし、録音状態もいいので、じっくり聴けますよ。

本当は、この「与三郎の死」のあとも話が続くそうですが、録音がないので、桂歌丸あたりに復活してもらいたいなあ~。いかがでしょう!!

というわけで、歌舞伎ファンにはオススメです!!


十代目 金原亭馬生 十八番名演集(10)
金原亭馬生(十代目),金原亭馬生
コロムビアミュージックエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『井島ちづるはなぜ死んだか... | トップ | 『メリィ・ウィドウ』 エル... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

新釈落語噺」カテゴリの最新記事