税金で買った本 12巻
原作、ずいの
漫画、系山冏
本好きヤンキーくんが図書館でバイトして
疑問を聞きまくる図書館あるある漫画。
高校図書室司書の芦川さんとの絡みが始まる
のかと思いきや、あっさり終了。
芦川さん、ちょっと哀れ。
レシートの芯で作ってリサイクルグッズ。
(主に白井さん作)
こういうのって、
公共施設ではよく見るよねという石平くん。
そんな時に、各窓口のレシートの両端が
もうすぐ無くなるサインのピンク色に!
2階の事務所に取りに行く
おつかいを頼まれる石平くん。
いつも必要最低限(以下)しか渡してくれない
事務員さんに強めに言って多めにもらってきて
というリクエストに張り切る石平くん。
その後、窓口が忙しくなり
次々とレシートが終了になるピンチ。
ギリギリセーフの石平くんは、
たんまりとレシートをせしめてきてました。
(後日事務員さんに石平くんを寄越さないで
欲しいとお願いされる。←怖かったらしい)
結局は公共施設は貧乏という結論。
学校の課題なんかで、
図書館に仕事のインタビューに来る人
というのは結構いるようです。
(小学生から大学生まで)
そして、真剣に丁寧にアポとってくれる人から
突然きてホームページに載ってることしか
聞いてこないような露骨な課題やっつけの人
まで様々。(後者の方が多そうだな図書館)
そんな失礼なアポ無し大学生の帰りを捕まえて
逆インタビューをしまくる石平くん。
(純粋なる興味)
司書に興味ないのに講義とってる大学生に
やめて好きな講義にチカラを注ぐことを
決心させちゃいました。
純粋パワー恐るべし!
あとは
石平くんのニート先輩が図書館に通ってくる話
リクエスト図書を買うための流れと苦労話
最近のオシャレ装丁(折り畳みモノなど)を
どうやってブッカー貼るか問題
石井さんの災難な休日話
となってます。
オマケも石井さんが芦屋さんと高校で出会った
せいで色々と頼まれてしまう苦労話。
なんだか石井さんの災難話多めな12巻でした。
あと ぶっちゃけ話が多くて
言っても大丈夫なの!?と少し心配になる程。
図書館あるあるであり、公務員あるある
“税金なんだから無駄にするな苦情”。
それが結局、色んな厳格化を生んで
融通がきかずに隣町の本屋に売ってる本でも
図書館は気軽に買うことが出来なくて
(買おうとしたら膨大な手続きがあり
少しでも規則に添わないと上からハネられる)
税金払ってるプラス職務怠慢やら内容偏向を
疑われるという やってらんないぜ案件が
発生してしまうというね。
あるあるあるあるー!!!
(我が家は公務員&元公務員一家なので
思い出して心臓ギュッとなったわ)
そういうこと赤裸々に描いてるの凄いです。
今巻も楽しく面白く勉強になりました。
裏表紙可愛い。
帯を外すとこんな感じ。
この帯も、図書館では
外してブッカーするか
外したなら中に貼るか
そのスペースがあるか
考えて決めてるんだと思うと大変ですよね。