まじめに遊ぼう! 「旅と人と器と」

旅行記と陶芸だけだったのが、

手芸や籐工芸や多肉ちゃん

そして孫話まで・・・広がりすぎ~!

夫の介護 おまけ

2023-03-11 | 夫の病

夫の葬儀から、早3週間以上経過

 

3月に入り「お線香を」と言ってくださる方々がいて

我が家のリビングは、涙と笑いに包まれている

 

今まで聞いたことが無かったクラシック音楽を聴くようになる

毎日『アレクサ』で

「流行りの曲」 とか 「ジャズ」 とか 「歌手名〇〇」

を聞いていたが、亡くなる一週間前くらいから

その音が鬱陶しく感じ

「アレクサ、ショパンかけて」とか「モーツァルトかけて」

 

数百年聞かれ続けている重み・深みを感じている

 

 

先日、年金事務所に行く

担当者(40代女性)が死因の欄を見て

ご主人さま、めずらしいお病気だったんですね

いやそれがね、100万人に6~7人で・・・

え~っ

なんて話から、看取りの話では質問攻めになり

ここでも笑いを含めた(ほとんど)会話が続き

たぶん、予定の1.5倍ほどの時間をかけ

無事手続き完了

夫は、まったくもう・・・と呆れているだろう

 

 

さて、私の忘備録として・・・

 

夫を看取る事は今年になってから決めたが 

その伏線となる出来事について

昨年12月

夫の荷物を取りにゴルフクラブに行った時の事

せっかくなので友人たちとのラウンド

その時担当になったキャディさんのご主人が、5月に亡くなったとの話だった

クラブを渡す時とか、近くに来て二人だけの時とかに

こそこそっと話したところ、ご主人は50歳代でガンだったそうだ

 

体格が良くて介護は大変でしたが、50キロ台まで痩せました

 

えっ!?下の世話もしたの!?それで家で看取ったの!?

 

はい、ヘルパーさん達に助けてもらいながら・・・

夫は下の世話をする時に、いつもすまないなぁと言うんです

でも私は何言ってるの!私がやりたくてやっているんだからいいのよ!

 

〇〇さん頑張ったんだねぇ 偉かったねぇ

キャディさんの服装はゆったりしていて分からなかったが

肩を撫ぜると、痩せていた

 

もう毎日寂しくて寂しくて  

でも仕事を復帰したので、気はまぎれます  

と・・・

 

ショックだった

そんな事 私は絶対言えないし出来ない 

私がやりたいからやってる・・・って、そんなことあるわけないじゃない

あり得ない!!

 

その時は頭をトンカチで叩かれた位(たとえが古い)な衝撃を受けた

 

もちろん、帰宅しても夫にその話はしなかった

だって、俺もそうして欲しいなんて言われたら困る

 

夫はその頃はまだ、生意気小僧だったので

そんな優しい言葉なんてかけてなかったし

それを受け入れない自分とキャディさんを比較して

自分は冷酷だ、と言う気持ちに苛まれていた

今から思うと全く無駄な思考だし、精神的に一番不安定だったんだと思う

 

そのキャディさんとの出会いで選択肢も増え

自分の気持ちの折り合いも付けられた

あとは、ゴールに向かえばいいだけなので

腹をくくった後は、清々しい思いで生活していた

感謝です

 

そしてブログ

私の中では記事にすることで、自分の気持ちとも向き合えたし

サウナーじゃないけど

『整う』って感じ

パソコンに向き合う時間は気がまぎれるし

ブロ友さんの所へお邪魔すれば、前向きにもなれるし旅行もできる

 

そして

今になって読み返すと、忘れている事も多々あり

この1年間は私達夫婦にとって、とても濃密な時間だったことがわかる

書き残しておいて良かった

 

長い間、楽しくも無い夫の病気にお付き合いいただき

ありがとうございました

 

さて、haruharuさんから頂いたコメントに


まずは切れてしまったパスポートをとって旅に出ましょうよ

とあったように

 

そうだ!納骨したらまずはパスポート取得よ

 

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夫の介護 18

2023-03-01 | 夫の病

 

そして葬儀の話

10:30開始なので、前泊した次男と1時間以上前に斎場へ 

すでに一人参列者が

夫婦でお付き合いのある夫さん(妻は事情で参列できず)

