終末のワルキューレ奇譚
ジャックザリッパーの事件簿 4巻
人の醜い色んな感情が見えるのが煩わしいから
作画、イイヅカケイタ
原作、終末のワルキューレ
終末のワルキューレの
ジャックの過去(生前)のお話。
ジャックvsフォグ。
どうやらフォグは“闇”に包まれていて
色が見えないらしい。
というか闇色というべきなのか。
そして、フォグも同じ能力があるらしい。
この能力を
“神からのギフト”というジャックに対し
“神からの呪い”というフォグ。
人の醜い色んな感情が見えるのが煩わしいから
ということみたいです。
だから全ての感情を“塗りつぶす”ことにした
というのがフォグの目的のようです。
それは生き甲斐がなくなり困るといい、
フォグの“本当の色”が見たいというジャック。
無色透明のノアだって
色が滲み出る瞬間があるんだから
フォグにも感情の揺らぎが滲む
瞬間があるハズと思うジャック。
揺らぐわけないと思ってるフォグですが
『アン』の名前に反応があり
大喜びのジャック。
畳み掛けるように
“なぜアンを殺したのか?”と問います。
五大組織vsマザーグース。
マザーグースがフォグを殺したい理由が
フォグとノアの『親子喧嘩』であることが
公になります。
ノアが本気を出して相手しますが、
実はノアの方が囮でマザーグースのメンバーが
“聖遺物”の1つである権力を手に出来る
“聖杯”を奪うことに成功します。
しかし、フォグにみつかり奪還されます。
だがしかし、そこにジャックが横槍を入れて
“聖杯”を奪います。
自分と戦ってたのに『逃げられるのは嫌い』
と言って。
というところで以下次巻。
まだ謎は残ってはいますが、
それぞれの思惑と目的と相関図がハッキリと
してきましたね。
こうなると、
フォグとノアのガチンコが見たいですが
主人公そっちのけになるのもなぁ。
それにしても
暗闇の父親に無色透明の息子だなんて
ジャックが大喜び間違いなしな親子だなぁ。
相変わらず作画が綺麗で好きです。
今回の表紙は、
ジャックのオッドアイが綺麗です。