崑崙の珠 13〜14巻
漫画、長池とも子
中国幻想怪奇譚シリーズ。
13巻は、
サンキが産まれる時の話を
サンキの伯父さん飛廉目線のお話があります。
飛廉にとって大切な亡くなった兄と
届かぬ想いでお慕いしている義姉の子が
無事に産まれるために
母を欺くために風伯の座を継いだんですね。
なんというか、天界のお話が出てくる度に
飛廉を大事にしないサンキに
腹が立ってしまいます。
飛廉は命懸けでサンキを守ってきたことが
わかります。
そんなわけで天帝の顔が出てきました。
(私が忘れてるだけで、
すでに出てたらすみません。)
見た目は若い福耳の美男だった。
なんとなくお爺ちゃんなイメージだったので
ビックリです。
飛廉は気に入られてるという話が
前にあったはず。
そんなわけで、13巻表紙は飛廉。
14巻の表紙は主人公の鬼張。
こちらは、鬼張の両親が出逢って不倫して
鬼張を宿すお話が入ってます。
鬼張パパ、前半は良い人そうだし
奥さんがアレじゃなぁと思ったけど
本妻が妊娠したら放り出せるのかよ。
そういや鬼張を執拗に苦しめてるのは
異母兄だったわ。
ってことは、
別に切れたわけじゃなかったハズ。
この後にも波乱があるのか。
鬼張母は大変だな。
他は気楽でほのぼのラストなお話でした。
鬼張は他の人たちが幸せになるように助けたり
両想いになる手助けもしてるのに、
鬼張とその周囲の登場人物は
ことごとく両想いとは無縁だな。
一瞬でも両想いな鬼張パパママは
まだ良い方なのかもしれない。