元は私と妻が仲良くなり、その後夫同士も仲良くなった

何となく気が合うらしく

2人でテニスレッスンも行ったり

その後は夫婦でゴルフもしたり

闘病中、夫が好きな物をお土産を手に、何度も 会いに来てくれた

 

その夫さんの顔を見ただけで、なんだかホッとしてしまった 

お別れしとかなきゃと思って早めに来たんだ

息子達とは〇十年ぶりの再会となる

 

予想以上の参列者で、ビックリ

お焼香の時は、家族3人並んで立ちお礼をした

もちろん、会社関係の方はお顔も分からない方が多いけど

見慣れたお顔や久しぶりにお会いするお顔

マスクをしていても、なんとなく分かるものだなぁ

なんて思いつつ・・・

 

大勢の方が参列してくださり、感謝感謝である

 

そして最後に緊張の

喪主挨拶

 

ありきたりの挨拶ではなく、自分の言葉で伝えたかったので

亡くなった次の日から文面を考えていた

 

そして、声を出し練習していた

驚くほどの滑舌の悪さ、嚙みかみだ

しかも、途中で何度も泣いてしまい読めなくなる

こりゃ大変

もし、私が詰まったら、→長男→次男 で頼むよ

大丈夫だよ、読みきれるって

 

途中、一度詰まったが、無事終了

長男から

よくやったとお褒めの言葉

 

 

そんなこんなで葬儀も無事終了

 

長男が

葬儀の時にアンケート(?)を取りたい

父さんがどんな仕事をしていたかとか、外ではどんな男だったのかを知りたい

web上で書いてもらう 

との事

 

それなら、亡くなる前に話しておけば・・・とも思ったが

後半は会話にならなかったし

父と息子はあんまり会話しないしね

 

受付でお渡ししたA4判に

『家族からのご挨拶とお願い』とあり

これまでの経緯とお礼が書かれ、差出人は息子達の連名になっている

最後に入力フォームにQRコードとURL

 

書いてくれる人なんているのかね?

なんて思っていたら

 

昔の取引先の方や、仕事関係の方も回答してくれて

なんだか、夫は男気のあるすっごくいい男になっていた

 

今も夫の写真が見えるが

なんだか実感がわかない

 

5年前に、3夫婦で行った沖縄ゴルフ旅の時の写真だ

前日にみんなから定年祝いに頂いたシャツとキャップをかぶり

ご満悦な表情

実は、写真は亡くなる前から探していたが、全く見つからず

次男がiPadで発見

病気が発覚してから?その前から?いつも渋ちんな顔をしていたので

こんな柔らかい表情は忘れていた

見ていて、こちらも気分がよくなる

やっぱり、遺影って大切

私も全く写真を撮らないし、撮っても帽子&サングラスだもんねぇ

たまには撮らなくちゃ・・・だわ

 

 

先日は久しぶりに一人でウォーキングに行き

この辺り、よく歩いたな

なんて思ったら  

やっだぁ・・・

 

友人たちと会話中も、お互い急に  

もう・・・

 

その友人の

waiwaiさん、今から新たなスタートよ

の言葉に元気を貰えた

 

『娘』と『母』は継続中だけど

そう、私の『妻業』は一足お先に卒業

これからが私の新生活のスタート

 

夫には悪いが、これからどんどん遊んじゃう

 

夫とは

6年半付き合い

結婚して42年半

50年には満たなかったが、十分なご縁でした

 

私が人生最後になり

もうそろそろ潮時だなと思った時

私が『そろそろお願いします』と心で思ったら

 

すぐ迎えに来てください

 

でも、まだ先の事です

 

夫よ、約束だからね

 

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夫の介護 17

2023-02-26 | 夫の病

 

1月24日 認定員が介護認定変更のために 我が家に来た

これもケアマネさんのスピーディな判断があっての事

そして、亡くなった翌日の2月15日

要介護1 → 要介護4 の 変更通知が届き

支給限度額は2倍弱に変更になった

 

その恩恵は受けずとも

2022年3月末から1年弱

高~~いと払っていた介護保険に

どれだけお世話になったことか

感謝しかない

 

出来れば私は、お世話にならずに済ませたいけど・・・

そうはうまく行かないか・・・

 

 

介護ではなく葬儀の話

 

亡くなった翌日、葬儀社との打ち合わせ

息子達が同席してくれたので、安心

ましてや、前回(義母)・前々回(父)の資料があり

比較しやすい

とはいえ、決めることは山ほどある

スタッフの話に乗っていけば、スムーズに進行する 

 

今回気付いたが、我が家の3人 即決タイプ

あまり迷わない

 

ところがそこで

ついでに聞いちゃうと、この高い棺桶って使う人いるんですか?

