2012/12/3 日本農業新聞 第1面下段コラム[四季]
国益についての記述
(抜粋)
TPP関連の公約では多くの党が「国益」をうたっている。だが何が国益なのか、肝心のところがよくわからない。国益で思い出す小説の一場面がある。個人が国家のシステムに組み込まれていく恐怖を描いた伊坂幸太郎の『モダンタイムス』
作中、主人公たちが交わすやりとり。政治は理念で動くんじゃないのか、という問いかけに、「結局は、利益なんだよ。自国の利益、国益。しかも、国益ってのはな、正しくいえば、その国の偉い奴の利益だ。」
そう考えれば政府・与党が国民不在でTPPに突き進むのもよく分かる。国家の岐路、TPP公約の真贋を見抜こう。
英国ジャーナリスト、クロード・コバーンが残した皮肉たっぷりの言葉を最後に。
「公式に否定されるまでは、何も信じるな」
(終了)
公式に否定したことが公式に取り下げられる?事もあるのは報道のせいかわからないが、公約としていくらいい言葉を連ねられたりしても、結局国会審議で国民の思いと変わる決定をされたりするから、やはり正式に決定しないものは信じることは出来ないと言うことなのか。
選挙で勝つための「方便」もあるだろうが、出来もしない大風呂敷を広げて背負えない事が過去にいくつもあったはずだ。出来もしない事を言って貴重な一票を入れさせるのは「詐欺罪」に等しいのではないかと常々思うのです。
しかし、国益の究極は「その国の偉い奴の利益だ。」とは、なるほどそうだったのかという思いです。
国益についての記述
(抜粋)
TPP関連の公約では多くの党が「国益」をうたっている。だが何が国益なのか、肝心のところがよくわからない。国益で思い出す小説の一場面がある。個人が国家のシステムに組み込まれていく恐怖を描いた伊坂幸太郎の『モダンタイムス』
作中、主人公たちが交わすやりとり。政治は理念で動くんじゃないのか、という問いかけに、「結局は、利益なんだよ。自国の利益、国益。しかも、国益ってのはな、正しくいえば、その国の偉い奴の利益だ。」
そう考えれば政府・与党が国民不在でTPPに突き進むのもよく分かる。国家の岐路、TPP公約の真贋を見抜こう。
英国ジャーナリスト、クロード・コバーンが残した皮肉たっぷりの言葉を最後に。
「公式に否定されるまでは、何も信じるな」
(終了)
公式に否定したことが公式に取り下げられる?事もあるのは報道のせいかわからないが、公約としていくらいい言葉を連ねられたりしても、結局国会審議で国民の思いと変わる決定をされたりするから、やはり正式に決定しないものは信じることは出来ないと言うことなのか。
選挙で勝つための「方便」もあるだろうが、出来もしない大風呂敷を広げて背負えない事が過去にいくつもあったはずだ。出来もしない事を言って貴重な一票を入れさせるのは「詐欺罪」に等しいのではないかと常々思うのです。
しかし、国益の究極は「その国の偉い奴の利益だ。」とは、なるほどそうだったのかという思いです。
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