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かんかん橋をわたって 全10巻 漫画 ネタバレ感想

2023年12月07日 22時47分00秒 | 漫画と本とアニメとドラマとCD
かんかん橋をわたって 全10巻
漫画、草野誼

嫁姑バトル漫画からの
町の有力姑とのバトル漫画。

川東と川南を繋ぐ“かんかん橋をわたって”
川南から川東に嫁いできた萌さん。

旦那の家族と同居です。

川東と川南で気質が違うゆえの
歪みが出てくるわけですが、
私のイメージでは川東が京都、川南が江戸っ子
という感じ。

なのでお義母さんの影の意地悪
(川東では“おこんじょ”というらしい)に
最初は気づかない嫁の萌さん。

自分が炊いたご飯はパサパサで不評で
お義母さんのご飯の方が良いとなり
お義母さんに炊いてもらうことに。

何度挑戦してもパサパサで不思議だなと
思ってるところに、お義母さんが
萌さんのお茶碗で
しゃもじについたご飯をこそげてるのを
見てしまう。

たまたまかと思ってたけど
どうやら わざとだと気づいてモヤっとする。

そして、ご近所さんからお義母さんが
“川東いちのおこんじょ(意地悪)”と
呼ばれてることを知り、
ご近所さんに いじめられてないか心配される。

そんなある日の夜、
萌が予約セットしておいた炊飯器の前に立つ
お義母さんをみつける。

なんとお義母さんは
炊飯器にタオルを浸して水を抜いていた!

というとこから始まる嫁姑バトルです。


萌さんがすぐに旦那に相談しなかったのは
川南の負けるもんか精神と
優しく賢く何でもできる母と思ってる旦那に
“川東いちのおこんじょ”だと伝えるのを
躊躇ったから。

自分が上手く受け流せれば良いことと
奮闘する萌さんに
萌さんがギリギリ失敗する“おこんじょ”を
仕掛けて落ち込ませ、
ナニクソと立ち直り受け流せるようになったら
レベルを上げて仕掛けてくる。

というのを繰り返して鍛えられてく。


川東には『嫁姑番付』というのがあり、
萌さんは4位です。

お義母さんの“おこんじょ”の対決してるうちに
他の嫁姑番付のお嫁さんたちと知り合って
色んなカタチの嫁姑を見ていく。

そして、川東の旦那たちは『嫁姑番付』は
何故か川南の出来事と勘違いしていて
自分の嫁が姑にイビられてるとは思ってない。

萌が、もう旦那に言ってしまいたいという
絶妙なタイミングで、嫁姑番付に入ってる
何度旦那に訴えても信じてもらえない苦悩を
抱える嫁に出会う。

そのお嫁さんを助けようとしても上手くいかず
旦那に告げる気を削がれる。


こういうのも全部お義母さんが仕組んで
タイミングよく引き合わせてるという凄さ。


お義母さん凄すぎです。


そして、萌さんは
川東の嫁姑問題を操ってるのが
川東で生まれる男子の名付けをしてる
町の有力者“ご新造さま”であると辿り着く。

そんな時に妊娠が判明し“ご新造さま”に
気づかれる。

妊娠のお祝いと
男子が産まれた時の名前の掛軸が届くが
突き返したことにより怒りを買う。
(こうなるのもお義母さんの狙いどおり)


他の町との繋がりが薄い町では
“ご新造さま”に逆らって生活するのは難しい。

病院では最後に回されるし、
薬局など商店ではベビー用品を
売ってもらえない、
優しくしてくれてたご近所さんも
“ご新造さま”には逆らえず萌さんに酷くして
絶望させて喜ぶ。


さらに単身赴任中の旦那が浮気してるように
見せかけられたりする辺りまでは
とんでもないけど あるかもしれないと思える
感じが絶妙だったんですが、
ここから“ご新造さま”が暴走しだして
とんでもないことになっていきます。


何されても屈しない萌さんと
そんな萌さんを支えたいと思う
嫁姑番付の仲間のお嫁さんたち、
上手く萌さんを誘導して“ご新造さま”への
恨みを晴らしたいお義母さんが
上手く絡み合ってホントとんでもないんだけど
なんか辻褄は合ってる気がして
どうなるどうなると読み進めちゃう漫画。

旦那は職場での不自然な事故で怪我をして
そのあと行方不明になり
“ご新造さま”の息のかかった会社で
働いてたことが判明したり、

萌さんが男子を産んだ瞬間、
取り上げたのが“ご新造さま”で
そのまま“ご新造さま”が連れ去り
息子がやってる保護施設に入れられてたり
もう無茶苦茶なんですけどね。


最終的には、
萌さんは仲間たちと、お義母さんは別方向から
“ご新造さま”を切り崩し共闘して打ち破り
萌さんは旦那と息子を取り戻し
お義母さんは“ご新造さま”と旅に出る。
という、ぶっ飛んだラストも
なんか納得でした。


ツッコミポイントは山ほどあるんですが、
意外と中のキャラの誰かが
そのツッコミを入れてくれて
萌さんがそれに筋が通った感じの返答を
してくれるので、
萌さんのお人好しで正義感強すぎなのに
呆れつつも、そういう人なのねと
なんか納得させられてしまう強キャラでした。


とんでもないなと思いつつ面白く読みました。



       











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