1番はいませんが、2番は先日いました

ひゃ~~

どんな方だったんですか?

 

とか

 

棺桶の中のフワフワお布団

え~~そんなの必要!?

そりゃいらないなこんなの頼む人いるのか?

実は、お客様からのご提案で作りました

 

とか

 

骨壺にも種類があります

え~だってお墓に入れちゃったら、誰も見ないじゃん

それは普通でいいな

 

とか

 

ついついあれこれ口をはさみたくなる我が家族

で、またもや笑いを挟みながらの進行となり

 

若い方とか、事故に遭われたとか・・・

こんなふざけたフランクな状況ばかりじゃないでしょ?

 

はい、おっしゃる通りです

 

気を遣うお仕事で大変ですね

それにしても今時、(見積書)手書きなんですか?

実は今、移行中なんですが、トラブルが発生していまして・・・

そりゃ大変だ

 

私の時にはバッチリだね

そうだな

 

次は霊柩車

ワンボックスでもいいけど、ワンランク上げてクラウンでいいんじゃないの?

 

母さん、なんでそこで数万円ケチるの?

 

いやいやケチっているわけじゃなく、価値観の相違です

 

だって父さん、車好きだったでしょ?

しかもじいちゃんの時だってリンカーンにしたんだから

ここは、リンカーンでしょ

と息子達に攻めよられ

 

はい、リンカーンでお願いします

 

あっ私 乗れんだ

 

いいなぁ 俺も乗りたい

 

祭壇はゴルフ場をイメージして、白と緑のお花を使うことにした

 

私、花に刺す名札、嫌なんだけど・・・

名札だけ別に並べるのどうでしょう?

あれは美しくないよ

 

はい、それも出来ます

 

いやいや母さん、それはダメでしょう

だって会社関係の人はみんな

あれを見て、おっ自分の会社はどこ?他はどこ?って確認するんだから

あれは無いと意味ないでしょう

美しさは二の次だ

 

・・・・撤回します

 

てな感じで、息子達の成長ぶりも感じつつ

あとは当日を待つだけ

ただその間に、頂いた枕花を 夫の元へ数回届ける

 

夫は亡くなった翌日から、葬儀社の安置室にお預け

個室で、いつでも会いに行ける

一泊、食事なし で 30000円

良い旅館の代金だなぁ、しかも食事付だぞ

ほんと、元気なうちに  使えばよかったのにねぇ・・・

 

 

夜寝る時、洗面所を使っている(短くシャーっと)音がすることがある

 

私に全く霊感は無い  

 

 

枕花を届けた時に

じゃまた明日来るね・・・

と言った後に

 

あっ・・・そうだ、家に来てるでしょ?

分かってんだけど

どうせ、今晩も来るんでしょ、じゃね

 

と帰宅した

 

その夜、夫、夢に出た

やっぱりな 来てんじゃん

 

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夫の介護16

2023-02-24 | 夫の病

夫が亡くなる2日前の事

すでに書き終えていたが、タイミングが合わず

でも残しておきたいのでUPします

 

亡くなる1週間前に、元会社の方々3組から

お見舞いに行きたいと 申し入れがあった

しかし

  

 

高熱が出て、お見舞いをキャンセルさせてもらったが

夫に恩義を感じてくれている元部下Mさんが

僕1人でお邪魔したいと言ってきた

そこまで言ってくれるなら

待ってるよ~

 

Fも行くと言ってるので、二人で行きます

との事なので、いいよ~待ってるねと返事

 

それが、あれこれあったらしく

結果7人で来た~

 

6人は毎年我が家に来る組員(グループLINE名〇〇組から)

そして、もう一人は夫の10個上の先輩Oさん

私も何度かお会いした事がある

どうしても断れなかった事情も分かる

来て早々

Mさんが私に冗談を言ったら

まったく・・・Mはこんな時に空気を読まんな

えっ!全く問題ないですけど

それが・・・実はうちの家内も具合が悪くて・・・・

と自分の話をず~~~としてたOさん

 

なるほど・・夫が疎ましがってたのを思い出した

 

その間、女性陣は順番に夫のベッドサイドに行き

話しかけながら、手をすりすり

私に気づかれないように、涙を拭いている

夫さん絶対ニヤニヤしてるよね

してるしてる~

もっと!って言ってるよ

何とも素敵な時間になった

〇〇組のみんな、本当にありがとう

ついでにOさんもありがとうございました

 

夫さん、また来ますねって言ったら「はい」って言いました

え~~!?

