今年の東京六大学野球春季リーグ戦、コロナの影響で中止になったものと思っていたら、開催時期をお盆の1週間にズラし、各対戦を1試合ずつに絞ることで、開催にこぎ着けた。
今日は、伝統の慶早戦。変則開催のため、いつもなら最終週に組まれるところ、この大会に限り6日目・土曜日に組まれている。試合数が少ないためいつもより割高な特別招待証を購入してありながら、なんと先着3,000人しか入れないとな!というわけで、開門時間に到着となるよう、帰省先の栃木を朝8時に出発し、チケットは無事入手できた。もちろんエールはなし。座った席の番号を控えておくよう要請有り。等々、異例ずくめのリーグ戦となった。
いざプレーボール!早稲田の先発は、エースでキャプテンの早川君。慶應義塾の先発は、おそらくリーグ戦初先発の増居君。戦前の予想通り、序盤戦早川君の前にまったくいい当たりなく、むしろ早稲田が押し気味だった。3回表、嶋田君のピッチャー後ろのボテボテの内野安打をきっかけにつかんだ2アウト3塁のチャンスで、明治戦から1番に抜擢された新美君がレフトスタンドに飛び込む価千金の2ラン!この日初めてまともに飛んだいい当たりで慶應義塾が先制!
6回裏けん制悪送球で招いた1アウト3塁のピンチで、セカンドへの高いバウンドの内野ゴロの間に同点に追い付かれ、続く2アウト1・2塁のピンチで、センターへのクリーンヒット。逆転を覚悟したこの場面で、ホームランを打っている新美君がドンピシャ・ストライクの好返球でタッチアウト!再び流れを引き寄せると、7回表2アウトから代打で登場した藤元君が、なんと当たった瞬間それとわかるレフトオーバーのホームラン!その裏から木澤君を投入し逃げ切りを図るも、最終回フォアボールをきっかけに招いた2アウト2塁で、金子君に三遊間をゴロで抜かれ、痛恨の失点!延長タイブレークに突入。代打に起用された橋本君の右中間3ベースで勝ち越し。その裏、生井君が1アウト満塁のピンチをしのいでゲームセット。
新美君に藤元君さらに橋本君と、去年までの主力とは違うメンバーがヒーローになっているのはいい流れだし、今年から采配を振るっている堀井監督が、彼らの活躍を引き出している印象。これで、明日の法政戦が優勝をかけた大一番になった。昨年秋から連覇なるか?