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紅霞後宮物語 〜小玉伝〜 全14巻 漫画 ネタバレ感想

2024年01月27日 21時34分00秒 | 漫画と本とアニメとドラマとCD
紅霞後宮物語 〜小玉伝〜 全14巻
漫画、栗美あい
原案、雪村花菜
中華浪漫漫画。

読み応えあり、幸せな読後感でした。



女でありながら将軍にまでなった小玉。

小玉はもっと出世するべきだと思っている
彼女の部下だった文林が、
前皇帝の遺言により皇帝になった。

そんな文林の懇願で
小玉は入内し戦場に出る皇后となる。


おおらかで大雑把で明るく前向きで姉御肌で
裏表のない小玉は、
後宮で羨望と嫉妬を集める存在となる。

どんどん後宮妃たちの人気者になる小玉。
(女子校で人気のある男前女子みたいな感じ)



文林は小玉のことが好きだけど、
彼女を出世させたい為に
望んでいない入内をさせた責任から
その体には触れてはいけないと思ってるし、
小玉もそれを当然だと思ってる。

小玉は皇帝である文林のことは愛せないけど
皇帝になる羽目になったのであろう
文林のことを助けたいと思っているので、
皇后でいることが
彼を守る手段だと思ってます。


突然、皇帝になる羽目になった文林は、
とにかく敵が多い。

国が落ち着かないから
近隣国からの突き上げも激しくなっていくし、
色んな策謀や罠を仕掛けられ
皇后と力を合わせて解決していく。


文林を大切に想っているが
男性として愛さないと決めてる小玉ですが、
お酒のせいで一夜を過ごしてしまい
妊娠の可能性が。

武人としてではなく皇后としての役割を
考える小玉。

しかし、他の妃の謀で毒を飲んでしまい
妊娠の可能性がなくなる。

色んな意味でショックを受ける小玉。
しかし、文林は小玉が無事ならそれで良しと
妊娠が流れたことは気にしない。

その気にされなかったことにもショックを受け
ショックを受けた自分にショックという
ややパニックな小玉。

お互いに溝があるのを感じつつ
隣国が攻めてきたため
皇后に軍を出すよう命じる。

文林は、小玉を後世に語り継がれる武勲を
上げさせたくて皇后にしたので、
この進軍は願いが叶う局面なのに、
小玉を送り出すことを一瞬躊躇してしまう。


小玉は敵の奇襲にあい傷口から菌が入り
重体となる。
一刻も早く傷口をえぐる必要があるが
皇后の体は皇帝の命がないと
傷つけることが出来ないため治療できない。

小玉を死なせたくない沈太監
(小玉の元上司で初恋の宦官)は、
皇后を下りて治療するよういうが、
小玉は皇后であることを選ぶ。


皇后が重体のいう報が入った後宮の関心事は
皇太子問題ということに苛立ちつつも
冷静な部分では小玉が死んだ場合の準備を
する文林。

しかし、死んだら会えなくなるという
とても当たり前のことに気づき、
身代わりを置いて小玉の元へ駆けつける。


間一髪で間に合った文林に
小玉は思いの丈をぶつけ
文林も素直になりやっとこさ両思いに。

迷いがなくなり力を取り戻した小玉は、
見事に勝って都に戻ってくる。


思いも通じ合い何もかも上手く行きそう
だったのに、司馬尚書が宮中で謀反を起こし
時を同じく後宮では司馬淑妃が謀反を起こす。

これを鎮火させることが出来た2人。

めでたしめでたし。


最初から相思相愛なのに拗らせてるだけの
2人なので、
ちゃんと相思相愛になってくれて良かった。

もうしばらくラブラブな2人を見たかったな。




この後、少し物語は続き
文林と亡くなった妃の息子で
小玉が母として育てた鴻が皇帝になってて
視察と称して後宮を飛び出し旅をしてます。

そこで盗賊に襲われた時に助けてくれた
康国の女王の姪にあたるイルテと
“女性であっても身を守る術を身につけるべき”
ということで意気投合。
(鴻を女の子と間違えてます)

お互いの身分が分かってビックリ。

そんな恩人を招待したつもりだった鴻だが、
勘違いした(のか丁度良いと思ったのか)
周囲にあれよあれよと事を進められて
彼女は入内してくる。

そこでも母后陛下(小玉)の話で
盛り上がった2人は、
心から夫婦になる誓いをしたのでした。

これで本当に、めでたしめでたし。

小玉にベッタリだった鴻が
ちゃんと愛せる人を見つけれて良かった。


2人の会話で父帝陛下(文林)は亡くなるまで
母后陛下の偉業を残すために懸命であったこと
母后陛下は元気に鴻の剣の師匠も務めてたが
病で亡くなったことがわかります。


あの謀反の後は大きな戦もなく
幸せに過ごせたってことかな。
穏やかな時間を過ごせたみたいで良かった。

鴻の今の年齢の雰囲気を見ると
文林と小玉が亡くなるには少し若すぎる気も
しますが、2人とも死線を何度もくぐり抜け
満身創痍だったんだろうなと思うことに。


どうやら、小説の方では
小玉が入内するまで、
文林が皇帝になるまでのお話や
その後の他の人たちのお話とか
小説が出ているようです。

ちょっと気になる。



           
13巻表紙は、14巻と対になってます。
紙で並べて見たいなぁ。


       










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