私は午前中に 内容は忘れたけど・・・だってさ!って言ったら

えっ!?

そんだけだよ

私達には はいっ て言いました

ふ~~ん

 

また無人島に来てね

  

それが亡くなる2日前の事

そして、組員6人が会社の集約と、受付のお手伝い

もちろん、火葬場→精進落としまでお付き合いいただいた

葬儀の事は次回・・・

 

 

 

 

 

 

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夫の介護 15

2023-02-23 | 夫の病

夫が亡くなった日の事を書きました

お辛くなりそうな方はこちらででお願いします

 

14日

前日の訪問診療で

私は『残りあと1~2日』と思っていたが

変な気を使い(誰に)、大目にあと一週間と言っていた

 

6:30

熱は高くなさそう

昨晩排尿無し、朝は半分量

朝のお約束、ホットタオルで手と顔を拭く

数日前からはスポンジで口腔内を湿らせるのみ

 

背中のマッサージする?

ヴ・・・

マッサージの途中で、呼吸が乱れ始める

えっ!余計なことした

慌てて元の体勢に戻す

その後、口呼吸になり

7:30看護師に電話

酸素量を、2ℓから少しづつ上げて 3ℓにしてください

私がしていいの? 大丈夫です

とか言いながら

マックス5ℓまで上げちゃう え~いサービスだ

 

少し楽そう

でも、毎日見ているから分かる もうすぐ・・・

 

息子達にLINE

 

8:30 看護師到着、酸素マスクを鼻・口を覆う大きい物に変更

だいぶ楽そう

たぶん今日明日中・・・じゃないですかねぇ? と看護師

私もそう思う

ちょっとコーヒーでも飲んでよ

え~いいんですか!?

もちろん!

朝のマッサージの話をすると

体位を変える時とそうなる事が結構あります

問題ないです

あ~良かった~ドキドキした~

 

息子達到着まで、看護師さんいてくれる

 

嫁も出社する前に会いに来てくれた

 

その後も3人でベッドの周りを囲み

くだらない話で笑いながら、手をさすりながら、時々泣きながら(私だけ)

 

 

このガーゼの布団カバー拭きやすいのよ~( タオルを使えばいいのに

何やってんだよ

 

約束したわけじゃないのに、必ず誰かが夫のそばにいた

 

呼吸も説明されていた通り、静かだが顎呼吸に変化

とても穏やか

 

病院だと器械があってピッピってわかるよなぁ

あ~そうだね、でもあれって器械ばっかり見ちゃうよね

 

さっきより酸素マスクの白い湯気(?)が少なくなったぞ

え~

3人で夫の口元を凝視

・・・・フゥ

・・・・だぁ 息が詰まる~~  ハフゥ

を何度も繰り返しているうちに

とうさん、バカな話をしているって苦笑してるよ

まじめだったからなぁ

 

それは、義父の田舎の話をしている時だった

 

あれ止まったんじゃない?

え~~大分の話してる時に

 

首や手首で脈は感じられず

長男は夫の胸に耳を付けたりして・・・

 

もしこれが父さん母さんだったら

こんな時にふざけるなっ!!て怒られてたよ

そりゃそうだ

 

それにしても素晴らしい最後だ 最高だ!!

 

と実は

3人で拍手したのだ

 

すぐに酸素マスクを外す

ゴムパッチンにならないようにね

 

2月14日 バレンタインデー

私が命日を忘れないように・・・か

 

実は、脳転移をした時から

急なけいれんが起こり、亡くなることもあると言われていた

ビックリさせることはしないでください

それが、私へのお礼です

と いつも心の中で祈っていた

 

自宅での看取りについて

当然 経験も無いし、不安だらけ

認知症の義母を見て、介護を分かったつもりになっていたが

全くの別物だった

数年間も自宅で義母を介護していた義父の大変さに脱帽だ

 

 

でも、ケアマネさん、医師、看護師さん、ヘルパーさんの支えがあってこその生活

知らないことは、皆さんいろいろ教えてくれる

そして、毎日 観察 見守っていると着地に向かっていくのがよくわかる

 

