転生悪女の黒歴史 9〜10巻
漫画、冬夏アキハル
転生したら悪女だったパターン。
しかもその世界は、
本人が10代の頃に描いた物語で
成人して黒歴史として封印したお話。
そのため頑張って思い出さないとウロ覚え。
8巻までは、悪女が殺されるフラグを
折って折って折りまくり、
ついでにヒロインが辛い目に合わないように
頑張るというコメディ要素の強い
楽しい展開だったのですが、
9巻から
“黒歴史の物語を正しく進行する為の組織”が
本気を出してきました。
そのため、
黒歴史キャラではなく
イアナが有利になるよう動くイザークは
殺されてしまいます。
一気に残忍なお話になってしまいました。
そして、イアナは物語の修正をしないと
もっと死人が出ると脅されて
大悪女として自分がイザークを殺したと演説し
塔から落下。
イアナの演説を信じなかった
黒歴史キャラではない警官シャノウも
殺されてしまう。
イアナは忍に助けられ、
ヤトリに看病され一命を取り留める。
ヒロインで姉のコノハはイアナを信じてるが
これは黒歴史の時からの設定なので
セーフなんだと思われます。
しかしせっかくイアナを信じるようになってた
ギノフォードは今度こそイアナを殺さなきゃと
思ってます。
同じくイアナを信じるようになったソルは
揺れてます。
コノハは教会からの命で、聖女として
ギノフォード、ソルと一緒に
イアナを探す旅に出ます。
イアナは物語の通りに
ちゃんとコノハが進めるように
コノハ達に気づかれないように
イアナが辛くならないように
先回りして手助けすることを決意。
まずはコノハがコノハの為の武器を
手に入れられるよう暗躍。
上手くはいったとは言い難いながらも
何とかコノハ無事に武器を手に入れます。
さぁ次はどうなるのか!?
というところで以下次巻。
あんまりにもキツい展開になってビックリ。
この漫画では
危ない目にあっても死人は出ないだろうと
鷹を括っていたのでキツいキツい。
ピッコマで読んでて良かった。
これ単行本買ってたら、ビックリして
古本屋に持っていっちゃうヤツです。
コノハが信じてるからと
周りが信じる展開にならないのが黒歴史。
そんなお人好しのコノハを
自分が守ってあげなければ!
そのためにイアナを殺さなきゃ!
というのが黒歴史のキャラたち。
イアナ、あんなに頑張ってるのに
幸せになって欲しいよ。
9巻ではダメージを受けてたイアナですが、
10巻では持ち前の前向きさを取り戻してくれて
明るくドタバタはしていますが、
それでも前のように呑気に読めないお話に
なってしまったのでドキドキです。
イアナが幸せになりますように。