母のこと １

緊急事態宣言の延長に伴い、母の住むハウスでも

最長面会時間１５分も継続中

 

実は１月の緊急事態宣言後に、こんな事があった

母からの電話

ここ半年、電話がかかってくることが無くなり

私は（電話に出られても、掛けられなくなった）と思っていたので

ちょっとびっくり

でも、不安そうな声の母

友達（Tさんらしい）と二人、山の中に連れてこられた

それでTさんは今、家に帰り、私一人残されている。

迎えに来てもらえないか・・・ただ、住所も分からない

と言う 

 

窓から見える景色を言わせると、（もちろん）母は部屋には居るようだ

 

前に住んでいた所から埼玉に引っ越したのは分かるんだけど・・・

 

お母さん、今いる所がその埼玉の家　もう3年住んでるよね

ソファや絨毯（実家で使っていた）見てごらん？　お仏壇ある？

そうね、あるわ

〇〇さん（父）の大きな写真と、子供達（ひ孫）の写真も並んでる

 

母の不安を取り除くように、ゆっくりと・・・

大丈夫だよ、6時になったら１階の食堂で夕ご飯食べるでしょ？

そう夕飯は心配ないの

 

「いい所に引っ越せて私は幸せだわ、退屈すること何て無いのよ」

その言葉の裏側の不安や寂しさに、気づかないふりをしていた自分がいる

辛抱強い母の心の蓋がずれ、本音を聞いた気がした

 

この電話以降、一日おきに電話

まずまず元気そうではある

あなたの声を聴くと元気が出るわ～　なんて言う

 

２月５日　 姉からの

昨夜ハウスから連絡があり、スタッフの一人がPCR検査で陽性判明

無症状だったらしい詳細は後日

 

    　　

ひゃ～

 

母に電話すると、お部屋から出ちゃいけないの・・・と

食堂で食べていた食事は、使い捨て食器でスタッフが、三食部屋まで運んでくれているそうだ

ありがたいねぇ

母にとって、一日三回の食堂までのは大切なんだけど

そんな事は言ってられない状況 

 

６日

陽性のスタッフが再度PCR検査を受けたら陰性だった

後日スタッフと入居者全員がPCR検査をするようです

　　　　　

良かったけど、なんじゃそりゃ

 

１０日

全員陰性だったそうです

あ～良かった、ホッとした～

 

人との接触も遮断され、一人部屋にいる姿を想像すると切ないね 

 

これで、食堂に行かれるようになったかな？

電話で聞いてみよう