朝、通勤電車に揺られながら読んでた日経新聞の社会面で、興味をそそられる見出しが目に留まった!

「競馬もうけ1.4億円無申告 6.9億円追徴課税」
競馬でそんな大金をせしめたとなれば、WIN5でも当てたのかと思いきや、まったく予想外の話しだった。
その方、要するに、投資として大量に馬券を買って収益を出していたのだ。記事によると、09年までの3年間で約28億7千万円を馬券購入につぎ込み、約30億円の配当を得て、約1億4千万円をもうけていたとのこと。会社員の身の上でその金額には驚かされるばかりだが、市販の競馬予想ソフトに独自の計算式を入力して購入してたってことだから、その計算式がかなりの優れモノだったということ。つまり、その方個人の資質により、競馬で収益を上げる独自の必勝法を編み出していたということになるわけだ。
問題はその続きで、大阪国税局が税額を決定するに当たって所得を認定する際、配当額から当たり馬券のみの購入費しか必要経費と認めなかったため、外れた馬券の購入費27億4千万円は経費と認められず、約29億円が所得ということになり、その方、約6億9千万円も追徴課税されるハメになってしまった。実際には1億4千万円の黒字が、一転5億5千万円もの赤字になってしまったわけだ。さらに、大阪国税局からの告発を受けた大阪地検から在宅起訴されたというんだから、話しはタダ事ではない。
以上の顛末を聞いて、国税局の所得認定に納得する競馬ファンは、まずいないはず。
競馬はギャンブルなんだから、儲かる時も有れば損する時も有る。自分を含めあらかたの競馬ファンは、収支のうえではたいてい損してるわけで、その方の収支は、賞賛に値する快挙なのだ。それを、儲かった時の金額だけ課税対象にされ、的中馬券分の金額だけが必要経費です!なんて言われた日には、たまったもんじゃない。そんなことがまかり通ったら、競馬で儲けることなど到底無理。アホらしくて、馬券を買う人などいなくなってしまうでしょう。
その方、当然のことながら、大阪国税不服審判所に審査請求してるってことなんで、この話し、さらに続きが有りそうだが、全世界で最も高い天引き率(=25%)といい、どうも、日本にはギャンブルで儲けるなんてけしからん!という風潮がお上に蔓延してるようなので、覆すのは難しいかも。
その方の弁護士の、外れ馬券も必要経費に算入すべきという主張を、全面的に支持する。

「競馬もうけ1.4億円無申告 6.9億円追徴課税」
競馬でそんな大金をせしめたとなれば、WIN5でも当てたのかと思いきや、まったく予想外の話しだった。
その方、要するに、投資として大量に馬券を買って収益を出していたのだ。記事によると、09年までの3年間で約28億7千万円を馬券購入につぎ込み、約30億円の配当を得て、約1億4千万円をもうけていたとのこと。会社員の身の上でその金額には驚かされるばかりだが、市販の競馬予想ソフトに独自の計算式を入力して購入してたってことだから、その計算式がかなりの優れモノだったということ。つまり、その方個人の資質により、競馬で収益を上げる独自の必勝法を編み出していたということになるわけだ。
問題はその続きで、大阪国税局が税額を決定するに当たって所得を認定する際、配当額から当たり馬券のみの購入費しか必要経費と認めなかったため、外れた馬券の購入費27億4千万円は経費と認められず、約29億円が所得ということになり、その方、約6億9千万円も追徴課税されるハメになってしまった。実際には1億4千万円の黒字が、一転5億5千万円もの赤字になってしまったわけだ。さらに、大阪国税局からの告発を受けた大阪地検から在宅起訴されたというんだから、話しはタダ事ではない。
以上の顛末を聞いて、国税局の所得認定に納得する競馬ファンは、まずいないはず。
競馬はギャンブルなんだから、儲かる時も有れば損する時も有る。自分を含めあらかたの競馬ファンは、収支のうえではたいてい損してるわけで、その方の収支は、賞賛に値する快挙なのだ。それを、儲かった時の金額だけ課税対象にされ、的中馬券分の金額だけが必要経費です!なんて言われた日には、たまったもんじゃない。そんなことがまかり通ったら、競馬で儲けることなど到底無理。アホらしくて、馬券を買う人などいなくなってしまうでしょう。
その方、当然のことながら、大阪国税不服審判所に審査請求してるってことなんで、この話し、さらに続きが有りそうだが、全世界で最も高い天引き率(=25%)といい、どうも、日本にはギャンブルで儲けるなんてけしからん!という風潮がお上に蔓延してるようなので、覆すのは難しいかも。
その方の弁護士の、外れ馬券も必要経費に算入すべきという主張を、全面的に支持する。