これは「改革」だから仕方ないんです…??日本の話
この人の言う「国民の痛みを伴う改革」のなかには、「自分たち財界の痛み」は入ってへんよな…↓
経団連会長「国民の痛み伴う改革を」(NHK:10月23日)
経団連の榊原会長は23日の記者会見で、衆議院選挙の結果について、安定的な政権基盤が維持されたとして、歓迎する意向を示すとともに、今後、財政再建に向けた消費税率の引き上げや社会保障制度の改革などを求める考えを示しました。
この中で榊原会長は衆議院選挙の結果について「安定的な政権基盤が維持、強化されたということは、政策の継続や着実な実行に資するものだ」と述べ、歓迎する意向を示しました。そのうえで、榊原会長は「国民の痛みを伴う思い切った改革は、安定的な政権基盤がないとできない。消費税は増税しないと財政を再建できないので、勇気を持ってやって頂きたい」と述べ、消費税率の引き上げや社会保障制度の改革などを求めました。…
それにしても、「改革」という枕詞をつけると、それだけで
「改革だから仕方ないか…」なんて諦めムードを漂わせることができるとでも思ってんのかな、この人…
「改革」という言葉には、「今よりもよくする(≒改善する)」という意味が当然に含まれてるので、
「国民に痛みを感じさせること」をなぜに「改革」の名で語ることができるんか…って話やと思うで
ちなみに、でんでん自民かて「働き方改革」という言葉を使ってるけどその中身は
「なんぼ働いても残業代なんか出ません」という制度を導入する…というもんで
そんなべらぼうな制度を導入することが、なぜに働き方「改革」となるのか、僕は前から狐につままれた気分になってるんです
(こんな制度をつくるのは、「働かせ方改悪」でしかないがな…)
世の中、「改革」と称せば、その(酷い)中身をロンダリングできる…という政治手法がまかり通ってますけど
そんな「改革詐欺」には騙されないでくださいませ
「改革」という言葉を多用するヤツにはロクなのがいない、
そんなヤツは詐欺師や…と思っても外れることはないでしょう
※何度でも書く、「消費税と法人税の関係」…
消費税ってそもそも社会保障の財源じゃないんです 法人税減税の穴埋めなんです←安倍政権を支持したと言うことは、消費税は10%ですね(今回の選挙の自民党の公約ですからね)。1%の為に99%が犠牲になる社会の完成ですね。
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mzponta/20171023/20171023224414.jpg
(ひとさまのtweetより)
このグラフを見てもろたら一目瞭然ですけど、
消費税が導入されて以来の「消費税収」と「法人税減税相当分」はほぼイコールの関係になってましてね、
消費税導入の目的が「将来増大する社会保障費を手当てするため」ではなくて
「法人税減税による税収減を穴埋めするため」だった…ということなんですわ
(そやから、消費税を何度増税しても、それほどの財源が出てこないのよ…)
だから財界は、一貫して消費増税を支持してるわけですが
自らが潤う「法人税減税」という果実を手にしながら、
そのために庶民に痛みを振り向けることには知らん振り…を通り越して「国民の痛み伴う改革を」と政権に求めてるのは、
もう、彼ら財界が反社会的集団である…と言っても過言ではないと、僕は思います
なぜなら…
『経団連会長「痛み伴う改革を」』 いいねえ。まずは経団連会長のような富裕層に対する増税から始めようか。
あと法人税の増税な。痛みを伴う改革ならまず自分から痛い目に遭おうな。
(ひとさまのtweetより)
自分が痛みを感じるのは御免だけど、他者にその痛みを振り向けるのは賛成…というのは、反社会的態度としか言えないからです
ちなみに、現在の日本の財界状況は…と考えると…
痛みを要求する前に、経団連として自分たちがやらなければならないことが山ほどあるように思えるがねえ。誰かに痛みを要求する資格あるのかね?東芝、東電、日産、神戸製鋼、富士フィルム……最近大不祥事を起こしたこれらの会社みんな経団連参加企業だが、どこもまともな経営責任取れてないではないか
いつまで経っても決算出せない会社、際限なく税金を投入してもらっている大公害を引き起こしている会社、コストカットと言って絶対に必要な人をカットしそこがバレて謝った後も無視して続けている会社、子会社の不正会計認識しながら社債発行するような会社……他人に痛みを要求できる資格、あるかね?
(ひとさまのtweetより)
やはり、「反社会的行為」のオンパレード…でありまして
もはや、経団連は「反社会的団体」認定をしてもよい程度に壊れてる…と言えるでしょう
(う〜ん、これぞまさしく「クール・ジャパン」=寒いぞ、日本…)
Permalink | コメント(2)
コメントを書く
http://www.hatena.ne.jp/images/guest_icon.gif松任谷豊 あのひと(経団連会長)の口癖のようですけど、そもそも国の政治というのは、国民がより良い暮らしができるように導くものであって、国民からお金を巻き上げて生活できなくするものではないのですけど、あのひとは自分の利益しか考えていない代表ですから、政治について語ったり介入すべき立場ではないのではないかと思います。
さらにいえば、一時期問題となった消費税の戻し税も税率上がれば当然増えるわけで、大々的に輸出している企業に庶民のお金が移動することになる。
そもそも、財政再建を言うなら他の税率を当然上げないといけないし、ダダ漏れのような放漫予算もやめる必要があるでしょう。首相の外遊だってもっと減らすべきですし、意味不明の企業への補助金もやめなきゃといろいろやらなければならない事が目白押しのような気がします(政党や議員への企業献金にも税をかけても良いような気もしますしね)
http://www.hatena.ne.jp/users/mz/mzponta/profile_s.gifmzponta 現在の経団連会長は、民主党政権時代に冷え込んだ自民党と財界の関係を修復すべく、安倍に近い人が選ばれただけ…で、過去の経団連会長と比較すると、思いっきり「小物」なんですね。(ちなみに、出身企業が東レなんですけど、東レのトップが経団連会長…という人選は本来はありえないものです)
だから、口を開けば安倍自民に対するベンチャラしか出てこないのも当然…なんですけど、ここまで露骨なのは不愉快極まりないですわ。