終末のワルキューレ 1〜16巻
原作、梅村真也
作画、アジチカ
構成、フクイタクミ
1000年に一度、
神たちが集まって決める人類存亡会議。
人類の滅亡を決めるも
ワルキューレ・ブリュンヒルデの提案で
ラグナロク（人類vs神の13番勝負）で
決めることになる。
という漫画。
第1戦 呂布奉先vsトール
1〜2巻。
呂布は中国の三国志に出てくる武将で、
トールは北欧の戦神。
呂布、健闘するもトールの勝利。
第2戦 アダムvsゼウス
2〜3巻
アダムは旧約聖書とかに出てくる人で
ゼウスはギリシャ神話の主神。
アダムなんだから当然とはいえ
葉っぱだけです。
神様はどうやら1番強い時の姿のようで
ゼウスがお爺さんなのは、
ずっと進化してるという意味っぽい多分
知らんけど。
ゼウスの勝利。
第3戦 佐々木小次郎vsポセイドン
3〜5巻
日本の剣豪、佐々木小次郎と
ギリシャ神話の海の神ポセイドン。
ポセイドンはゼウスのお兄さん。
佐々木小次郎もずっと修行してて
今が1番タイプなのでお爺ちゃん。
全ての剣豪たちの想いを受けて
佐々木小次郎が勝利。
第4戦 ジャック・ザ・リッパーvsヘラクレス
5〜8巻
イギリスの犯罪者、切り裂きジャックと
ギリシャ神話の半神半人の英雄ヘラクレス。
善の人ヘラクレスと悪の人ジャック。
色々と仕掛けてジャックの勝利。
第5戦 雷電為右衛門vsシヴァ
8〜11巻
日本の最強横綱、雷電為右衛門と
インド神のシヴァ。
シヴァは破壊神でヒンドゥー教の最高神。
どちらも仲間の思いを背負う熱い人（神）。
思いきり戦い尽くしてシヴァの勝ち。
第6戦 釈迦vs零福（毘沙門天含む）
第6戦 釈迦vs零福（毘沙門天含む）
11〜12巻
釈迦は神側で登録されてたのに
人類側で出ると言い出す。
そして相手は何かと犬猿の仲の
七福神の毘沙門天。
どちらも仏教（インド）の神様。
実は七福神は本来1人の神様であり、
それが表紙の零福ちゃんです。
福の神様だったハズの零福は
人々を幸せにしたいと頑張ってたけど
上手くいかず、飄々と人々を幸せにしてる
釈迦（シッダールタ）に嫉妬してます。
でも釈迦は相手にしてません。
釈迦優勢で零福に異変が。
第6戦 釈迦vs波旬（零福の体を乗っ取った）
13〜14巻
零福の身体に
ベルゼブブ（キリスト教の悪魔）が細工して
第六天魔王波旬（仏教の悪魔）が蘇り
釈迦と戦うことに。
零福ちゃんの身体を波旬が全部消化したと
知った釈迦は怒り、零福ちゃんの武器を使い
波旬に勝利。
第7戦 始皇帝vsハデス
14巻〜16巻
中国の始皇帝とギリシャ神話のハデス。
ハデスは冥界の王様。
ゼウスとポセイドンのお兄さん。
王様vs王様。
始皇帝vs冥王ハデスの決着。
始皇帝が勝ちました。
釈迦が人類側に入ったので
補充されたのがハデス。
というかポセイドンの敵討ちに燃えるハデスが
乗り込んできたという感じだったのに
負けてしまいました。
しかしハデスを慕う神たちは多いようで、
えらい怒ってます。
これで人類が4勝3敗でリードしました。
続きがピッコマで読めたら読みます。
次はニコラステラvsベルゼブブみたいです。
出場者は、
最初に出場者全員が分かってます。
なかなか珍しいパターンだと思います。
途中、釈迦が人類側についたり、
毘沙門天が七福神合体して零福になり
最終的には波旬になったり、
神側にハデスが参戦してきたりと
波乱は起きてますけど。
そんなわけで、残ってるのは
神側が
ロキ、アポロン、スサノヲノミコト、
アヌビス、オーディン、ベルゼブブの6人。
人類側が
レニオダス王、ニコラステラ、沖田総司、
ラスプーチン、ノストラダムス、
シモヘイヘ、坂田金時の７人。
1人余るのはどうなるのか。
先に7勝した方が勝ちなら
他にも戦わない人は出てくるのかもですが。
バトル漫画としては大変面白いし、
この神様とこの人が戦ったらどっちが勝つか
というのは10代の頃に妄想として遊んだような
夢のバトルではありますが、
それ故に作者さんの思い描く
このメンバーが少し乖離していたり
思い入れあるキャラが負けると
物言いをつけたくなってしまいがち。
夢のバトルだから作者さんの好みが出てそうな
偏り具合も感じます。
佐々木小次郎がいて沖田総司もいて
雷電為右衛門がいて坂田金時もいるし。
ギリシャ神話といえばの3兄弟
ゼウス、ポセイドン、ハデス揃い踏みだし。
閻魔大王は出ないのか〜とか、
ベルゼブブよりサタンじゃないか〜とか、
釈迦が出るならキリストも〜とか、
安倍晴明が出たら面白そうなのに〜とか、
坂田金時って見ると坂田銀時（銀魂）が
浮かんでしまうんだけど〜とかetc。
それを些末なことと気にせずに
楽しんでしまえば勝ちです。
ツッコミ入れつつ楽しく読んでます。
