瑠璃宮夢幻古物店 全7巻
漫画、逢坂八代
想いを宿した古物を扱う店の店長
瑠璃宮真央がお客様と古物の出会いを見守る
ホラーな結末が多いけど
たまにホッコリだったりする話。
過去が見える眼鏡を使った老人は
奥さんを見るのに夢中になって
他のことには目もくれなくなった
(後の話で正気に戻るが、
更にその後の話では見てたのは
自分に都合の良い奥さんの姿で
本当はモラハラ旦那にニコニコで
回避していただけだったことがわかる)。
傘の中に人を入れると必ず別れる傘は
傘自信も持ち主と別れるので
巡り巡って古物店に戻ってくる。
その万年筆で書いた文を読むと
相手に安心感を与えることができる。
その時の自分の状態を写す鏡は
妬みや恨みを持ってる時に見ると
醜くなってしまう。
最初は美しくなっていたのに
それによって優位に立とうという醜い感情も
芽生えて醜くなってしまう。
(姉妹で妬み合い醜くなるが、
妹は前向きになり元の顔とも少し違う
穏やか美人になり、姉の方は妹への妬みが
根底から抜けずに更に醜くなり亡くなる)
などなど、使い方を間違ったり
使いすぎたり固執したりすると
身を破滅させることになる道具が多いです。
真央さんは必要最低限の注意しかしないし、
その後にケアもしないです。
道具の回収はするけど。
途中、ずっと友達でいてくれるテディベアが
出てきて、それを持ってた女の子が
天寿を全うした葬儀の時に
姿の変わらない真央さんが
テディベアの引き取りにきていたので
もしやと思っていたら、
やはり真央さん自信が古物というオチでした。
(というか真央さんが身に付けてる
ブローチが古物)
オマケ漫画の店に居着いた
黒猫かすみさんの余談4コマ漫画が
可愛くてホッコリでした。
最後が少し駆け足な感じではありましたが、
広げてた伏線は回収出来た感じで
良かった良かった。