泣いても笑っても最終戦。今日の試合で、六大学野球秋季リーグ戦の優勝校が決まる。
先週の内に午後半日休暇の届けは出してあった。いざ神宮へ。
慶應義塾の先発は、もちろん今季6勝無敗のエース・高橋佑樹君。その高橋君、今日は初戦に比べて球が高めに浮いてて、序盤からピンチの連続。4回裏、序盤のピンチをしのいだ慶應義塾が、柳町君の1・2塁間初安打の直後、4番・郡司君のレフトへの会心のホームランで2点先制。直後の5回表、今日1番に入った黒岩君のタイムリー・ツーベース、加藤君の高いバウンドのショートゴロの間に3塁ランナー生還で2ー2の同点。その裏、エラーをきっかけに迎えた2アウト満塁のチャンスで、嶋田君が詰まりながらもセンター前に落とし、再び2点勝ち越し。
6回表の2アウト1・3塁のピンチをしのいで、あと3回。7回表は3者凡退で、あと2回。8回表、先頭バッターのなんでもないファーストゴロを太陽の光が目に入った嶋田君が後逸!これをきっかけにこの回犠牲フライで1点を失うが、まだ1点リード。いよいよ最終回、早稲田は打順良く、この日2安打の黒岩君が先頭。その黒岩君、3ー1から投じたストレートをドンピシャのタイミングで弾き返し、センターオーバーのツーベース。バントの構えの次打者の時痛恨のワイルドピッチ。さらにストレートのフォアボールで歩かせたところで、高橋君力尽きる。替わった菊地君、まず浅いレフトフライで1アウトを取るも、その間1塁ランナー盗塁で2塁へ。ここで4番・加藤君に軽々センターにもっていかれ、犠牲フライで同点。次の岸本君のショート右へのライナーに瀬戸西君が飛び付くもグラブを弾かれ、逆転!9回裏、抵抗する術もなく、3者凡退で、ゲームセット。
かくして、慶應義塾46年ぶりの3連覇の夢は、はかなくついえ去ったのだった。
6回以降ノーヒット。小島君以下早稲田の繰り出す投手陣の前に打線沈黙で、勝つには2点リードを守り切るしかない展開になってしまった。どのピッチャーもそこそこ信頼できる早稲田に対し、高橋佑樹君一人に頼らざるを得ない慶應義塾の不安材料が最後の最後に露呈してしまった。直接の敗因は、9回2人目のバッターをフォアボールで歩かせたことだが、ここまで一人でがんばって来た高橋君は責められない。慶應義塾にとって不運だったのは8回表、先頭バッターを打ち取っていながら、失点してしまったこと。あれがなければ、2点差の最終回で、状況は全然違ってたはず。32年前に同じパターンで優勝を逃した時も、最終回ダブルプレーの当たりがサード前で大きくイレギュラーするツーベースとなりそこから逆転サヨナラ負けを喫している。あの時といい今日の試合といい、運にも見放された感じ。
わずかに力及ばず3連覇を逃したが、戦前の予想からしたら、大健闘と言えるでしょう。最終戦の最終回まで優勝の望みをつないだ選手諸君に大拍手!
先週の内に午後半日休暇の届けは出してあった。いざ神宮へ。
慶應義塾の先発は、もちろん今季6勝無敗のエース・高橋佑樹君。その高橋君、今日は初戦に比べて球が高めに浮いてて、序盤からピンチの連続。4回裏、序盤のピンチをしのいだ慶應義塾が、柳町君の1・2塁間初安打の直後、4番・郡司君のレフトへの会心のホームランで2点先制。直後の5回表、今日1番に入った黒岩君のタイムリー・ツーベース、加藤君の高いバウンドのショートゴロの間に3塁ランナー生還で2ー2の同点。その裏、エラーをきっかけに迎えた2アウト満塁のチャンスで、嶋田君が詰まりながらもセンター前に落とし、再び2点勝ち越し。
6回表の2アウト1・3塁のピンチをしのいで、あと3回。7回表は3者凡退で、あと2回。8回表、先頭バッターのなんでもないファーストゴロを太陽の光が目に入った嶋田君が後逸!これをきっかけにこの回犠牲フライで1点を失うが、まだ1点リード。いよいよ最終回、早稲田は打順良く、この日2安打の黒岩君が先頭。その黒岩君、3ー1から投じたストレートをドンピシャのタイミングで弾き返し、センターオーバーのツーベース。バントの構えの次打者の時痛恨のワイルドピッチ。さらにストレートのフォアボールで歩かせたところで、高橋君力尽きる。替わった菊地君、まず浅いレフトフライで1アウトを取るも、その間1塁ランナー盗塁で2塁へ。ここで4番・加藤君に軽々センターにもっていかれ、犠牲フライで同点。次の岸本君のショート右へのライナーに瀬戸西君が飛び付くもグラブを弾かれ、逆転!9回裏、抵抗する術もなく、3者凡退で、ゲームセット。
かくして、慶應義塾46年ぶりの3連覇の夢は、はかなくついえ去ったのだった。
6回以降ノーヒット。小島君以下早稲田の繰り出す投手陣の前に打線沈黙で、勝つには2点リードを守り切るしかない展開になってしまった。どのピッチャーもそこそこ信頼できる早稲田に対し、高橋佑樹君一人に頼らざるを得ない慶應義塾の不安材料が最後の最後に露呈してしまった。直接の敗因は、9回2人目のバッターをフォアボールで歩かせたことだが、ここまで一人でがんばって来た高橋君は責められない。慶應義塾にとって不運だったのは8回表、先頭バッターを打ち取っていながら、失点してしまったこと。あれがなければ、2点差の最終回で、状況は全然違ってたはず。32年前に同じパターンで優勝を逃した時も、最終回ダブルプレーの当たりがサード前で大きくイレギュラーするツーベースとなりそこから逆転サヨナラ負けを喫している。あの時といい今日の試合といい、運にも見放された感じ。
わずかに力及ばず3連覇を逃したが、戦前の予想からしたら、大健闘と言えるでしょう。最終戦の最終回まで優勝の望みをつないだ選手諸君に大拍手!