安倍首相の進退にかかわる「決定的証拠」!
2017年10月07日 半歩前へ
「私はね、もし働きかけていたのなら、私、責任取りますよ。当たり前じゃないですか」―。3月13日の国会質疑で社民党の福島瑞穂に加計疑惑を追及された際、安倍首相はそう言った。 (敬称略)
加計学園に働きかけていたら、責任をとって首相を辞めると宣言した。お望み通り、進退にかかわる「決定的証拠」が飛び出した。ことし5月17日の朝日新聞が一面トップで、加計学園が国家戦略特区に獣医学部を新設したのは「総理の意向」だとの文科省資料の存在をスクープした!
加計学園は、「腹心の友」と呼ぶ加計孝太郎が理事長を務める学校法人。加計学園が運営する岡山理科大学は、愛媛県今治市で獣医学部の新設を要望。だが、文科省は獣医学部の新設を認めておらず、加計学園は過去15回申請しすべてはねつけられた。
ところが、安倍が首相に返り咲いた後、安倍自身が議長をつとめる政府の国家戦略特区諮問会議が新設を認める方針を決めた。ただし、なぜか「1校限り」とし、加計学園系列の岡山理科大学だけが認められた。
安倍は「腹心の友」である加計孝太郎のために特例を打ち出した、とみられている。この結果、岡山理科大学には約37億円の市有地を無償譲渡。さらに愛媛県と今治市が計96億円の助成を決めた。こんな夢のような話が実際にあったのである。
そして、文科省が作成した複数の内部文書には、こう書かれていた。「(愛媛県)今治市の区域指定時より「最短距離で規制改革」を前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、これは総理のご意向だと聞いている」
「平成30年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい。成田市ほど時間はかけられない。これは官邸の最高レベルが言っていること」
「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」―。つまり安倍晋三が文科省などの中央省庁に口利きをしたと認めているのだ。
「官邸の最高レベル」に優る口利きなどどこにもない。首相に口利きされたら断れない。せかされたら無理して早く実行するほかない。
韓国の朴槿恵大統領(当時)と親友の崔順実は、利益誘導だった。安倍晋三と腹心の友の加計孝太郎も利益誘導ではないのか?韓国のトップは逮捕された。 日本のトップはどうなるのだろうか?