ミステリと言う勿れ 1〜4巻
作者、田村由美
来年1月からの月9ドラマの原作漫画。
ドラマを先入観なく楽しみたい方は、
ドラマが終わるまで読まない方がいいと思う。
なのに、このタイミングでネタバレ感想。
1巻
容疑者編
バスジャック編の前半
2巻
バスジャック編の後半
絵手紙編
相続編の導入
3巻
相続編
4巻
相続編決着
爆弾編
病室お隣さん編
病院の温室編
ざっとこんな感じ。
副題は私が勝手につけたものです。
4巻の爆弾を導入として続きと捉えることも
出来ますが、
主人公の整くんが謎を解いたとこで区切ってます。
要するに、とりあえずここまで買わないと
続きが気になってスッキリしなかったとこまで。
4巻から5巻へと続きっちゃ続きですが、
まぁ一応区切られるかなと。
そんなこと言ったら、
今現在もずっと続いてることになるので。
長い前置きでした。
1巻
容疑者編。
主人公の整くんのキャラに鷲掴みされます。
名言の多いこと。
『真実は人の数だけあるんですよ。
でも事実は一つです。』
ですよね〜と思いました。
他にも義務と権利とか。
ここら辺の話を飄々と押し付けるわけでなく
語れるのが整という主人公の面白さだと…。
バスジャック編前半。
1番嫌な死に方を聞かれた整くん。
『事故やもしくは殺されたのに、
自殺だと片付けられること。』
殺されたはとりあえず置いといて、
事故と自殺はよくよく調べないと分からないかもしれないと思うと、
今、このセリフが響きます。
逆に自殺なのに事故と片付けられるのも…と思うと複雑です。
お悔やみ申し上げます。
2巻
バスジャック編後半。
隠す、片付ける、なくなる。
うーむ。
ガロくんと整くんの不思議な友情(?)の始まり。
この出会いが、整くんを事件巻き込まれ体質を作った気がする。
絵手紙編
こんな遊び、中学生ぐらいの時にしてたかも。
相続編導入
ガロくんは出てこないけれど、
彼の策略で巻き込まれていく整くん。
3巻
相続編。
汐路ちゃんは一生懸命だなぁ。
あと、本筋とは関係ないですが、
『もし家にいて家事と子育てをすることが
本当に簡単で楽なことだったら
もっと男性がやりたがると思う。
(中略)
なのになんで女性にとって楽なことだと思うんだろう』
『“女の幸せ”という言葉に騙されちゃいけない
それを言い出したのは多分おじさんだと思うから
(中略)
女性をある型に はめるために編み出された呪文です』
などなど整くん名言が飛び出します。
4巻
相続編決着。
次の世代へ伝え続けた加害者たち、
次の世代へ伝えなかった被害者。
爆弾編。
ポテポテしちゃうぞ♪と雨の中歌う整くん。
3に拘る記憶喪失の人と出会ってしまう整くん。
3に拘るで某芸人さんが浮かんだ私って…。
病室お隣さん編。
爆弾編のラストで土手から転がり落ちて
検査入院することになった整くん。
ガロくんから贈り物が届く。
なんだか色んな事件の裏に共通点が見え隠れ。
お隣の元刑事さんから
過去にあった事件クイズをされて
寝かせてもらえない。
でも実は…という不思議話。
この話が絵手紙と同じ小咄って感じなのかと
思ってました。
病院の温室編。
誰かに導かれて温室の秘密を暴いちゃう話。
子供が親に酷い態度を取る時は
たいてい親の方が先に酷いことをしてる的なことをいう整くん。
反抗期は別として、そういう側面はあるだろな。
深刻ではないけど外面の良い親で逃げ場がない
なんてことは多かれ少なかれある気がします。
ガロくんといい、ライカさんといい
一癖も二癖もある危ない人に見込まれやすい
整くん。
ますます振り回されていきそうな予感とともに
5巻へ続く。
短いお話、長いお話、入り乱れてながら、
ここら辺までは次巻に跨るように話の流れを作ってる感じがあって、
一気買い出来る状態から読み始めれてよかった。
これを約4ヶ月ずつぐらい待って読んでたら
しんどかったかも。
この後はキリのいいとこで次巻にいくようになってます。
(1冊以上の長編は別として)
整くん役の
菅田将暉さんは好きな俳優さんなので、
ドラマは別ものとして楽しめたらなと。
ネタバレ感想は月9ドラマが始まってから
と思ってたんですが、
なんかもういいかなと。