1週間前には

玉置妙優さんの

「ただ、そばにいること」「死にゆく人の心に寄りそう」

を 再読

とても心が落ち着く

 

最後は飲まず食わずが、本人は一番楽

点滴→痰が絡み→吸引

本人が苦しむだけだよ

鍼灸の先生の言葉通り

 

とにかく3人とも笑顔で、達成感に包まれていた

 

いつも渋ちん顔だった夫も穏やかな顔で・・・

痛みも辛さも無くて・・・うん、良かった

そして、息子たちが傍にいてくれたこと

1人じゃ抱えきれなかったと思う

 

その後

看護師&医師も到着

 

看護師さん達に整えてもらう

 

夕方には葬儀社が来る

 

夫さまは以前、喪主さまをなさりませんでしたか?

 

ん??

実は義父・義母・父とお世話になった葬儀社で

義母と父の時の担当者だった

たまたま今晩は夜勤でしたので、伺いました

話しているうちに思い出し

この時点で、すでに安心感に包まれこれで心配なし

話も早けりゃ、今までの資料も持参してくれて比較もしやすい

夫よ、抜かりないぞ

 

前回書いたように、葬儀が一週間後なので

するつもりがなかったエンバーミング(遺体保存)をすることに

長男は数日 家に居させたかったようだが

するならなるべく早めに

ということで

翌日の14:30 お迎えの車で斎場に移動

ちょうど、昔からお付き合いのあるご夫婦が弔問に来ていて

一緒に見送りしてくれた

これもやっぱりご縁を感じる

 

夜は嫁・孫・も集合

毎度なワチャワチャ

 

 

夫は、病気で辛い思いも散々したけど

終わりよければすべてよし!

 

今はすっきりして身体も楽でしょ?

本当にお疲れ様でした

 

夫よ、今まで本当にありがとう

感謝あるのみ

 

あとは喪主挨拶の文面・・・

 

 

 

 

 

 

 

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夫の介護 14

2023-02-19 | 夫の病

夫、2月14日14:23 逝去しました

安らかで静かな旅立ちでした

この日の事は改めて記事にします(私の忘備録

 

葬儀社との相談も終わり

季節の変わり目らしく、あっちもこっちも大混雑

今は、最短で一週間後になった葬儀の日に向け、待機中です

 

今回も私の忘備録の為のです

 

2月13日

痰が絡んでいる

数日間 開けなかった眼を開ける

話している事は分かっているようだ

三日前位から

一日で大さじ3 程度しか食べなくなっている

ただ、飲食させると余計絡むことがわかり

量を控えめにしたが

夫の命をコントロールしている気分になる

 

 

午後、2時~訪問看護

あう~~~

またまた💩指を入れられたね

 

3:30~ 訪問診療

今の夫さんにして差し上げられることは

①解熱剤投与 

発熱は籠り熱か腫瘍熱と思われます

②たん吸引

③酸素マスク

しかありません

酸素濃度が85%しかないのでお辛いと思います

 

①、②は却下

酸素マスク・・・想定していなかった

先生、酸素マスクをすることで・・・あと数日があと一週間に伸びることはありますか?

えっ!?

夫の着地のリズムを壊さないかと言いたかったのに・・・

すでに思考能力低下で言いたい事の半分も言えず

 

同行の看護師が

それはありません

今の辛さを緩和するかどうかという事です

今は辛そうには見えませんが、本人は辛さを表現できないんです・・・と補足

 

ならばお願いします

 

では次回は2週間後に

 

えっ!?次回!?

先生、長くてもあと一週間くらいだと思っているんですけど

 

この先生は言葉を選んで優しく話すが、せっかちな私はポイント重視なもので

 

仰る通りです

 

ならば、それを言ってよ・・・って感じ

 

最後に向けてどういう症状が起こるか教えてください

①呼吸が乱れる

②肩呼吸になる

③顎呼吸になる

とのこと

 

 

で、夕方には酸素の器械が来た

鼻の穴に付け、少し経ったら

口呼吸が鼻呼吸に

夕方に来た次男と

なんだ、これならもっと早く着けてあげればよかったよね

 

医師との会話を長男に話すと

いやいや母さん、きっと先生は色々な経験をしていて

はっきり言ってパニックになったり、泣き叫ぶ人もいたりして

ソフトな話し方にしてるんだよ

母さんみたいな人は珍しいんだから

と珍獣扱いされる

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夫の介護 13

2023-02-14 | 夫の病

 

ある時から目を開けなくなった夫

 長男の食事介助中

お~い、寝たまま食う気かよ

目、開けろ

 

雪が降った日

朝、ほっぺが赤いなと測ったら高熱

看護師さんに電話

 

ただ、我が家は点滴も吸引もしないので

どういう状況になったら医師を呼べばいいのか質問

・呼吸が荒くなる

・呼吸をすると顎が動く

・肩で呼吸をする

そうなったら、看護師に連絡する

 

これを聞いただけで安心した

 

翌朝

看護師に電話

二日前から痰が絡んでる アドバイスは?

