しょせん他人事ですから
〜とある弁護士の本音の仕事〜 1〜2巻
原作、佐藤真通
作画、富士屋カツヒト
監修、清水洋平
ネット案件に強い変わり者弁護士の保田が
しょせん他人事と思って
本音でお仕事してるネット案件弁護士漫画。
1巻の依頼は
レシピブログで本も出てる主婦の桐原さんが
ないことないこと書かれて炎上して
個人情報を晒されてしまい
どうにかしたいという相談。
まずは、何がしたいか確認。
“削除申請” と “情報開示請求”。
“削除申請”は調べれば簡単にできるそうです。
“情報開示請求”の方は、
「金がかかり」「時間がかかり」
「精神が削られる」のでオススメしないと
ハッキリ言ってしまいます。
しかし桐原さんは“情報開示請求”を依頼。
調べたら何とご近所の知っている主婦
木下さんの書き込みが火元でした。
木下さんを提訴して裁判所に出廷してもらい
和解になりましたが(嘘くさい謝罪でしたが)
案の定 賠償金の支払いが遅滞します。
そこで〈動産執行〉をしてもらい、
彼女の悪行は旦那にもバレてしまいます。
桐原さんは引っ越し費用も貰って
引っ越すことが出来ました。
木下さんは、
旦那に娘を連れて出て行かれてしまって
めでたしめでたし。
2巻は
人気双子アイドルユニット ヌーヌーが
これまた嘘の話でネット炎上した件。
妹が参ってしまってて
兄が何としてでも“情報開示請求”したいと
息巻いてます。
何とか悪質なモノだけを選りすぐって
情報開示請求に漕ぎ着けますが、
それによってネット私刑が始まります。
あと一歩のとこまできたけれど、
行き過ぎる私刑にヌーヌーの2人は…。
というところで以下次巻です。
1巻を読んでたおかげで、
昨日始まったドラマ “シッコウ!!” の
織田裕二さんが乗り込んでいくシーンで
これが〈執行〉なのねと思いました。
2巻は設定がこの前までやってたアニメを
彷彿とさせますが、
内容は全く違います。
いや、近いエピはあったけど。
双子で兄妹でアイドルというのが
萌える設定だと思うので
それは仕方ないよねという感じです。
情報開示をされる人たちが、
1巻の主婦よりも
小さな悪意で大きな代償を払うことになりそう
なので、その人たちがどうしようとするのかも
気になります。