4日の日曜日の夜9時過ぎに、姉から電話が入った
開口一番に「そっちは大雨が降ったとニュースで伝えてたけど大丈夫だった?」
前日未明の集中豪雨による、安否を気遣う声が受話器の向こうで聞こえた
ついこの前までは、私から姉への電話であったのが、今回はその逆-
まぁ~宮崎県内に居ながらにして、お互いに心配は尽きないものだ
自然災害に疫病災害・・・まったくもう・・・怖い思いは一緒です
私の住む処は、台風が来ても大雨が降っても、水害に会う事はない
犠牲になられた方もいらっしゃるので、そうも喜べはしないが大丈夫だと
伝えたら「あ~良かったぁ」と安心した声に変わっていた
夢を見たのだと言う 亡くなった母と、母方の伯母と、あともうひとり-?
「誰だか分らんけどいた」と言う 「それなら父さんじゃろう?」二人で納得!
どうやら夢の出演者たちは、姉のことを心配して訪ねて来てくれたみたいだ
伯母さんったら帰りしなに「ちょっと、Aコープに寄って行くわ」と言ってたと
姉は笑った 天国への土産を、都農のAコープで買って帰ったのか?
今回の口蹄疫の犠牲になって、姉の家の牛たちも全て命を落とした
虹の彼方に・・・ 「家の周リや児湯郡から、牛と豚の姿が全部消えてしまった」
悲しみもまだ癒えてはいない筈なのに、姉は気丈に話しをしてくれた
「勿体ないよねぇ~ 田んぼに植えた飼料用の稲藁やトウモロコシを
今度子牛を飼う時の為に、サイロに詰めておきたいと思ったのに駄目だって」
どうやらまだ、希望は捨ててはいないようで、ひとまず安心した
家に帰れないの甥っ子も家に帰って来たが、これから先のことは未設定-
国からの保障も一切降りてはいないし、収入は途絶えたまんまである
開き直るしかないが、どうにかならないものかと、また考えた ふぅ~
石灰で真っ白の牛舎には牛の姿はない代りに、堆肥だけが残されたらしい
牛たちのお墓となった田んぼは、小高く盛られた土と石灰で悲しみが増す
「また都農に帰っておいで- そして家にも寄ってね」姉は電話を切った
その数時間後、私は目を疑った 『宮崎市で3例目の感染の疑い…』
悔しさと切なさが、再度込み上げて来た 何で? どうして? いつまで続く?
新たな戦いが始まった 終息までは決して気が抜けないと改めて肝に銘じた
口蹄疫風評被害防止について
http://www.jta.or.jp/coho/comment/kohtei.html
宮崎県共同募金会
宮崎県口蹄疫被害義援金受付(自治体・共同募金会:5/14~7/30 )
http://www.rescuenow.net/2010/05/517730.html
宮崎日日新聞
http://www.the-miyanichi.co.jp/
宮崎をみんなの愛でつつもう。
(知事さんのブログ他は、ブックマークに移しました)