・吸引器材をレンタルする

・部屋の湿度を上げる

・ベッドの頭を少し上げておく

 

数か月前に加湿器捨てたところ

 

今まで通り、空気清浄機の加湿にお任せしよう

頼む~~

 

その日の午後のヘルパーさん

何度か来ている30歳代男性と60歳代男性のペア

どうやら30歳代が60歳代の指導をしている様子

長男家族+で わちゃわちゃしている中

長男が、ヘルパーさん達にいろいろ質問している

誰に似たのか、この気質

 

痰が絡んでいるのはどうすればいい?と言うと

口腔ケアをしましょうか?

と言う話になる

歯ブラシがうまくできなくなり

たまたま前日に買っていた ↓ 

 

 

口の中でこのスポンジをグルグル回し、こそげ取るらしい

母さん!ちょっとこれは見た方がいいよ!と興奮気味の長男

なになに!

 

痰が絡んでも咳をして出せず、常にゼロゼロしている

 

喉の奥は医療行為になるが、口腔内はヘルパーさんもOKだそうだ

って事で、30歳代ヘルパーさん

夫の口の中で湿したスポンジをコロコロ

これも水分を少し絞らないと、『むせる』の原因になります

なるほど・・・

夫も大きな口を開けている~

あ~取れた!

と言って見せてくれたのは

小指の先大の・・・薄べったい何かの塊

しかも2個

そんなものが口の奥にへばりついていたのか 

 

痰とか食べた物が固まるんです

 

その間、何度もスポンジを洗う(結構ヌルヌル

 

歯は磨いてたつもりだったけど

そりゃ気持ち悪かったねぇ

もっと早くしてあげればよかったねぇ

 

もし俺がこうなった時には、必ずやって欲しい!と長男

いやいや、その前に私にも必ずやってくれ!

 

あとは口腔内が乾燥するので、時々スポンジで口の中を湿してあげるといいですよ

口腔ケアは切りが無いので、適当にしてください

 

そんな事、全く知らなかった

 

そしてもう一つ

もっと早くしてあげればシリーズ その2

背中のマッサージ

マッサージと言っても、背骨に沿って撫ぜるだけだけど

これは鍼灸の先生に言われてたのにしてなかった

 

片膝まげてクルリンパで、楽に横向きに出来るようになり

やってみると・・・

いつもの渋ちんお顔が、緩やか~なお顔に

気持ちいいの?

ヴ~

分かってんの?

ヴ~

わかってんのか!それはよかった

 

 

NNとつっつんにもやってもらう

夫、きっと至福の時間

 

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夫の介護 12

2023-02-13 | 夫の病

話は前後するが

ベッドを移動させる時と、ヘルパーさんの時間が重なり

ヘルパーさんに車いすへの移動をお願いした

じゃ、ついでに、衣服交換は大丈夫ですか?

それがね

ベッドの背を立たせ、私がベッド上で夫をまたぎ

バンザイをさせ、脱がしていた

ズボンを替える時も

夫が腰があげられなると、アッチ向かせたりコッチ向かせたり

夫は痛がり、私も力む

あ~疲れたよ~

となってたわけです

 

なるほど、ではやってみましょう

ヘルパーさんは

寝かせたまま

片腕を抜き→首を抜き→スルッと はい終了

片腕を抜く時に、袖を肘までめくっておくといいです

伸びる衣類だし

夫さんはまだ関節が動くから楽ですよ

 

ズボンは片ひざを立て、脇と膝裏に手を入れこっちへ引く

くるりんっぱ

すっご~~い

 

僕は身体が大きいけど、力は使ってないでしょ?

 

そっか、てこの原理的な?

