桃源暗鬼 1〜7巻
漫画、漆原侑来
ある日突然、鬼の血を引いていることを
知らされた主人公四季は、
鬼機関の鬼養成学校に入って、
桃太郎機関と戦うことになる。
というお話。
桃太郎側の人達は政府とも組んでいて
正義の名の下に鬼を全滅させたくて、
鬼であれば善人かどうかどころか
子供だろうが赤子だろうがお構いなし
という考えの人が殆ど。
そんな桃太郎たちから身を隠して
怯えながら暮らす善良な鬼たちを守るため
四季は奮闘する。
という善が悪で悪が善というのが醍醐味。
教官の無陀野が四季に、
強くないと意見を聞いても貰えない
というようなことを唱えていたのが
印象的でした。
なんかちょっと革命が起きる時って
こうやって立ち上がるのかなぁと何となく。
主人公の雰囲気や学校やら強い先生やらと
ちょっと呪術廻戦を思い起こしますが、
内容は全然違うかな。
四季くんと桃太郎機関の神門くんが
お互いの正体を知らずに出会って仲良くなり
神門くんは桃太郎には珍しい
鬼でも理由なく殺すのは反対派なんだけど、
鬼を殺すのに手段は選ばない上司が
四季くんのことを誤解させるために
策謀を巡らされまんまとハマってしまう
神門くん。
四季くんは状況を理解できず
誤解を解くことも出来ず、
神門くんと戦わなければいけなくなる。
というとこです。
これはどう決着つけるのか。
どう転んでも神門くんが可哀想すぎる
気がする。