の、ような 1〜3巻
漫画、麻生海
一人暮らしのキナホのところに、
恋人のアキトが連れてきたのは
アキトのいとこのお姉さんの子供たち。
子供たちの両親は事故で亡くなり、
そのお葬式で押し付け合いをする親戚に
我慢できなかったアキトが連れてきたのだ。
キナホは物書きで自宅勤務だし
アキトはほぼ同棲みたいに入り浸ってるようで
こちらに連れてきたわけです。
しかもキナホは怠惰な生活をしてて無愛想でも
真面目で常識人で正義感も強いし情も深いから
連れてきたら受け入れる一択なのを
分かってるアキトは結構狡い。
そして、その狡さを分かっていても
受け入れる一択しかないのにイラッとしつつも
子供たちを受け入れる。
そして、手伝うを盾に本格的に同棲に持ち込む
やっぱり狡いアキト。
さらについでに結婚とまで
言い出しかけてるのは
流石にストップさせるキナホ。
連れてきた子供たちは
中学生で14歳の兄トウマと
5歳の弟ハルヒ。
お兄ちゃんは我慢強く
弟は状況が分かってないからか
泣き喚くこともなく
静かにアキトに着いてきて
キナホのことも深く追求はせず
感謝の言葉を述べ淡々と受け入れる。
そんな4人が家族として生活していくお話。
アキトは連れてきたクセに
生活に関することはキナホにほぼ丸投げです。
(役所への届出とかはしたようだけど)
キナホはちょっと過去に重いものがありそう。
そして、正義感の強さと物書きらしさで
言葉で言い負かす癖があります。
本人もコントロール上手くできなくて
説教してしまったとドッと疲れてること多し。
トウマは歳の離れた兄だから
しっかりしなきゃと思ってて
迷惑かけちゃいけないと思ってて
中学卒業したらお世話になっちゃいけないと
考えてますが、
キナホに
一緒に暮らすのが嫌で仕方なかったら
その時は考えようと言われて
取り敢えず保留にして
でも料理部に入って料理を覚えて
手伝いできるようにとか
キナホに負担が掛からないよう常に考えてる
優しい男前。
ハルヒくんは最強。
素直で良い子で人懐っこくて
なんとなく状況を感じとり
兄と同じように負担かけないよう
頑張ってるけど、
そこは5歳なので。
でも泣き喚くとか駄々こねるとかはない。
自分が可愛い自覚があり、
誰が可愛いかマウントをとってる
同じ組の女の子に、
本気で “ぼくが1ばん かわいい” と
言ってしまえる最強男の子。
思ってる純粋な言葉をポンポン言うが
キナホに嗜められたことは
ちゃんと納得すれば気をつけられる賢い子。
ほんと最強。
こういう漫画を読んだら いつもなら
お兄ちゃんに感情移入しちゃって
弟よ静かにしなさいと思うだろう私が、
ハルヒくんは可愛い最強!!!
とメッチャ癒されてます。
私にとっては晴天の霹靂。
ハルヒ最強!