死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く
1〜5巻
原作、彩峰舞人
作画、松風水蓮
キャラクター原案、シェラ
ファンタジーもの。
長いタイトルですが、
タイトルだけでは内容がわからない。
とりあえず、
“主人公が死神に育てられた”ことだけは
わかります。
そんな主人公オリビアは、
人間のことは本を読んで勉強しただけで
常識がかなり欠けてます。
そして、死神のゼットに鍛えられてたため
身体能力もズバ抜けてます。
そのゼットが突然消えて
置いてあったのが“漆黒の剣”です。
それを持って何だかはわかんないけど
王国に騎士志願するオリビア。
どこに行けばなれるのか
それを戦争中の帝国相手に聞いてしまい
襲われるもあっさり返り討ち。
ルンルンと首を抱えて王国に行くという
かなり情操教育が足りてなさそうですが、
死んだら美味しいごはんが食べれなくなるのに
と言っていたり
敵意を向けなければ逃したりもするので
誰彼かまわず殺したいわけではないらしい。
そんなわけで、
無事に王国で騎士になり
着々と手柄をあげて
なりあがってるところです。
無邪気で好奇心旺盛で
本で読んだだけのお菓子を食べて
幸せそうにするオリビアは可愛い。
どうやら、
死んだばかりの命というのは
“死神のごはん”になるらしいのですが、
そのために皆んな殺しちゃえとは思ってない
のは少し意外。
ごはんにしていい命と
逃していい命、どこに境界線があるんだろう。
強い敵を倒した後は、ゼットが
喜んでるといいなと思ってたりするし。
彼女を親しく思う仲間も出来てきて
彼女の中で命の重さは変わるのかどうか
そこら辺が気になるところです。
でも、いつまでも無邪気なオリビアで
いて欲しい気もします。
