大奥 2〜4巻(全19巻)
作者、よしなが ふみ
2〜4巻は、
“没日録”の始まりであり、
男名の女将軍の始まりである
3代 家光と有功のお話が主で有功が主人公。
今、NHKで実写ドラマ化されてて
昨日は放送までの部分に当たります。
有功は福士蒼汰さん、家光は堀田真由さん。
以前にも他局で堺雅人と多部未華子で
ドラマ化されてます。
2巻から3代将軍を始まりとして順番に
時代は進んでいく感じ。
今回は有功編のネタバレ感想。
有功はお坊さんだか見目が良く
春日局に目をつけられてしまう。
強制的に現属させられ大奥に入れ
“上様” のお相手をするようにという。
そんな“上様”は男装の少女だった。
彼女は家光の娘で、
まだ赤面疱瘡が流行り始めの頃、
将軍家光は男性で赤面疱瘡で亡くなり、
それを隠すために春日局が
将軍家光が外で襲った女性から
生まれた少女を攫ってきて
男の格好をさせて“上様”と呼び
次期将軍にする子を作り
徳川の血筋を守らせようとしていた。
好き勝手しているように見えた“上様”も
大変な辛い思いを沢山してきた人だった。
猫をキッカケに近づく2人、
しかし有功をよく思わない者たちを
何とかしようと部屋子の玉栄が
謀のために猫を殺めて責任を擦りつけ
玉栄の思い通りになる。
そのことに気づいてる有功と
気づいてない上様。
猫が亡くなり荒れる上様を叱咤する有功。
しかし有功は後悔し、
お坊さんとして人々を救いたいと思ってたけど
自分が助けられる人が目の前にいるやないかと
気づく。
傷ついた凍えた雛が身を寄せ合うように
有功と上様は惹かれあい
目出度かと思いきや子が出来ない。
春日局は有功に、
上様に側室を取るよう伝えさせる。
結局、春日の言う通りにすることになり
上様は懐妊する。
子が産まれるも女の子で
また子を作れと言われる上様。
どうしても有功とは子が出来ず
また側室をとり、玉栄も側室にする。
玉栄は昔、
将軍の父親になると予言されたことがある
というフラグが立ってます。
世間は男性が減りすぎて
町人たちは女性に家を継がせるようになり
武家も本当は男子がおらず男装させた娘に
継がせるようになっていた。
世の流れが女性が継ぐ世になっていくのに
納得できてない春日局は病に倒れる。
最後は有功に介護され
有功に上様を頼んで亡くなる。
上様は“家光”として女性の姿で表に立ち
こここら男性名の女性将軍の歴史が始まる。
家光の身も心もと欲することに苦しんだ有功は
寝やを共にすることを辞して
大奥総取締となる。
側室のお夏、お玉との間に女児をもうける。
その後は流産続きだった家光は亡くなり
4代将軍は最初の側室との娘がなる。
4代将軍はの父親は亡くなっているため
有功が父親代わりのなる。
控えめな性格で周りに言われたとおりに
していたが、
火事の夜、有功に想いを告げる。
有功は驚き
そして、出家して大奥を去る。
4代家綱は41歳で亡くなるが、
子はおらず、
なんと玉栄の子が5代将軍となる。
ドラマはいくつかのエピを切ってるので、
流れを前後させたりして
分かりやすいようになってました。
放送回数を考えたら
家綱は飛ばすんだろうと思ってはいましたが、
吉宗が読み飛ばしたというのは面白い。
でも有功が大奥を去る大事なエピなので
飛ばして欲しくなかったかな。
大奥という漫画で有功はかなり重要な人
だと思うので。
斉藤由貴の春日局は凄かった。
そして、ドラマと同時期のみんなのうたで
若かりし斉藤由貴が爽やかに切なく歌ってて
さらに凄いなぁと思いました。
有功が上様の命令で打ち掛けを着るシーン、
原作は上様より綺麗だと感嘆の声があがる
のですが、ドラマでは他の男性よりは
似合ってるけど少し滑稽な感じにしてて、
そこを拘ったと言われると
原作ちゃんと読んだのかなと
思ってしまいました。
福士蒼汰くんの時点で、
美人な有功さんではないと思ってたけど。
素振りでフラフラになってても
いや福士くんの体型では
少し無理がありましたし。
あと、ネットで知りましたが
家光の側室になった男性はライダー俳優ばかり
だったみたいですね。
4巻の後半は、
5代綱吉の話に突入してますが、
それはまた次に
ドラマで綱吉の部分が終わったら
書きたいなと思います。