そうです

試しにやってみると

ホントだ、私でもくるりんっぱだ

なんだ~もっと早く聞けばよかったです~

 

なんでも、その道のプロに聞けば

 

空腹時に飲む抗がん剤

以前は夫が、早朝にリビングまで来て飲んでいたが

転倒防止の為、私が寝る直前にベッドで飲ませていた

 

先週の事

その薬と夕飯をゲボゲボ~

薬より、食べた物がもったいない

翌日はちょっと早めに起きて飲ませることにした

 

うまくいったなと思ったその2日後

朝でもゲボゲボ~

 

前回の訪問診療の時

薬は2月分まではありますが、その後はどうしますか?

処方しても、手元に来るまで時間がかかる薬なので・・・

服用を辞めたら、進行は早まると思われます

という話をした

 

初回の診療の時に

薬が飲めなくなったらその時点で終了

という事は共有していた

でも、ゲボ×2回で

もう服用をやめてもいいんじゃないかな?と思った

 

その思いが夫に伝わったわけではないだろうが

 

その日の朝食後、(それ薬以外の)薬を口に持っていくと

夫は口を真一文字にし、薬を飲まなかった

 

これで、一切の薬の服用を辞める決断をした

 

その夜間、大量の💩の処理をしてくれた

中年男性ヘルパーさんが言った

奥さん、浣腸は辞めた方がいいですよ

1週間出てないんなら仕方ないですけど・・・

看護師さんに言ってください

 

実は私もちょっと気になっていた

看護師からすると『排便コントロール』と言う

でも

元気な私達でも下痢をすると疲れてぐったりする

 

鍼灸の先生にその話をしたら

身体に吸収させる水分だし、エネルギー源なんだけどなぁ

水分を摂れなくなれば、なおの事

大事な体液だからね

 

そうですよねぇ、それでもっと水分を摂らせてと言われても・・・

飲めなくなってくるし、飲ませれば痰がからむ・・・

 

医療のプロの看護師さんに言うのは、申し訳ない気もするが

勇気を出して言ってみた

 

浣腸はしないとダメかなぁ?

 

でも、ちょっと見てみますね

それでもやっぱり蓋💩があるので、それだけは取りましょう

という事になり

浣腸液の量を半分にしてくれた

 

そのおかげか、今回は浣腸後に何度も💩が出ることは無かった

 

 

次男が食事の介助をしてくれた夜

ほんと、これしか食べないのか・・・

 

でも、入院してたらこんな事出来ないよ

自宅で良かったよ~

聞いたところによると

ホスピスも、コロナで面会も人数も制限されるんだって

へ~そうかもな

父さん良かったね、次男に食べさせてもらって

 

なんとも穏やかな時間を過ごせた

 

その翌日から、ポタージュやゼリーのみになる

 

せっかく2度目の発芽をしたのに・・・

 

 

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夫の介護 11

2023-02-11 | 夫の病

リハビリに行かないなら、リハパンじゃなくおしめにしましょうか?

??ん??

寝ている時間が長いし、おしめの方が替えやすいんです

とヘルパーさん

 

なるほど~~

 

そんなことも知らなかった

 

これで、完全介護コンプリート・・・な感じ

 

先日、友人が貸してくれた1冊

本も作家さんも知らず・・・

 

 

前書きに

2021年4月

私は突然すい臓がんと診断され

その時すでにステージは4bだった

昔と違って副作用は軽くなっていると聞いて臨んだ抗がん剤治療は地獄だった

がんで死ぬより先に抗がん剤で死んでしまうと思ったほどだ

医師やカウンセラー、そして夫と話し合い

私は緩和ケアへ進むことを決めた

そんな2021年、5月からの日記です

 

とあった

 

あら  夫  妻は違えど、我が家と一緒

 

もちろん、病気も症状も環境も違うけど

『夫目線』として、読み進めた

 

クスっとしたり、同意したり、そして涙

なんだろう、この読後のすっきりとした感覚

 

あとでも先でも無く今、この本に出会えたこと

Oさん、ありがとね 

 

( 山本文緒さんは2021年10月にご逝去されました )

 

突然20フィート越えの大波に襲われ

ふたりで無人島に流されてしまったような我々も

これから少しづつ無人島に親しい人を招待して

お別れの挨拶を(心の中で)しようと思っている

 

なるほど・・・

 

無人島に遊びに来てくれる人

本島から様子を気にしてくれる人

 

十人十色

 

私は自分の身に起こったことは話したい性分

だから、ブログにも書いている

 

知らないで心配するよりも知った上で心配させて!

と言ってくれた友人達

でも

話を聞くと辛くなる人もいる

 

話す時にはお相手の事も、気遣わなくちゃ・・・と思う

 

数日前に夫の元部下グループから

3月にまずは3人でお邪魔したいんですが・・・と連絡があり

今の夫の状況と、来ていただけるのはwelcome

ただ、早めの方がいいと思う と返信すると

今週末に伺います、そして人数は7人に増えますが大丈夫ですか?

その話は同僚グループにも伝わり

週明けに4人で伺いたいそうです

 

長男と

来ていただけるのは本当にありがたいよ

父さん的にはこの姿は見られたいかな?どうなのかな?

ん・・・どうなんだろうねぇ

 

日程が決まった翌日の朝

40℃近い発熱

 

発熱は結構しているが、40℃近くは初めての事

 

これは早めの決断をせねば

週末に私の友人達も来てくれることになっていたが

すべてキャンセルさせてもらった  

 

無人島に遊びに来てくれる人

1月中だったら良かったなぁ、ほんと残念 

 

 

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夫の介護 10

2023-02-10 | 夫の病

先日、看護師さんに💩を出してもらった後

💩で何度かヘルパーさんを呼ぶ

看護師さん曰く

出口の💩蓋を取るのでその後、中の💩が出てきます   と

皆さんイヤな顔一つせず

「大丈夫ですよ。いつでも呼んでください」とおっしゃる

仕事とはいえ・・・本当に感謝感謝である  

 

いつも手足が力んでいる気がして

食事中も、肘を曲げさせ手のひらを撫ぜる

夫はしあさっての方向を向き、モグモグ

近頃いつもそんな感じ

ん?私を避けてるのか!?

 

こんなに夫の顔を見たことないなぁ

こんなに触れたことないなぁ

結構愛しいぢゃないか

 

なんて思ってると、不意に涙が出ちゃう

 

あらやだ

 

なんて思ってたら

ゲブ・・・

 

 

ゲブ・・・

 

ひゃ~~~やばい

 

ゲボゲボ~~~

(お風呂の)手桶で無事キャッチ セーフ

うがい用にそばに置いてて良かった

 

でも・・・あ~あ

 

せっかく食べさせたのに・・・

 

乳児がおっぱいをたっぷり飲んだのに

ゲップと共にゲボゲボーと出した時の感覚

 

消化器が『もう仕事できません』・・・と言ってるのかな?

それからというもの、消化良く食べさせやすい物にする

私の2/3量 →1/3に

なんだか、夫の命をコントロールしている感覚になる

 

車いすに移動できなくなり、ついに通所リハも辞めることに

2月に新しい場所に変わるから、夫さん頑張ろうね

と送迎担当のRくんに言われたてたけど・・・ダメだったな

 

そして

 

このタイミングで、ベッド移動・テーブル・エアマット依頼

トイレの手すりと車いすは返却

 

ヘルパーは夜間1回に、日中も1回増やす

 

月曜日  2時/訪問看護  夜間/ヘルパー

月2/訪問診察

火曜日  1時/ヘルパー 夜間/ヘルパー

水曜日   午前/マッサージ 2時/訪問入浴

木曜日  2時/訪問看護  夜間/ヘルパー

金曜日  1時/ヘルパー 夜間/ヘルパー

土曜日  1時/ヘルパー 夜間/ヘルパー

日曜日  1時/ヘルパー 夜間/ヘルパー

 

人の出入りは多いが、私の負担は軽減だ

沢山の方達に支えられているから生活できる

ほんとうにありがたい

 

そして、息子たち

2人とも時間に融通が利くので、ちょこちょこ来てくれ

夫の容態や、今後の事も共有してくれる

大体夕方に来て、夫の食事介助をし、ゲボ注意報が消えると帰宅する

 

最初は (夕飯付きは面倒なんだけど)と思っていたけど

そのおかげで、私もきちんとした食事をするし

料理を作る時間が息抜きにもなっている

 

息子達の夫への思いが嬉しい

 

先日は午後、長男が来た

私がジムに行くと言うと

どうぞごゆっくり、4時からリビングでリモートで会議してるから

わかった!静かに帰ってくる

 

と言ったのに、すっかり忘れ

ただいま~~なんか暑っついんだけど~

と大声で帰宅

長男の冷めた目で、おもいっきり両手で口を抑えた

 

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